恋姫バサラ 蜀編 大陸に呼ばれし老鬼と御遣い   作:双龍

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9月最初の投稿です、今回は何と一部の方に人気のあの紳士が登場します、それでは13話をお楽しみ下さい。


13話

「白蓮さんの軍なんて簡単に蹴散らしてやりますわ」

 

袁紹陣営では袁紹が得意の高笑いをしていた。

 

「でも姫~白蓮さんの所にはこの頃すごく強い人たちが入ったていう噂ですよ、大丈夫何ですか?」

「心配すんなよ、斗詩と姫はあたいが守ってやるからさそれにこっちもたよりになる人ならいるだろ」

 

この二人は袁紹軍の二枚看板の顔良と文醜で顔良は白蓮の城を攻めるのを心配していたが文醜の方は何故か楽観視していた。

 

「あの人頼りになるかな~?私は凄く心配だよ~」

「斗詩くん心配はいらないよ、我輩と袁紹軍の力があれば敵うものはいないよ~」

 

袁紹陣営に現れたのは羽州の狐と言われる最上義光だった。

 

その頃義弘たちは謙信たちを連れて白蓮の居城に戻るため馬を走らせていた。

 

「軍神どん先に言っとくがおいたちが行ってもやることは無いかもしれん」

「何ゆえそう思うのですか島津殿?」

「宗茂どんと鈴いや、張飛どんもおるからの、それに最近袁紹軍の様子がおかしかったからの、だから兵は出来るだけ置いてきたんじゃ」

 

義弘は鈴々との戦いの後鈴々と桃香から真名を預かっていたが謙信たちに真名を教えては不味いと思い、真名を言わなかった。

 

「さすがは島津殿ですね、確かに立ち切り花殿と張翼徳殿がいるなら負ける事はないでしょう、ですが万が一の事もあります急ぎましょう」

 

「そうじゃな(松永たちのこともあるしの)」

 

義弘たちは馬の速度を速めた。

 

その頃宗茂と鈴々は戦場に立っていた。

 

「それでは鈴々殿行きましょうか(実力は分かってるけど何かあったら儂が守らないと)」

「応、宗茂のおっちゃん暴れまくってやるのだ」

 

目の前には一万の袁紹軍が並んで立っていた。

 

「おやおや戦場に子供とは場違いだね~、手加減してあげてもいいよ~、何せ我輩は素敵紳士だからね~」

 

袁紹軍の兵を掻き分けて義光が出てきた。

 

「最上殿!?あなたもこの世界に?」

「ん?おや君は髭が5点の男じゃないか、えっーと名前は・・・そう、伏せ花くん!」

 

義光は興味のない人間の名前は覚えないので的外れな名前を言ってしまった。

 

「立花です(まあこの人とあまり接点ないからな~でも名前覚えられてないのは傷つくな)」

「おい、髭の変なおっちゃん、鈴々を子ども扱いは許さないのだうりゃー」

 

鈴々が力一杯蛇矛を振り下ろすと20人の袁紹軍が一気にやられた。

 

「す、すごい力だね~我輩の下で働かないかね?三食玄米茶を飲ませてあげるよ~」

「ん?お茶じゃ腹の足しにならないのだ、それにお姉ちゃんを裏切る事は出来ないのだ」

「そうか、それは残念だね~、それでは我輩はこれでおさらばするよ~」

 

義光はあっという間に走って兵の中に消えた。

 

「素早い髭なのだ、あいつもおっちゃんの知り合いか?」

「まあ一応あまり接点はありませんが(儂あの人苦手なんだよな~若とも話があってたし、若と話が合う人は大抵変な人が多いからな~)」

 

そんな事を言ってるうちに袁紹軍の第一陣が突撃をしてきた。

 

「よし行くのだおっちゃん」

「はい、共にこの死地を戦い抜きましょう」

 

鈴々と宗茂も袁紹軍に突撃を仕掛けた、今戦の火蓋が切っておとされた。

 

 




素敵紳士出ちゃいました、この小説を考えた時、袁紹には最上が合うなと思い袁紹軍と一緒に登場させました、幸村や政宗ファンの皆さまもう少しお待ち下さい必ず出てきますので、それでは14話でお会いしましょう。

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