Metal Gear Fate/ Grand Order   作:daaaper

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か、書けたぜ……そして残弾が無いぜぇ……!
もっとも皆さんから感想を頂けているので今週中には次話を上げられそうです。

頑張る……ガンバル٩( ᐛ )و



邪竜百年戦争オルレアン:9

時代違いではあれど、今この場では場違いではない4WDの軍用車がフランスを疾走する。

それを操るのは傭兵である眼帯の男と、フランス国王ルイ16世の王妃。

双方ともにサーヴァントとして現界した存在だが、同時にボルドーを襲おうとする復活した(とされる)ジャンヌ・ダルクから避難する住民のために時間稼ぎをするために、街から北部にある……有名なブドウ畑の方へ向かっていた。

 

「っこいつはロマンの言っていた通りだな」

 

「そうね、私でも感じられるわ」

 

車を飛ばし、出来るだけ街から離れた……が、それでも5km程度だろう。

そしてカルデアからの連絡から10分が経ち、“サーヴァントを超える超極大な生命反応”が戦いの素人であるマリー・アントワネットですら感じられていた。そして直接その姿が車の進む先の空に見えていた。

 

「……見たことないやつだな」

 

「まあ、随分と大きいわね!」

 

《この反応からして幻想種だとは思ってたけど……!!》

 

幻想種:

本来、伝説や神話において登場し文字通り幻想の中にのみ生きるモノ。故に使役はおろか目撃することは不可能に近い。だが人理が焼却されたいま、この世界の裏側にしかいないはずの幻想種が出てくるのは難しくない。そして幻想種を使役することが可能な力を持つものが聖杯を使い、それらを使役するのも不可能ではない

 

 

それがたとえ

 

 

《だからってドラゴンはないでしょう!?》

 

 

グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

と、大気を揺るわす怒声とも叫び声とも違う音が響く。

その音を合図にスネークはハンドルを切り、車を停め、その音を発する元凶がいる空を見上げる。

見上げた先にある極大な黒い影の背中には一度見た黒い聖女が居た。

 

「アラ?こんな所にいたのですか、私たちの邪魔でもするつもりで?」

 

「邪魔も何もお前が勝手に来ただけだろう、むしろ出迎えだ」

 

いまだ車に乗りながらジャンヌ・オルタの声に返事をするスネーク。

その後ろでマリー・アントワネットもジャンヌに声をかける。

 

「あら、彼女がもう1人のジャンヌ?」

 

「……どなた様かしら」

 

「ふふ、私はマリー・アントワネット!もう1人のあなたのオトモダチよ、ジャンヌ・ダルク」

 

「あの汚わらしい私とトモダチ……だから何です、私を止めに来たとでも?」

 

「……いいえ、あなたを止めることはわたしには出来ないわ」

 

「ハッ、でしょうね。どうせあの女ともただお互いに慣れあっただけでしょう。

所詮ただの田舎娘と嫁いだ箱入り娘、そして周りに裏切られて最後には殺された同じ運命、違うかしら」

 

「そうね……けれど、単なる女じゃなくってよ」

 

「そう・・・じゃあ死になさい」

 

その瞬間、後部座席に乗っていたマリーの後ろから、首筋に向かって大ぶりな剣が振り下ろされる——

 

「わけないだろう」

 

「!」

 

——代わりに後部座席の後ろにある外装が突如開き、一斉に火を吹いた

 

剣を振り下ろそうとしていた人影は間一髪、車を蹴ることでその場から回避した

 

同時にスネークは足元に置いたM16の単射で3発避けた人影に撃つ

 

だが上空から飛んで来た別の影がその弾丸を弾き飛ばした

 

「大丈夫か」

 

「問題はないわ……けど」

 

「けど何だ」

 

「……ビックリするから、今度から事前に教えてくれると嬉しいのだけれど」

 

「それだと敵も欺けないからな、まあ諦めてくれ」

 

