不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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かける時に書いて投稿できる時に投稿しとけ!!の精神で本日2本目です!
今日は部活が休みになったので十分に考える時間があり、いいものが出来たと思います。
新たに結成したサトシ達のパーティーでどんな戦闘が巻き起こるのか!?本編どうぞ!

PS:誤字ありました。申し訳ございませんでした。報告してくださった方ありがとうございます。


第8話 新パーティーでハチャメチャ戦闘!?

 

木々の隙間から吹き抜ける風と優しく差す木漏れ日が小鳥のさえずりと合わさってとても心地よい。

サトシは珈琲をすすりふうっとため息をつく。

異世界の珈琲と聞いていかがなものがと思ったが日本と味はほとんど変わらない。逆に周りが自然に溢れているのでこちらで飲んだ方がよほど美味しく感じるだろう。

そう、優雅な朝を楽しんでいたサトシに容姿の全く違う3人の女の子が歩いてくる。

俺のパーティーの3人だ

 

1人は肩にかからない程の黒髪にメガネ、そして、コウモリのような翼をもち、とてもソワソワしている女の子。

 

サリー・エフォード

 

悪魔族のリッチだそうだ。主に攻撃魔法が得意だとか…

その割にこの間は火の玉しか飛ばしてなかったけどな…

 

 

もう1人はとても綺麗な金髪のストレートロング、主張し過ぎず、しかし全体的に見ればとても良いスタイルの体のライン。そしてサリーを我が子を見るような優しい眼差しでみている。

亜人族サキュバス

 

エリス=ヴァン=ブラッディー

 

サキュバスの中ではなかなかの名家であるブラッディー家のお嬢さまだそうだ。

しかしとても自由な家風からか特に戦闘などにも文句は無いらしい。

サキュバスは補助系、妨害系の魔法が得意らしい。

是非援護してもらいたい!

ではなくて、サリーと協力してしっかりと後衛を務めてもらいたい。

 

 

そして最後の1人は光を反射しキラキラと光る銀髪が腰のあたりまで伸びている。華奢な体には機械の部品のようなものが所々に付いている。

 

Uc:738t43pf5β

 

というのが名前らしい。本人曰く個体番号だってさ。

まぁわけわかんないので『ユー』と呼ぶことにした。

なんでも機巧種という種族らしくて相当強いらしい。

戦闘では一番期待している。

 

と、まあこんな感じの3人がこちらに向かって歩いてくるのだが…

全員どこかしら"難あり"だ

例えばサリーはちょいちょい情緒不安定だし、エリスは防具好きという謎の性癖をもつ。

ユーはほんとに機械かと疑うレベルでどこか抜けている。

 

「サトシぃ〜!なにのんびりコーヒー飲んでんのよ!チャチャッと行くわよ!」

「随分馴れ馴れしくなったな。」

「良いでしょ!どうせアンタなんだし!」

「まぁ良いけど…二人の準備はいいか?」

「ええ、大丈夫ですよ。」

「………ん。」

「よし、じゃあ行くか。」

「随分積極的になったわね。」

「そりゃあ死なねぇことが分かったからな。」

「今日はどの辺に行かれるんですか?」

「あぁ、まぁこの集落の周辺をウロウロする感じだ。まだ地形も把握しきれてないしな。」

「地図、出せるよ。」

「あ、そりゃありがてえ。見せてもらうわ。」

「さっ!行こーう!」

「朝からうるせぇ…」

そう言いながら珈琲を一気に飲み干し、立ち上がる。

 

 

 

ここは名前は死者の森だが景色はとても素晴らしい。

別に絶景がある。という訳では無い。しかし土に生える藻と乱立する木々、そしてその間から入る木漏れ日がなんとも幻想的な雰囲気を醸し出している。

「そんな所になんでアンデットを狩りに来るんだよ冒険者共は…」

「しょうがないんじゃない?冒険者ってのは自分の実益しか考えてないようなヤツらばっかだから」

「っと、噂をすれば。」

「とりあえずそれぞれ好きに戦ってくれ。まだ全員どんな戦い方するか分からんからな」

「オッケー!」

「了解です。」

「…ん。」

「それじゃ、行くぞ!」

 

掛け声と共にサトシ、エリスが飛び出す。

 

「エリス!?何でいんだ!?」

「え、まずかったですか?」

「いや、前線に出てくれるのは良いんだが、サキュバスだろ?」

「サキュバスですが…?」

「いや、補助、妨害系魔法が得意なんじゃないのか?サキュバスって」

「まぁそうですね。」

「じゃあ何で!?」

「なんでって…そんな。

折角の実践なんですからこの防具の性能をと…ウヘヘ…」

美人には似合わぬだらしない顔でそう言う。

(そうだ…こいつ変態だった…)

そして後ろからは安定の火の玉が飛んでくる。

「サリー!お前は火の玉しか飛ばせないのか!?」

「そ、そんなことないですぅ!それにこの呪文にはちゃんとファイアっていう名前があるんですぅ〜!」

「名前は知らねぇし別の撃てるんだったら別のも撃てよ!!」

「分かりましたよ!良いでしょう!行きますよ!!」

何やらサリーが詠唱を始める。それに感づきエリスは数歩後ろに下がる。

 

《ブリザード!!》

 

そう唱えると見事に冒険者の下半身を氷漬けにした。

 

サトシもろとも…

 

「なんで俺も氷漬けにすんだよ!」

「別の呪文唱えろって言ったのそっちでしょ!文句言うな!」

「………みんな、邪魔。」

「は?」

ユーに目をやると背中からとても大きな筒状の機械が6本生えてきているではないか。

「…いきます。」

そう言うと、筒状の機械から短いビームのようなものが同時に出てくる。

 

「あ、俺死んd

 

チュドーン!!!!!

 

 

死者の森:酒場

 

「「イエーイ!」」

3人がハイタッチをしている。

「なぁ、おい。なにが「イエーイ」だよ!俺死んでんじゃねぇか!!」

「死体が何言ってんの?」

「喧嘩売ってんのか!!」

「別に怒ることないじゃな〜い。折角冒険者を倒せたんだから。」

「あぁ!確かに倒したな!俺を"囮"に使ってな!!」

「エリスは詠唱の時に下がってくれたじゃない。」

「詠唱だけで呪文判別出来るかよ!てか普通味方には喰らわないだろ魔法ってよ!」

「そんなめちゃくちゃ言われても…」

「そんでユー!テメェ!なに躊躇なく撃ってんだ!!」

「だって、どうせ、撃っても、戻ってくるし、良いかなって。」

「良くねぇだろ!」

「そんでエリス!!!変態過ぎだろ!!!」

「なんか私だけなじられてないですか!?」

「いや、それはサトシに同感ね」

「えぇ!?」

「何故そこで素直に驚ける!?」

「いや、だって…折角の実践なんですから…性能とか…防具の音とか聞きたかったですし…」

「うわぁ…」

「そ、そんな目で見ないでください!!」

 

 

(……………なんだこのパーティーはぁぁぁぁぁぁ!!!!)

 

 

 




いやぁ…ちょっとふざけ過ぎましたね(笑)
ちょっとサリーのキャラが崩壊しつつありますがもうこのまま行きます!
とにかくノリと勢いを大事に全力でふざけたいと思います!
あ、明日は1日バイトなので投稿出来ないです。
ということで閲覧ありがとうございました!次回も宜しくお願いします!!

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