第6話の時点で22話続けた前作を上回ってしまった。嬉しいようで何だか…少しSHOCKです…
もし良ければ前作の『〜Numbers〜』も見てください!!(宣伝乙)
………はい。それでは本編です。
「私も…仲間…入れて欲しい…」
「「は!?」」
「え、えとー…仲間に入れて欲しい?」
「うん。」
「ど、どう見ても子供だよな…」
「うん。」
「いや、いくらなんでも子供を冒険に連れていくなんてなぁ…」
「ダメ?」
「あー、とりあえず家族に会わせてくれるか?」
「家族?知らない。」
「サトシ。この子は少し特殊でして。"機巧種"と言って数自体が少なくさらに群生もしないため単体でいることがほとんどなんですよ。」
「へぇ〜、え?じゃあ生みの親は?」
「群れをなさない魔物に親子関係みたいなものはないですね。」
「ん?じゃあどうやって生まれたんだ?」
「考えられるのは、天使様が作り出した。ってとこですかね。」
「天使テキトーだなおい。」
「まぁそういうことならいいんじゃない?」
「そんな簡単に言うけどなぁ…」
「パーティーに入れることは悪くないと思いますよ?」
「機巧種は生まれつき能力値が非常に高いので即戦力間違いなしだとは思いますから。」
「うーん…」
「私だから…だめ?」
「い、いや、そういうことでは…」
「じゃあ…『言語設定No.027適用』」
「えっ…?」
「あの〜なんつーか〜うち仲間に入れて貰えないっすかねぇ〜?」
「急にどうした!?」
「いや〜ちょっちキャラチェンすれば〜雰囲気も変わると思ったんで〜」
「どうしてそうなった!!」
「まぁ宜しくっす!」
「さっきのが素だろ!?戻せよ!」
「………………どうして、だめ?」
「いや、流石にアレはないわ」
「むぅ…適切な言語設定が理解できない。」
「普通でいいと思うんだが…」
「で、どうするんだ?サトシ。」
「まぁ今更コイツをまた1人にさせるってのも何だか気が引けるからなぁ」
「うん。ありがとう。」
「そう言えば名前ってなんだ?聞いてなかったよな。」
「…?名前…?」
「……Uc:738t43pf5β」
「「は?」」
「名前…個人の名称…つまり、個体番号と同じ」
「確に間違ってはないが、なんだ。分かりにくい。」
「そんな事、言われても」
「あ、そうだな…じゃあお前はこれから"ユー"だ」
「個人の名称を他人に設定された。難解…」
「これは個人の名称じゃなく呼称つまりあだ名だそれならいいだろ?」
「ん、理解した。」
「ちなみに機巧種ってのはどんな奴なんだ?」
「そうね…まぁ一言で言えば変わり者よね…」
「それお前が言うのね!?」
「な!?私が変わり者みたいな言い方やめてもらえる!?」
「十二分に変わり者だろ!」
「謎の転生者と変態防具に機械までいる中で誰が常識人かだなんて歴然としてるでしょ!!」
「誰が変態防具ですか!!」
「いやお前は変態防具だろ!!」
「で、変わり者ってどういうことだ?」
「あ、そうね。機巧種は群れをなさず単体で行動することが多い種族なの。」
「どうして群生しないんだ?」
「群れをなす必要が無いからよ。」
「私たち魔物は基本的に弱いのよ。だから安全地帯主に集落では必ず群れで存在しておく。そうすれば敵が入ってきても楽に対処出来るから。」
「でも、まぁ機巧種だけでは無いけれど稀に群れをなさない魔物がいるのよ。」
「あー、なるほど。群れをなさなくてもある程度の敵なら1人で対処出来るってことか。」
「そういうこと。」
「変わり者要素0なんだが…」
「これからよ。」
「確に機巧種は小型の中ではステータスはトップクラスだけど、その分色々と制約があるの。」
「制約?」
「そ、個体差はあるけどエネルギー補給なしでの活動時間が平均は通常の生活で20時間、戦闘だと3時間の活動が限界と言われているの。」
「それ、魔物として結構な欠陥じゃないか。」
「でも、その分やっぱりステータスが高いから何とかはなってるみたいね。」
「そういうもんなのかな…」
「え、えと、とりあえずこの4人でパーティーを組むんだが…とりあえず全員の戦闘能力とか諸々を知りたいから戦闘に行きたいんだが…その、なんだ…
今日はもう疲れた。明日行こう」
そう告げるサトシの顔はとてもゲンナリしていた。
さて、とりあえずパーティーは揃ったので次回からサトシ達の冒険譚が幕を…開けるんでしょうか…(笑)
そろそろ気づいている方もいらっしゃると思いますが、この作品は色んなアニメ(4作品くらい)の要素をごちゃ混ぜにしたオリジナル作品(笑)です。
これをオリジナルと呼んでもいいのか…(笑)
なので先の展開が読めるかも知れませんがまぁそこは…ね?(笑)
それでは今回は以上です。
ここまでの閲覧ありがとうございます!次回もお楽しみに!