(この人が松永久秀)
一刀が考えていると久秀が一刀を見た。
「卿は知らない顔だな名は何というのかな?」
「ほ、北郷一刀」
名を聞くと久秀は一刀に近づこうとしたが義弘と謙信が一刀を守るように前に出たので久秀は動かなかった。
「一刀どんこん男は危険じゃ」
「鬼島津と軍神、卿らが守るほどの男かふっふっ面白いな、そう身構えずともいい何もしないよ・・・今はね」
そう言い残すと久秀も又兵衛と同じように消えた。
(また消えたかあん男も誰かに従うことはないんじゃがな)
義弘はそう考えていると、かすが現れた。
「おお、かすがどん、どげんしたとね?」
「大変だ!公孫賛殿の城が袁紹軍の攻撃を受けていると伝令があった」
「白蓮の城が!?義弘さん直ぐに戻りましょう」
一刀が言うと義弘は頷いた。
「島津殿私も行きましょう、剣よ一足早く慶次のいる村に帰り、村に残った慶次に支度をさせなさい」
かすがは頷くと一足早く村に走った。
場所は代わり白蓮の城では攻めてきた袁紹軍への対策が話し合われていた。
「袁紹軍の規模は一万だ、うちの軍は七千、籠城して義弘殿が戻ったと同時に挟撃するのでどうだろう?」
白蓮が言うと宗茂が反論した。
「しかし島津殿も討伐の後で兵たちも疲労しているでしょう、ここは野戦をしかけてはいかがでしょう?手前が最前線に立ち敵を倒しましょう」
「し!?しかし宗茂殿それでは宗茂殿に負担がかかり過ぎてしまう」
白蓮の言うことはもっともで簡単に計算しても三千の兵を相手にすることになる。
「手前を信じて下さい(宗麟様にはもっと無理難題吹っ掛けられてるからな~、儂この程度なら大丈夫!)」
「待つのだ宗茂のおっちゃんだけに行かせないのだ・・・鈴々も行くのだ」
宗茂は最前線で一人で戦おうとしていたが鈴々も一緒に戦うことを決意した。
「鈴々殿・・・(大友でこんな事言ったら、宗茂一人で行ってきなさい、て宗麟様に言われるのに儂と一緒に行ってくれるなんて、儂泣きそう)」
宗茂の仕えている大友宗麟は人の事を考えない子どもで宗茂も手をやいていた。
「どうしたのだ、おっちゃん?」
「い、いえ何でもありません、一騎当万の張飛殿と共に戦えるとは手前は幸せ者です」
宗茂がそう言うと鈴々は照れた。
「白蓮ちゃん、鈴々ちゃんと宗茂さんにまかせてみよう、私たちも精一杯頑張れば絶対大丈夫だよ」
桃香は真剣な表情で白蓮に言った。
「何故かな桃香にそう言われると出来る気がしてきた、よし麗羽の軍を迎え撃とう、最前線は宗茂殿と鈴々に任せたぞ!」
白蓮が言うと宗茂が雷切を鈴々が丈八蛇矛を持って応えた。
「西天の立花宗茂の名と父から譲り受けた雷切にかけて必ず袁紹軍を退けましょう(き、決まった~)」
「応なのだ、鈴々たちに任せとくのだ!」
今雷神と張翼徳二人の武が轟く。
はい、という事で宗茂さんの戦いが始まります、ツイート会話こんな感じにしてみましたがどうですかね?次回は宗茂さんと鈴々の戦いが始まります。それではまた13話でお会いしましょう。