そう言いながら銃を構え車から降り、車両後部から突如展開された対空銃座6丁の様子を見つつ敵を伺う。

敵の数は後方から奇襲して来たのと上からいま落ちて来たので2体、そして上のデカいドラゴンにその背中乗っているジャンヌの計4体。奇襲を仕掛けた方は大きめな剣を持ち、もう一方は黒い騎士という表現そのままの格好をしている、だが一番の脅威はデカいドラゴンで間違い無いだろう。

 

「さて、早速戦闘だが王妃様、戦いたい相手はいるか?」

 

「そうね、ならいま襲って来た彼ね」

 

「ほう、まさか要望があるとは思わなかったが……知り合いか?」

 

「あなたの様に博識ならこう言ってもご存知かしら、わたしが靴を踏んでしまった人よ?」

 

「・・・何とも縁があるもんだな」

 

「そうね、それは向こうも同じじゃないかしら」

 

「なら俺は黒騎士とあのドラゴンの相手をする。生憎余裕も無いからな、出来るだけ援護もするが倒すのは任せるぞ」

 

「援護していただけるだけ十分よ、むしろ大丈夫なの?」

 

「あくまで時間稼ぎだからな、むしろあの男の相手を頼んだぞ」

 

その言葉にニコッと微笑み、それで返事をするマリー・アントワネット。

一方でその顔を一瞥した後、M16を背中に回しハンドガンとナイフを取り出すスネーク。

 

「ああ、まさかこの様にして君に会えるなんて……!」

 

「……あいつの相手はお前に任せる、どうもやってられん」

 

「ふふ良いのよ、けど加わりたかったら良いのよ?」

 

「ARrrrrr……」

 

「バーサーカーの相手の方がマシだ」

 

「ハッ!わざわざあなた達と戦う理由は無いのよ!やりなさいファヴニール!」

 

だが地上にいるサーヴァントを一切無視するジャンヌ・ダルクのその言葉に呼応する様に、

 

再び雄叫びをあげたドラゴン……ファヴニールは口をスネーク達に向けながら大きく開けた

 

《ファヴニール!?それってっいうか高魔力反応!!》

 

「だろうな!」

 

「けどこのまま向こうの味方も巻き込んでしまうわよ?」

 

「御構いなしなんだろ」

 

ファヴニールの口元から大きな赤い炎が湧き、それが地上にいる者たちめがけて向けられた

 

「……それで、この後はどうなっちゃうのかしら?」

 

「あなたたちはここで消し炭になる、それだけよ!」

 

勝った!と言わんばかりの決めポーズを向けるジャンヌ・ダルク

 

返事に対して首を傾けたままのマリー・アントワネットは隣の傭兵に顔を向ける

 

その傭兵も返事はわかりきってると言わんばかりにため息を吐きながら首を横に振る

 

 

それは諦めのため息

 

 

「けどそれじゃダメなのニャ」

 

 

——な訳が無く

 

 

 

空にいるファヴニールの真上

 

目と鼻の先にある太陽の真上に丸い影がぶら下がっていた

 

「空中投下ですニャ!」

 

丸い影はファヴニールの真上から落下し

 

 

炸裂した

 

 

「!?」

 

 

それは誰の驚きだろうか

 

独特な高周波が炸裂した場から発せられ

 

ドラゴンの雄叫びよりもはるかに不快な音が辺りの空間に響き渡る

 

地上にいるサーヴァントたちは耳を抑え下を向く

 

最も近くで聞いた巨大なドラゴンはその巨体をくねら急激に地面へ落下していく

 

その巨体からゆっくり落ちているように見えるが、その速度は見た目以上であり

 

わずか数秒で地面に激突する

 

「よくやった」

 

だが地上にいるサーヴァントの中で唯一こうなることを予想していた傭兵は

 

巨体が落ちていく間に黒騎士に音なく接近した

 

 

この騎士の真名からして本来は一瞬の隙も見せることは無い

 

