恋姫バサラ 蜀編 大陸に呼ばれし老鬼と御遣い   作:双龍

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幕間にしようと思いましたがもう少し進めてからいれることにしました、それでは9話をお楽しみ下さい。


9話

義弘が宗茂と話していると公孫賛が話に入ってきた。

 

「星から聞いていたが義弘殿は強いな、どうだろう宗茂殿と一緒に客将としてここにいないか?」

「そうじゃな行くあてもないし、先を見たい若もんにも会えたしの、公孫賛どんよろしく頼む」

「そうか、よかった義弘殿私の真名は白蓮だ、こちらこそよろしく頼む」

 

義弘と白蓮は再度硬い握手をした、その日から義弘は公孫賛軍の客将として迎えられた、そして義弘が公孫賛軍に身をおいて一月がたった、その間に義弘はこちらの世界の言葉を理解し字も書けるようになっていた、そしてその日の朝白蓮は義弘を玉座の間に呼び出した、そこには一刀たちや宗茂の姿もあった。

 

「おお義弘殿、さあ義弘殿も来たことだし緊急の軍義を始める、義弘殿が最初に立ち寄られた村が攻撃を受けている」

 

白蓮が村が攻められたと話すと皆の顔つきが変わった。

 

「何と、あん村が襲われとるのか、白蓮どん攻めてる賊の数はどれくらいね?」

「伝令の話によれば5千だそうだ」

 

白蓮が賊の数を言う、すると最初に口を開いたのは義弘だった。

 

「白蓮どんおいに行かせてくれんねあの村には世話になったもんもおる、だから頼む」

「そうだな義弘殿頼む、後はそうだな愛紗と一刀一緒に行ってくれ兵は八千連れていってくれ、桃香と鈴々と星と宗茂殿は本城で私と待機だ」

「いや、白蓮どん三千じゃ、それだけおれば十分、後はおいたちが何とかする」

「な!?義弘殿相手よりも多くのへいを集めるのは兵法の基本だぞ三千じゃ足りないだろ」

「いや、大丈夫だよ、三千で」

 

義弘の後からその声は聞こえて来た、義弘は後を振り返った。

 

「何と!?おまはんは慶次どんじゃなかね」

 

そこにいたのは友の前田慶次の姿だった。

 

「よっ、島津のじっちゃん、じっちゃんもこの世界に来てたんだな」

「島津殿、前田殿はその村から援軍の要請をしに来たのです」

 

宗茂が言うと劉備が口を挟んだ。

 

「あの~義弘さんこの方はどなたですか?」

「俺かい?俺は天下御免の傾奇者、前田慶次!よろしくな」

 

慶次は劉備に手を差し出し劉備と握手をして劉備たちは自己紹介をすませた。

 

「いや~まさかあんたがあの劉備さんとは思わなかったな」

「話を戻すが、慶次殿何故三千でいいのだ?」

「ああ、あの村には俺の仲間が二人いるんだその仲間もじっちゃんと同じぐらい強いから兵は三千で大丈夫だよそれにじっちゃんや関羽さんたちも一緒に来てくれしね」

「そうかわかった、そこまで言うなら三千で大丈夫だろう、たがこちらも準備はしておくから、伝令してくれれば何時でも援軍を出せるようにしておく」

「すまんの白蓮どん、それにしても慶次どん仲間とは誰ね?」

「じっちゃんもよく知ってるやつだよ」

 

すると義弘の頭にはある男が思い浮かんだ、その男とは酒を酌み交わし勝負も何度となくした、その男のことを考えていた義弘は笑っていた。

 

「成る程あん男ならおいたちが着くまで村を守れるじゃろう、よし急いで村までいくど」

 

義弘が玉座の間から走って出ると慶次や一刀たちもそれに続いた。

 

鬼の戦が始まる。

 

 




とうとう慶次出しました、慶次の言っていた男はバサラを知っていたら分かると思います、それではまた10話でお会いしましょう、コメントもお待ちしています

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