不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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4月からとても忙しくなるので書きだめを、と全力執筆中なのですが…なんせ午前4時なうでございます!深夜テンションの真っ只中です!迷走してたらごめんなさい。(多分大丈夫なはず!)
というわけで今回も笑ってってください!本編どうぞ!

PS.本作品のUAがあ100を突破しました!
早っ!まだこれ2話ですけど!?(笑)


第2話 不死の俺とバカな魔女!?

死者の森

アンデッド族の長老宅にて…

 

私、山吹 聡は

 

全力で土下座をしていた。

 

「この子が新入りか?」

「はい。名をサトシと申すそうです。」

「ふぉっふぉっふぉっ!威勢が良くてエエのぉ!」

「本当に申し訳ございませんでした…」

「そこまですることじゃあ無いじゃろ。頭をお上げ。」

(何この長老めっちゃ優しい!)

「改めて、私は『ドーワー』アンデッド族の『ゾンビ』で、長老をやっておる。」

「そっすよね。リビングデッドが長老になれる訳ないですよね…」

「何を言っておる。私が長老なのはこの森で1番歳を食っておるからじゃぞ?

さらに『ゾンビ』は『リビングデッド』の上位互換。お主も昇格すればゾンビになれるかもの!」

「し、昇格?」

「そうじゃ。厳密には『上級種転生』と言うんじゃが、まどろっこしいから我々は昇格と呼んでおる。」

「つまり、リビングデッドの者がある規定の条件を満たすとゾンビになれるというものだぜ!」

「おお!そんな救済システムが!」

「まぁ実例は無いがな。」

「え、あ、はい。」

「そうじゃ!お主、もう酒場には行ったかの?」

「酒場…ですか?」

「いえ、この者は目覚めてすぐにこちらに参ったので、」

「そうか、ではここを出たら酒場に向かうがよい。そこで仲間を見つけるんじゃ。リビングデッド単体では何かと不便じゃからな。」

「あ、はい。では、そうします。」

「それでは、あまり老人と居ても退屈じゃろうから、この辺でな。」

「は、はい。これから宜しくお願いします。」

 

「さ、というわけで俺も自分の店があるから。」

「確か防具屋だっけ。」

「あぁ、冒険に出る時は言ってくれ!初期装備くらいなら渡せるからな!」

「あぁ、ありがとう。感謝するよ。」

「なに!気にすることないって!魔物はみんな持ちつ持たれつだ!」

「じゃあ!」

「おう!またな!」

 

長老とスカルに別れを告げ街に繰り出す。

街自体は不気味な雰囲気こそあるが結構充実していて、ここに居れば生活には困りそうにない。

 

「確か長老が酒場に行けって言ってたよな…」

ズラリと立ち並ぶお店のひとつにビールのようなものが描かれた看板がある。

「うん、ここだろ。」

少し遠慮しながら中に入る。

カラン♪とドアベルが快音を鳴らし自分の入店を告げる。

中は外とは違い落ち着いた雰囲気で…というか、

「モ〇ハンの集会所だろこれ」

明らかにモン〇ンを意識した内装になっている。しかし、生まれてこの方ここまで居心地が良いというか、落ち着く場所は初めてである。

持ち前のゲーム勘でパーティー募集のカウンターを見つけ、お姉さんに声をかける。

「あの、パーティーメンバーの募集を掲示したいのですけど…」

「あら珍しい。って、見ない顔ね…新入りさん?」

「あ、はい。そうっぽいです」

「なんだか曖昧ね。良いわ、条件を聞かせてくれる。」

「特には無いですかね。」

「あら、そう。」

カウンターのお姉さんがとても意外そうな顔をしている。条件無しがそんなに珍しいのだろうか…

 

(…………あ、俺がリビングデッドだからか?

基本ネットのクランとかでは

条件無し=初心者歓迎だもんな…

失敗した…)

 

そんなことを考えていることも知らずにカウンターのお姉さんが手馴れた手つきで作業を進める。

 

「はい、ではお名前を伺ってもよろしいですか?」

「あ、はい。山吹 聡です。」

「はい。サトシさんですね。」

(なんでいつも下で呼ぶんすかねぇ。まぁ良いけど…)

「それでは掲示してきますのでしばらくお待ちください。」

 

 

「はい。完了致しました。」

「あ、ありがとうございます。」

 

 

カウンターから少し離れた椅子に腰をかける。

(まぁこの建物には大体10人くらいの人がいるので1人は喋りかけてくるだろう。)

と、さっそく掲示板の前に1人の少女が立っている。

(まぁ案の定黒い羽とか尻尾とかあるのでただの少女ではないが…)

そしてその少女は掲示板を見て目を丸くしている。

(何をそんな驚くことがあるんだ?えげつない高難易度クエストでもあったか?)

と、こんどは当たりをキョロキョロし始めた。めっちゃ挙動不審だ

そしてこちらを凝視してくる。

 

なにあれ怖い…

 

そして深く考え込んだ様子の少女。五分ぐらいたっただろうか。

少しこちらを睨みながらこちらに歩いてくる。

 

いや、マジで怖いんだが…

俺何した?募集かけただけだろ?

 

内心めちゃくちゃ焦っていた俺に少女は口を開いた。

 

 

 

 

「あ、あなたは一体何が目的ですかぁ!」

 

 

 

と、顔を真っ赤にして、涙目になりながら叫ぶ

 

 

 

 

(えぇぇぇぇぇぇぇぇ!)

 

 

 




なんやかんやで毎日投稿してますが、何度も言います。これから投稿頻度が一気に落ちますのでご了承の上で本作品をお楽しみください。
ということで現状とにかく眠いので後書きはこの辺で。
次回は天使さんについて触れていきます!
それでは次回もお楽しみに!

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