だがバーサーカーであること、

 

使われた兵器が屈強なハンターですら耳鳴りを起こすものだったこと、

 

それが予期せぬタイミングで使われたこと、

 

これらの条件が合わさり、敵から視線を外すという隙を晒した

 

そしてそれがこの黒騎士にとって致命となった

 

 

 

音も立てず

 

見ることもできず

 

感知することもできなければ

 

それは存在しないに等しい

 

 

 

黒騎士は背後から拘束され頭頂部を軽く抑えられながらやや上を見上げる

 

そうして開いた頸部にナイフが刺さる

 

左から右へ引き裂かれる

 

そのまま優しく背後へ倒され仰向けになる

 

もうすでにこの騎士は動くことが出来なかった

 

「……r…………thr……」

 

「悪いな」

 

そう言ってハンドガンを取り出したスネークによって仰向けになった黒騎士は

 

甲冑が空いている部分からハンドガンを3発、霊核がある部分へ向けて放たれた

 

パンッパンッパンッと乾いた音が続く

 

そうして黒騎士は淡い光となって消えっていった

 

魔術と縁のない傭兵でもサーヴァントとなったせいか、直感的に目の前の敵が座に帰ったことがわかった

 

そこに巨大な物体が落下したことによって地面が揺れる

 

数瞬を置いて風と粉塵が舞い上がり地面を這うようにして一気に広がる

 

このタイミングで続けてフランス革命を見届けた男へ接近しようと試みる

 

だが向こうから先に近づいて来ていた

 

「流石にバレるか」

 

「こっちもタダでやられる訳にいかないんだ」

 

相手が処刑刀を構えスネークに迫る

 

後ろに退避せず姿勢を低くし懐に潜る

 

間合いを詰められると悟り歩みを遅める相手

 

だが、かの騎士王からも初見殺しと言わせたのがスネークだ

 

剣や槍の間合いを維持することが出来なければCQCの間合いに入られる

 

ただ歩みを遅めただけでタイミングをズラせることは無い

 

「エーイッ!」

 

「ッ!」

 

そこに魔力の塊が相手にぶつかった

 

大したダメージでは無さそうだが、それでも直撃したようで驚き大きく距離をとった

 

「大丈夫、邪魔じゃ無かったかしら?」

 

「むしろ助かる、あとの相手は頼んだぞ」

 

「ええ、貴方はあの大きいドラゴンをお願いします」

 

「任された」

 

大きなドラゴン……ファヴニールが墜落したのは今いる場所から200mほど先に落下している

 

一旦車に寄った後、その落下地点に向かった

 

その時、背後では何やら王妃と処刑人との間でやり取りがあるようだったが、今は気にせず目の前にいるドラゴンの撃退に思考を集中させていた……そのついでにあの空っぽの馬鹿女をどうしたものかと考えながら。

 

 

 

 

 

♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢

 

 

 

 

 

「・・・ッイッタ!?一体なにが起きたのよ……」

 

ザクザクザクザクザク

 

「?なんの音よ……」

 

ザクザクザクザクザク

 

「……待って、なんでファヴニールが落ちてるのよ!?」

 

「ニャ?音爆弾はそういうもんだニャ?」

 

「爆弾って・・・ハッ?」

 

「ニャッ?」

 

一方、ファヴニール墜落現場ではなんとも奇妙なというか随分とノンキな雰囲気が流れていた。

 

 

そも、ファヴニールとそれに乗っていたジャンヌがどのような経緯を経て状況に陥っているかというと、まずスネーク達が停車する前の走行中の車から飛び出したトレニャーはスネークから“借りた”改造済みの空中機雷をファヴニールの鼻先付近で設置。そのあとテキトーなタイミングでブーメランをフルトンに当てて吊り下げてあった物……音爆弾を落とし炸裂させた。

 

