恋姫バサラ 蜀編 大陸に呼ばれし老鬼と御遣い   作:双龍

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7話

一刀との挨拶を終えると後ろの3人の女の子を義弘は見た。

 

「ご主人様ー、私たちも忘れないで」

 

すると3人の女の子の中からピンク色の髪をした女の子が一刀の隣に立った。

 

「私も自己紹介しますね、姓は劉名は備字は玄徳ですよろしくお願いします義弘さん」

 

劉備は満面の笑顔で義弘に手を差し出した。

 

「おまはんが劉備殿か、おいも会えて嬉しい」

 

(この娘っ子が仁君と言われとる劉備とは、確かに王の器を感じる)

 

義弘は劉備と握手をした。

 

「ほら、愛紗ちゃんと鈴々ちゃんもおいでよ」

 

劉備が他の2人を呼ぶと美しい黒髪の女の子が前に出てきた。

 

「私は姓は関名は羽字は雲長と申しますそれでこっちは」

「鈴々は姓は張名は飛字は翼徳なのだよろしくな、じいちゃん」

 

2人も劉備と同じようにてを出して自己紹介をした。

 

「よろしくの関羽どん張飛どん」

 

義弘は2人とも握手をすると最初に口を開いたのは張飛だった。

 

「じいちゃん強いなー」

「そうかの?張飛どんにそう言ってもらえるとは嬉かね」

「ああ、身体から発せられる闘気が尋常ではない」

 

続けて関羽がそう言うと義弘が身をうずうずさせて言った。

 

「我慢しようと思ったがだめじゃ、関羽どん張飛どんおいと戦ってくれんね?」

「それは願ってもない申し入れだ、な鈴々」

「おうなのだ、受けてたつのだ」

 

3人はそう言うと庭に向うと一刀たちも義弘たちを追いかけた。

 

3人は庭に出るすると関羽と張飛はどちらが先に義弘と戦うか話し合い最初に関羽、次に張飛という順番になり義弘と関羽が武器を構えると張飛は後ろに下がった。

 

「かーやっぱりすごかね関羽どん」

「?何がだ」

「おいのいた世界にも関羽どんと同じ軍神の名を持つもんがおるが、おまはんはそん男と同じ匂いがすんね」

 

義弘は飲み友達でもある上杉謙信と関羽を重ねていた。

 

「ほう私に似た男がいるのか是非とも会ってみたいが今は義弘殿と戦うのが先だ」

「「いざ尋常に勝負」」

 

関羽と義弘がそう言うと2人の武器がぶつかりつばぜり合いになった。

 

(ぐっ、義弘殿なんという剛力)

 

すると義弘は関羽を吹き飛ばすが関羽はきれいに着地し義弘との空いた距離を一気につめた。

 

「はあー、青龍連撃」

 

関羽は偃月刀を下から上に斬りあげて刃を返してさらに降り下ろした。

 

「威力を殺さずに連撃をするとはさすが関羽どん」

 

義弘は関羽の連撃を何とか防いだ。

 

(今の攻撃でかすりもしないとは、だが休ません)

 

すると関羽は義弘を休ませないように斜め下からおもいっきり斬りあげた、すると義弘も同時に剣を降り下ろしたが関羽の力に負けて弾かれた。

 

「今だ、青龍逆鱗斬」

 

関羽は振り上げた偃月刀を渾身の力で降り下ろした、試合を見ていた誰もが関羽の勝利を確信したたった1人義弘を除いて。

 

「甘か!!示現流連獄」

 

義弘はわざと剣を弾かれて上に弾かれた剣を一気に降り下ろして青龍逆鱗斬を弾き返し立て斬りの乱打を関羽に浴びせ最後に渾身の立て斬りを放った、関羽は吹き飛ばされて倒れた。

 

「ぐっ、私はこんなところで負けるわけには」

 

関名は偃月刀を杖のようにして立ち上がったが力尽きて倒れてしまった。

 

「なかなか面白か勝負じゃった、関羽どん今回はおいの勝ちじゃまた挑みにきんしゃい」

 

義弘は気絶した関羽にそう言うと焼酎を飲んだ。

 

軍神対鬼の勝負は鬼に軍配が上がった。




いやー戦闘は本当に書くのが難しいですね、次は張飛との戦いを書きますコメント頂ければ嬉しいです、それでは8話でまたお会いしましょう。

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