不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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資格取得に体育祭。今週も怒涛の一週間でした。うp主のまるこめです。
いや、バイト入れてなかったのがほんと不幸中の幸いとでも言いましょうか…
まぁでもこうして投稿は出来たので良しとしましょう(笑)
それではどうでもいい近況報告はスルーして本編へどうぞ!
※今回結構長めになってしまいました。ごめんなさい。


第28話 多種族4人の尾行作戦!?

 

 

キョロキョロ…

 

「一体どこに向かってるのかしら…」

「もしかして、サトシが、悪魔、だったり…」

「私が転生させた者ですのでそれは有り得ません。」

「じゃあ私たちに内緒で探してるのかも…」

「それも無いと思いますよ?サトシさんは無茶はしますが無理はしませんから。」

「そもそもビビりだから近づかないでしょ」

 

サトシを貶しながら追跡するサリー、エリス、ユー、サリエル。

 

「でもじゃあ一体どこに向かってるのよ。」

「でも、私たちに隠れて行動してることに間違いは無いですね。」

「っと止まった見たい。」

 

サトシが立ち止まったのは薄暗い店の前だった。

 

 

「ここって、昼の?」

「喫茶店…ですね。」

「何やら面白いことになりそうですね♪」

「……むにゃむにゃ…」

 

サトシが動き出したかと思うとこちらに向かってくる。

 

 

「ちょ、待って、来ないで。待って待って!」

「静かに!」

 

 

曲がり角の影に隠れるが、意味はない。

 

サトシの頭が角から出てくる。

 

「あん?気のせいか…流石にこの時間じゃあいつらも無いわな…」

 

 

 

「ふぅ…」

「え、え?どうして?」

「《インビジブル》という呪文を使いました。」

「え、ちょっ、だめじゃないですか!」

「どうしてです?」

「無条件で不可視化とかどう考えても犯罪を促してるじゃないですか!!なのでその魔法は法で規制されてますからね。ほいほい使わないでくださいよ…」

「そうだったのですか…サリーさん。ご親切に教えていただきありがとうございます♪」

 

「い、いやぁ…ってあ!!サトシどこ!?」

 

「あそこ…」

 

ユーが指さしたのは予想通り昼の薄暗い喫茶店だった。

 

 

 

「おっかしいなぁ…絶対に誰書いたろ…」

そうブツブツ呟きながら薄暗い店の前までくる。

「まぁいいか…さぁ、いざ行かん!我らの理想郷へ!!」

 

そう言いながら店に入っていく。

 

 

 

「ちょちょ、なんか理想郷とか言ってたけど!?」

「もしかするとサトシさんが悪魔の可能性も…」

「えっ!?それは無いでしょ!?」

「はい。転生者の居場所は私が感知できますので…」

「しかし、憑依するようなタイプですと感知出来ないのでは?」

「……た、確かに…」

 

「い、行ってみない?」

「いや、バレてしまったらどうするのですか?」

「そ、そん時はそん時よ!」

「そうですね。百聞は一見に如かず。行って見てみないと始まらないですね!」

「え、えぇ…ほんと…ですか?」

「ほら、さっさと行くわよエリス!ユーも!」

「ちょ、ちょっとまってくださいよぉぉ!」

「ん。」

 

 

(俺は山吹聡。今はリビングデッドのサトシとしてMob生活を送っていた。

しかし!この店のおかげで俺は変わることが出来るかもしれない。

何故なら…ここで俺を磨けば男としての価値も上がるかもしれないからな。)

 

そんなことを考えながら店員に、美人すぎるサキュバスの店員の言われるがままに席に向かう。

 

 

「ご注文はどうなさいますか?」

 

「いつもので。」

 

全力のイケボ(笑)が炸裂する

 

「あ、は、はい。分かりました。」

 

そう言って店員はカウンターの方へ戻っていく。

 

数分後、先程と同じ店員がコーヒーカップを持ってやって来る。

 

「こちらキリマンジャロのダークです。」

 

ダークとはこの店でのみ調合、提供している特別なコーヒーだ。

 

このコーヒーを飲むと、とても元気になるらしい。

 

 

「それでは、そちらをお飲みになってお待ちください。」

 

「ありがとう。」

 

そろそろ分かっただろうか。そう。このサキュバス達が運営している喫茶店は裏の顔、つまり、サキュバスの催淫効果で"いい夢"が見られる場所なのだ。

ただし、いい夢しか見られない欠点付きだ。

そのせいか、一部の男性にしか知れ渡っていない隠れ家的な所なのだ。

 

 

コーヒーを飲みながらゆったりとくつろぎ、その時を待つ。

 

そんなゆとりの時間もつかの間、来店を知られるベルとともに騒がしい4人が入ってくる。

 

「えっ!?ちょ、ほんとに入るの!?」

「いいじゃないですか。別にただの喫茶店でしたら問題ないでしょう?」

「でもバレたら…」

「大丈夫ですよ。魔法で存在偽装してますから。」

「そ、そう?」

「もう。ネムイ。」

「ユーさん。ごめんなさい。無理やり連れてくるような真似をしてしまって。」

「エリスが謝ることじゃない。」

 

 

サトシが今来たばかりの客達に目をやる。

その直後、なんとも言えない表情で硬直する。

その顔をみた隣のオッサンが声をかけてくる。

 

「なんだ?お前の連れか?」

 

「連れ…ではないが、知り合いではあるか…」

「女なのに来るとか物好きも居るもんだなぁ」

「あいつらはなんにも知らねぇよ。多分俺をつけてきただけだろ…」

「そ、そうか…なんだ。お前も色々苦労してるんだな」

「あぁ…」

 

動揺は明らかに分かる程度には出ていたと思うが。

内心の絶叫までは外に漏れてないようだ。我ながらあっぱれだな。

それでは心の内でさらに叫ばせてもらうとしよう。

 

 

 

(やっべぇぇぇぇぇぇぇ!!!)

 

 

 

 




内容は置いといて久々に2000字近く書いた気がします。
2000字書いて内容あれって…駄作の域すらも通り越していっております。
さらに相変わらずの脱線具合も含めるとなんと呼べばいいのか…
ま、まぁここからいつもの急展開&超展開が入りますのでお楽しみに(笑)
ここまでの閲覧、誠にありがとうございます!
次回から天使vs悪魔編収束に向かっていきます。(予定)

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