空中機雷とは対ヘリコプター用の携行兵器で、風船のようなフルトンと呼ばれるものに接触することで炸裂する爆弾を吊るしたもの。改造版は吊るす爆弾が外され、換装が可能になっている、それがたとえよくわからない袋で出来たものでも、確実に空中に吊り上げられる。

 

そして吊り下げた音爆弾はどれほどの代物かというと、一般人が目覚まし時計代わりに使ったら泡を吹いて半日気絶したとか、その音圧は砂漠の地面に波紋を作り上げるとか、屈強なハンターですら気を抜いていると耳鳴りがするという。逆にハンターは気構えていれば耳鳴りも起こさないし、そもそも鼓膜も破れないという。ハンタースゲー。

 

そんなびっくりドッキリ兵器の効果は見ての通り、空中に飛んでいたドラゴンを一時的に行動不能にさせることで落とし、その炸裂地点の近くにいたジャンヌを失神させドラゴンから放り出され、地上にいるサーヴァントですら耳を抑えた。ハンタースゲー。

 

 

話を戻して現在、トレニャーは落下したファヴニールに乗り『なんか採取できる場所ないかニャー』と考えながらせっせと鱗を採ったり掘ったり設置したりしていた。そこにサーヴァントだからなのか結構早くジャンヌが目を覚ましたところである、説明終わり。

 

「・・・なんだってこんな所に猫が……?」

 

「オイラはトレニャー!」

 

「・・・・・・」

 

「……ニャ?お姉さんどうしたニャ?」

 

「な、なっ、」

 

「?」

 

「なんでネコが喋るのよ!?」

 

「ニャ!オイラはネコじゃあ無いニャッ!!」

 

「喋るネコがいる訳無いでしょう!?」

 

「だからネコじゃ無いんだニャァ!!」

 

「普通のネコがファヴニールの上に乗っかってる訳がないでしょう!?」

 

「じゃあオミャーさんも普通じゃないニャー!?」

 

「そ、それは……!」

 

 

「まあそいつは空っぽだからな、あの白い方も結構普通じゃないんだろうが」

 

 

その言葉にハッとし、そして別の方向から聞こえて来た声に反応する。

すぐに落とした旗を手に持ち、ネコからも声が聞こえて来た方からも距離を取るため倒れているファヴニールに飛び移る。

 

「……やっぱりあなたでしたか、ここまで仕出かしてくれたのは」

 

「半分はな、もう半分はトレニャーだ」

 

「ニャニャー」

 

「それで何ですか?私をこの場で殺すと?」

 

何事もなかったように、竜の魔女としてこのフランスを蹂躙している者として敵に話しかける——

 

「いや、なに平然を装ってるんだ?お前トレニャーの言葉に動揺してただろうに」

 

「っどうよなんてっ知ってません」

 

「…………そうか」

 

なんてことは出来なかった。

心の中ではキョドリながらも、表情には一切出さないように努めるジャンヌ・ダルク。

確かに表情には出さなかった……がアクセントとか文字とかで簡単にバレる、しかも表情は凛として何事も無かった様な普通の顔をしているのだ、大変シュールである。これにはスネークも流石に流した。

 

「……それで、あの街をそのドラゴンで焼こうっていうのか?」

 

「ええ、そのつもりでした」

 

「つもりでした?」

 

「そうです目的が変わりました、いま、ここで、あなたを殺します。ファヴニール!」

 

倒れていたファヴニールが再び起き上がり始めた。

それも、先ほどまでは感じられなかった怒気の様なものがファヴニールから感じられた。

 

「……一応聞くが、こいつはお前が召喚したのか?」

 

「そうよ、いまさら怖気付いた訳じゃないでしょ?」

 

「ならお前が“竜の魔女”と呼ばれているとおり、こいつはお前が使役しているデカい竜なんだな?」

 

「そうと言ってるじゃない」

 

完全に立ち上がり復活したファヴニールをその足元で見上げながら頷くスネーク。

その隣にはちゃっかりとトレニャーもいる。

 

