不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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明日のイベントに備え書きだめをしているうp主のまるこめです。(執筆現在3/31)
そうなんです!ついに明日、心待ちにしていたイベントがあるのですが、そこに行って一日楽しむと、投稿が間に合わなくなる。ということは書きだめをしなくてはいけない。しかし、明日は4時起き…なんだこの拷問のようなタイムスケジュールは…睡眠時間5時間切るジャマイカ…
そして四月からは地獄のような忙しさ。もうヤダ。
というわけで次回から投稿かなり遅れます。ご了承下さい!


第3話 ちょっと混沌な世界の秘密!?

 

 

 

 

俺は山吹 聡 不幸な事故(笑)により異世界転生を果たした。

そんな俺はまた…土下座をしている。

 

「なぁ、そろそろいいか?」

「まだ目的を喋ってないじゃないですか!」

「な、なんの目的だ?」

「知らばっくれても無駄ですよ!」

「いやだからさぁ…てか、どこが気に触ったんだ?」

「っ!ふざけないで下さい!パーティーメンバーの募集要項ですよ!『特になし』だなんて侮辱してるとしか思えません!」

「何故そうなる!?」

「この酒場に悪魔族である私がいることを知りながら…『特になし』だなんて。私を貶めに来てるとしか思えません!

はっ!分かりました!

パーティーメンバーの募集要項に『特になし』と記載し、悪魔族の私を釣った上で、「悪魔族なんてお呼びじゃねえよボッチ乙〜wwww」

とか言おうとしたんですね!」

「いや、そもそもお前がいること知らなかったし。」

「は!?」

「いや、は!?じゃねえよ。パーティーメンバーの募集要項『特になし』に他意はねぇよ」

「は、ははっ…またまたご冗談を…」

「冗談も何もこの世界のことをなんにも知らないんだ。条件つけようにも付けれん。なんせ俺はついさっき転生したばっかだからなあ…」

「て、転、生…した、ばかり?」

「あぁそうだ。だからこの世界の常識だとか定石だとか暗黙の了解だとかは知らん!」

「そ、そうだったんですか…誤解をしてしまい申し訳ないです…」

「この状況で言われても説得力が微塵もないんだが!!」

今の状況。つまり、椅子に座って足を組みこちらを睨みつけている少女の前でサトシが土下座をしている。という状況だ。

「そろそろ頭あげてもいいよな!てかお前が頭下げろぉ!!」

「あ、はい。では改めて。悪魔族『リッチ』のサリー・エフォードと言います。先程のご無礼ご容赦ください。」

("サリー・エフォード"1文字違えば馬鹿げた努力になるのは黙っておこう。)

「そんな簡単に許せるか!そうだな…いくつか質問に答えてもらおう。それでさっきの分はチャラだ。」

「は、はい。私で答えれるものならば。」

「じゃあまず一つ目、さっき悪魔族がなんとかって言っていたが悪魔族ってなんかあんの?」

「あ、はい。少し他種族とのわだかまりと言いますか…まぁ私たちが少し気にしすぎてるだけかもしれないのですが…」

「ふむ。詳しく教えてもらえるか?」

「はい。どこから話せば……

え、まずこの世界についてどれ位ご存知で?」

「全く知らん!」

「そうですか。ではまずそこからですね。」

 

 

7千と余年前この世界では天使と悪魔の抗争が起こっておりました。

大地を割り、草木を枯らし、星を殺した大きな戦だったそうです。

しかし、それを見かねた神々が天使、悪魔の双方の武力行使を禁じたのです。

彼らは天使や悪魔である前に神々に作られた器に宿る生命であるため。神々の命令に背くことは出来ないのです。

そんな大戦から6千年の月日が流れ、この地に緑が戻り命が宿りました。そして、この地に人間が生まれた。脆弱な人間達は小賢しい策を弄して文明を築き上げてきました。

そしてどんどんとこの神聖な地を各々の欲望のままに開拓を進めていきました。

そして百年前、人間たちがこの地の4分の1程を染め上げた頃でしょうか。人間達の開拓のスピードが格段に増したのです。流石に不審に思い天使が探りを入れるとなんと人間の後ろに悪魔が付いていたそうです。天使は危機感を覚え、対人間生物兵器として生み出したのが私たち。つまり魔物です。

そして、魔物達も年月が経つにつれて、姿形を変え、変異種なんかも誕生しました。

その中で私たちの種族『悪魔族』も誕生したわけです。

 

 

「これが悪魔族が嫌われている由縁ですかね。」

「ふむ。ひとつだけ確認したい。

悪魔陣営の札が人間で逆に天使陣営に魔物、つまり俺らがいるって認識で間違いないか?」

「はい。その通りです。天使、悪魔、共に武力を禁じられているので、私たちを使って事実上この地の取り合いをしていると言っても過言ではありませんね。」

「……普通逆だろ!!」

「いや知りませんよ!」

「お、おう…まぁある程度は分かった気がするな。悪魔族が嫌われる理由。

味方に敵の姿をしてる奴がいれば敬遠したくなる気持ちも分からんでもない。」

「で、デスヨネー」

「でも、実際はあんまり気にしてないんじゃないか?特に俺があった奴らはさ」

「あなたがどんな方に出会っていたかは知りませんが、でも確かに魔物達は温厚な方がほとんどなので、きっと気にしすぎていたのかもですね…」

「よし、えと…"サリー"だっけか?これからよろしくな!」

「はっ!?///」

「え?」

「いやいやいや!いきなりファストネームで呼ぶとか有り得ないんですけど!///」

(なるほど。そう言えば名前の後ろに家名が来るのが普通だったか。日本人が特殊なだけか…)

「え、ま、まぁいいじゃねぇか。どうせパーティーになるんだったら多少の親密度も必要だろうしさ…」

「では、あなたはなんと呼べば…?」

「サトシでいいよ。」

「そう…ですか。ではよろしくです。サトシ」

「おう。よろしくな!」

 

 

 




サリーの本名を英語にすると『Sally effort』で、
『Silly effort』になると馬鹿げた努力になります。
しかし、サリーは真面目でいい子のはずです。たぶん…(笑)というわけで今回パーティーメンバーが増えましたね!予告通りに言って良かった。
次回は初戦闘になると思います。次回はネタ要素多めのはずですので気長に待って頂けたら幸いです(笑)
では次回お楽しみに!

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