ギャグって難しい!今回はあまり進展がない訳では無いですが、少し微妙です(笑)
前書きにするネタすらない状況。どうしましょ…
それではさっそく本編どうぞ!
俺、山吹聡は今全力で頭を抱え唸っている。
「なぁサリー。いくつか聞きたいことがある。いいか?」
「はい。全然問題ないですよ。」
「まず一つ。冒険者に負けた時のペナルティってあるか?」
確かにあの時冒険者にやられた。しかしなんだ。今は五体満足。服や装備もそのまま。そして手元には少量の銀貨らしきもの。
「ペナルティなんてそんな!冒険者と戦うことにデメリットなんて無いですよ!」
「というと?」
「実際魔物は人間達に勝つように設定されていないんですよ。」
「なんでだよ!!」
「なんでも天使様達が悪魔に介入をバレないようにするためだとか。」
「ふむ…なるほど。それなら色々説明がつくな。」
天使達が運用している魔物にどうして"悪魔族"がいるのか。
どうして対悪魔用の手駒なのにステータスが圧倒的に低いのか。
天使が自分たちの存在を隠すためならば分からなくもない。
「そして私たち魔物が人間を襲うことによって女神様からの報酬が来ると言いますか…」
「あー、襲うことが天使にとって有益なわけか。」
「みたいですね。」
「まぁ俺達はとにかく冒険者を襲って負けろと…なんか虚しくないですかね!」
「さっ!じゃあ次行きましょー!」
「え、また負けに行くの!?」
「行きますよね?」
「……はい。」
「ごめん…もう無理だわ…」
「ちょっと!ヘタレですか!!」
「体力的にもだけど…負け続けるのは心にくるな…」
「まぁいいでしょう。今日はこのくらいにしときますか。」
酒場を出て宿屋に向かう。
「なぁもう1度武器屋とか防具屋行ってみないか?」
「どうしてです?」
「いや、出来ればきちんと装備を整えておきたいと思ってさ。」
「そうですね。武器はいいとしても防具は合うのを探さないとダメですからね。」
「ちょっとスカルに相談してみるか。」
「スカルー、ちょっといいかー?」
「おう!サトシ!どうした?」
「いや、防具を色々見にな。」
「合わなかったか?」
「あ、そういう訳じゃない。
ただ、自分には何が合うのかって言うのがまだ分かってないからな…」
「まぁそりゃそうか!ジックリ見ていってくれ!」
防具屋の中にある色々な防具に目をやる。
他にも防具を見てる魔物が数体いるが…その中でも一際目を輝かせている魔物がいる。
「むふ…ムフフ…。」
何だあれ。
スカルの方を見ると、こちらの視線に気づいたようで、こちらを向き困り果てた顔をする。
思い切って声をかけてみる。
「あの〜すいません…。」
「あ、はっ!す、すいません!つい夢中になっていたもので!」
「あ、いや、いいんですよ。ただ防具に詳しそうな方でしたので色々教えてもらおうと。」
「そういうことでしたか。私は亜人族のエリスです。よろしく。」
そう言いながらこちらを向く。
品が良い立ち姿。色気はあるが、いやらしくはない美しい彫刻のようなスタイル。
長身でスラッとしている。
艶やかな黒髪も特徴的だ。
そしてこちらに笑顔を向けてくる。
これは暴力だ。
「あ、すいません。俺はアンデッド族、『リビングデッド』のサトシだ。」
「で、私に聞きたいこととは?」
「そ、そうですね!えーと…」
「サトシテンパり過ぎです。キモイです。」
「悪かったなぁ!あー、防具のことをお聞きしようと思って。防具に詳しそうだったので」
「それは。私で良ければお手伝い致しますよ。」
ナニコレ。どこぞのリッチとか比べものにならないだろ。
「えと、今日初めて戦闘に出たんですけど。防具がなんかこれじゃない感があって…」
「防具が、あってないと思われてるんですね?」
「そういう事です。」
「それでは少し体を触っても宜しいですか?」
「なぜ!?」
「体によって装備する防具は変わってきますので…」
「は、はい。分かりました。」
…ペタペタ…ペタペタ
「なるほど。分かりました。少し待っててくださいね♪」
「ハァ。あー!キッツ!理性が持たん!」
「最低ですね。サトシさん。」
「なんでだよ!!あれは暴力だろ!」
「うわー、ないわー。」
と、後ろからガシャガシャと聞こえてくる。
「お、お待たせしました。それではサトシさん。こちらに来て頂けますか?」
「え、あ、はい。」
戸惑いつつ試着室に入っていく。
まずはサトシが最初に出てきた。何だかゲッソリしている。
そして…
顔を赤らめ、息を荒くしたエリスが出てくる。
「何があったんですかぁぁぁぁ!」
第5話いかがでしたでしょうか!新キャラエリスは一体何者なのか!そしてサトシと何があったのか!!謎に包まれたその正体は!?
って感じで書いてますけどネタが…無いんです…誰か助けて…カクッ
というわけで次回もお楽しみに……。