「……なら討伐対象だな」

 

「・・・ハァ?」

 

「トレニャー、行ってくる」

 

「じゃあオイラ逃げるニャー!」

 

「ハァ!?」

 

そんなジャンヌ・オルタの驚く声など無視してトレニャーは地面に潜ってどこかに行ってしまった。

 

その一方でスネークは銃を構えファヴニールの頭に標準を合わせる。

 

「・・・ハッ!そんな豆鉄砲を構えたところで潰されるだけよ!!」

 

「そいつはどうだかな…………やれるならやってみろ、小娘」

 

「ッ踏み倒してしまいなさいファヴニール!!」

 

 

グアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

主人の言葉に了承したらしい巨大な邪竜は

 

足元にいるヒトに向かって自身の前足を掲げる

 

重量があるものが相応の高さから落ちてくればそれだけでエネルギーは膨大になる

 

それこそヒトを潰す程度ならこのドラゴンからすれば簡単なことだろう

 

掲げたところから力や魔力を込め

 

さらに竜の魔女によって強化された前足は振り下ろされた

 

未だに動くことのない的の頭に向けて

 

何も考えることなく

 

考える必要もなく

 

当然のように直撃した

 

それによって先ほど空から落下したほどではないが砂埃が舞い上がる

 

 

「・・・ふん、大したことないじゃない」

 

 

砂埃によって地面は未だに見えない、だがこれでサーヴァントとはいえタダで済んでいるはずが無い。

自分が仮にファヴニールに踏みつけられたとしたら無事でいる自信はまず無い、それに今は自分とファヴニール自身もがバフを掛け振り下ろしたのだ、即死していてもおかしくない。

それに、真名看破は効かなかったが彼が持つ武器から20世紀の英霊であることはわかっていた。なぜ20世紀の人間が英霊になっているのかと一瞬気にはなったこともあったが、それ以上に今は騎士王やアイルランドの大英雄である光の神子ならまだしも、例のマスター(藤丸 立香)とほぼ同じ年代の人間であることに安心していた。絶対に踏み潰されて無事で済むようなスキルなど持ってるはずがないからだ。

 

「……さて、バーサーク・アサシンの方は——」

 

と、竜の魔女は思っていた。

だが自分が召喚したサーヴァントの様子を見よう視線を動かしたとした時、彼女は気付いた。

だんだんと砂埃が晴れてファヴニールの足の根元が見え始めてようやく気づけた。

 

 

ファヴニールの足が振り下ろされていない

 

 

いや、正しくは振り下ろし“切れてない”のだ

 

前足の根元の様子からして、地面に足が付いているにしては角度がついているのだ

 

同時に彼女へ違和感が流れ込む

 

「な、なんでファヴニールが困惑してるのよ……?」

 

竜の魔女である彼女は竜を使役できる

 

そして竜の感情や状態の変化にも敏感に対応できる

 

故にファヴニールが何かに困惑していることに気付いた

 

「なっどうしたのよ、あの男ならあなたが潰した——!?」

 

と言い切る前に彼女の体が揺れた

 

いや、ファヴニールの体が動いていた

 

「ッファヴニールッ!!」

 

体が揺れた瞬間、嫌な予感が走りすぐに行動に移す

 

ファヴニールに再びバフをかけさらに令呪も使い筋力までも強化する

 

だが揺れはさらに大きくなりファヴニールの困惑も増していく

 

 

そして遂に予想していなかったことが起きてしまう

 

 

 

「ハイダラアアアアアアアァァァァァァ ァ ァ ァ ァ ァ!!!!!」

 

 

 

地面から意味不明の声が聞こえた直後

 

 

ジャンヌ・オルタが乗っていた邪竜は

 

 

その前足が持ち上げられ体を真横に倒された

 

 

 

 

「……デカい化物(モンスター)相手は俺も心得がある、少しは本気を出したらどうだ」

 

 





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