華林たちと一緒に張角、張宝、張梁不在の黄巾党本体を攻めて蓄えられていた糧食を断ったことにより、黄巾党たちの抵抗も鎮静化されてきて、半年の間は義弘たちは華林と共に黄巾党と戦い完全に鎮圧した、そして義弘たちは目当ての恩賞である平原の相の地位(日本でいう県知事の地位)を頂き、義弘たちと一刀は相の地位に誰が座るかを話し合い、結果桃香が座ることになり城も与えられた、そんなある日、一刀は城下の見回りに慶次と共に城下町を歩いていた。
「平和だな~、なあ慶次ほんとによかったのか?利家さんたちと一緒に行かないで」
慶次は華林たちと別れたときに利家と松は華林に拾われた恩を返したいと言い華林の元にとどまる事を選択した、だが慶次は一刀たちの事が気に入り一刀たちと一緒にいることを選んだのである。
「いいんだよ、利や松姉ちゃんとは元の世界でまた会えるし、それより俺は一刀たちと一緒に居たいんだ、迷惑か?」
「いや、俺も慶次と一緒で嬉しいからな」
「へへ、そう言ってくれると嬉しいね~、そうだ一刀に聞きたいことがあるんだ、野暮なことだけどあの中で誰が好きなんだい?」
「え!?」
「だってよ実際選り取り見取だろ、桃香ちゃんだろ愛紗姉さん、小さいのが好きなら鈴々や朱里や雛里しかも皆一刀の事が好きときてる、まさか!?かすがちゃんが好きなのか?」
「今は誰が好きかなんて、決められないよ」
すると後ろから走る音が聞こえてきた、二人が後ろを向くと朱里がパタパタ走ってきた。
「ご主人様ー!!急いで戻って下さい、お客様がいらしてます、慶次さんも一緒に」
「お客?誰だろう分かったよ朱里、今すぐ戻る」
一刀たちは走って城に戻った、走りながら慶次は一刀に話した。
「なあ一刀さっきの答え、決まったら俺に教えてくれよ」
「ああ」
城に戻ると白い服を着た見慣れた女性が玉座の間に居て、その回りに全将軍が揃っていた。
「「星(姉さん)!!」」
「おお、一刀殿、慶次久しぶりですな」
「半年ぶりぐらいか、今日はどうしたんだ」
星は一刀と別れてからの事を話した、白蓮の所から暇をもらい各軍を回り、自分の槍を預けても良い主君を探していた。
「へえ、それでいたのか?」
「曹操、孫策、色んな王と会いましたがどれも私とは合いませんでした、それで約束通り一刀に会いに来たのですが」
「じゃあ?」
「ええ、良ければ私を仲間に入れてはくれませんか?」
「もちろんさ、なあ皆」
皆は首を縦に振り賛成した、そして星と別れてから仲間になった朱里と雛里を紹介した、そして星が来た夜は皆で宴会をして騒いだ、慶次はまた一刀を取り巻く女性が増えて一刀の恋がまた面白くなりそうだと思っていた。
星が仲間になりましたこれで黄巾党の戦いはおしまいです、そしてこれからは反董卓連合の戦いになりますお楽しみに、それではまた25話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。