不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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はい!第2章ラストです!
ちなみに次回の構成はまだ全く出来てません!
とりあえず書きたかったので書きました!(笑)
それではモヤモヤしていると思うので早速本編です!


第23話 意外すぎるクーデターの真相!?(下

 

 

「や、ヤッカブさん!エリスです!さ、サトシが!」

「落ち着け、大体分かっとる。

それじゃ行くぞ、」

 

《ステア》

 

「さ、サリー!?どうしてこんな…」

 

そこに映し出されたサリーは、

暗い建物の中で1人、拘束されボロボロになっていた。

 

 

「さっ、こっからは任せたぞ」

「はい。ありがとうございます。このご恩は忘れません。」

「そうか?じゃあ金くれ」

「何で台無しにするんですか!!」

「はっはっは!さっ、仲間んとこ行ってやりな。」

「はい!」

 

おもむろにこの国の地図を広げ唱える。

 

《インクァーリー》

 

すると広げた地図に赤い点が浮かび上がる。

 

それを見るとスグに走り出していった。

 

【《さぁ、青龍と白虎が睨みをきかせる中、残ってるのは!?……ってちょっと待て嘘だろおい!

残っているのは4人しかいないぞ!?全部あいつがやったというのか!!流石だなおい!我らが白虎!フィリー選手!!カムイ選手と存分に戦ってもらお…》】

 

 

「あ〜悪い。多分全部分かっちまったわ。」

「はっ!俺達の意図なぞ誰にもわかるわけないだろぉ!」

 

 

「さっき、俺の仮説をお前に聞かせて良かったよ。

そして今、全部が繋がった。

1つ言わせてもらおう。お見事だ。まぁただ、もし次があればもう少し俺達を見くびらない方がいいぞ?」

 

「はっ、何が言いたい。」

 

「1つ、何故クーデターを起こしたのがこの国だったのか。

2つ、クーデターを起こすメリットは。

3つ、ボス選定戦の参加者の数

 

 

これが全てを導くヒントな訳だ。

 

もう一度言おう。本当に見事な作戦だ。

 

まず1つ目、なぜクーデターがこの国だったのか。

 

他の国じゃダメだったのか、

例えばもっとたくさん悪魔族がいる場所でやればもっと大規模に出来たはずだ。

 

じゃあなぜこの国なのか。

 

 

城下町だからだろ?

魔王城の目の前にあって、更にボスになった暁には魔王城の門番になれる。

これが本当の狙い。

 

 

次にクーデターを起こすメリットは?

 

 

これもこの国が魔王城の城下町だからだろ?

 

 

最後にボス選定戦の参加者の数、

最後、クーデターを起こす前、何人いたか分かるか?

 

"4人"しかいなかったんだ。

 

じゃあその4人とは誰だ。

あの場にいたのは

フィリーさん、カムイさん、ユー

 

そして、クーデターを起こした人物

 

おかしいな…数が合わねぇんだ

 

だって俺、まだ負けてねぇモン

 

さぁ、おかしいな〜

こうなるとあの場にいたのは

 

フィリーさん、カムイさん、ユー

3人を倒した奴、そして、俺だ

 

だが、あの場にいたのは4人

 

そう、あの場にいたボス選定戦参加者は4人

 

つまり、あの場にいた"魔物"は4人だ。

 

 

いやぁ、さっすがファンタジーだよな〜

なんせ、紙を提出するだけで魔物か、そうでないかを判別してしまうんだから。

 

 

 

 

だよな?人間さんよぉ。

 

 

 

さぁ、これで1つ目、2つ目もすぐ分かる。

 

 

何故この国でクーデターを起こしたように見せかけてボス選定戦を勝ちあがろうとしたか。

 

この国の長になり傀儡の街にする為。

更に自分。つまり人間が魔王城の門番を務める事で

 

人間の出入りが自由になるよなぁ

 

 

そして、クーデターを起こす際の爆発で魔王城に穴が開く

 

そっから人間の軍隊でもなんでも流し込んだらチェックだろ?

 

 

それでダメでも門番はお前だ。いくらでもリトライが出来るって算段だろ?

 

いやぁマジですげえよ。

 

 

ただ、お前らは俺達、魔物を舐めすぎた。

 

 

実際、ボス選定戦への参加を出来ていない。

 

 

それに爆破があってからえらく時間経ったよなぁ…それでも人っ子1人出てこない。

 

どんな人かは全く分からんが俺達魔物のトップだ。

そんな有象無象の軍勢なんざ赤子の手を捻るよりも楽勝だろ。」

 

《エクシヴファイア》

 

「それに、俺達の頭を舐めすぎだ」

 

「サトシ!!」

「大丈夫か?サリー」

「えぇ。少しお腹は空いてるけど、問題ないわ。」

「エリスもさんきゅ。ユーに伝えたか?」

「はい。承っていた言伝、しっかりとユーさんに伝えて参りました。」

「これで、チェックメイトだ

 

お前らちょっと付け上がりすぎだ

人間なんかが調子のんじゃねぇ」

 

 

「…………クソがぁぁぁぁぁ!

たかが魔物風情が調子に乗りやがって!

いい気になるなよ!お前らなんざ、ゆ、勇者様が!」

 

《ウィーク》

 

「冥土の土産だ。俺の新たな必殺技を喰らえ…」

 

「……っ!?」

 

「必殺!りびんぐでっどぱーんち!」

 

ペチ…

 

 

「せ、説明しよう!この技は素手で殴ることにより回復をさせず一方的にダメージを与え続けるというリビングデッド固有の技なのだ!!………」

 

「「………。」」

 

 

『滅身粉骨』

『紫電の一閃』

 

 

ズガーン!

 

 

本日最後の爆音が鳴り響く。

 

それはこの事件を収束させる、

未知数の力の音だった。

 

「ふぃ、フィリーさんにカムイさんじゃないっすか…い、いや、別にね助けなんてなくても俺の『りびんぐでっどぱんち』でヨユーだったんですけどね!あんなヤツ!」

 

「ほぅ!それはどんな技なんだい!?僕に打ってくれ!」

「俺も受けてみたいな。」

 

 

「すいません…ありがとうございます。マジで助かりました。」

 

「サトシ、こっちも、問題無し。」

「君がサトシ君か、ホントにリビングデッドだったなんて!ププッ」

「今笑ったな!俺がリビングデッドってこと笑ったな!許さん!誰か知らんが絶対許さん!」

「おまっ!この方は魔王様だぞ!」

「すいません。申し訳ございません、命を絶って謝罪します…」

 

誰の目にも捉えきれぬスピードでの"土下座"

今世紀で一番本当にリビングデッドが最弱なのかを疑われた瞬間だった。

 

「それで、ボス選定戦を勝ち残ったのは君で、良かっだっけ?」

「正確には"逃げ残った"ですけどね」

「それも戦略の1つ、お見事だ!」

「逃げたのを褒められても嬉しくねぇぇぇ!」

「それで、お主を門番にしたいのだが、とりあえずなにか望みはあるか?」

「もちろん!いやぁ逃げたかいがあったな〜」

「コイツ最低だな!」

「冗談はこれ位にして、今は俺がボスでいいんだよな?」

「その通り。」

「じゃあ俺からの一つ目の政策は、ボスシステムの変更だ!」

「はっ!?」

「あのなぁ!古今東西どこの世界でも『王城の門番』は2人なんだよぉ!何で1人で守らなきゃならん!

よって、フィリーさん、カムイさんを門番、並びにこの国のボスに任命する!!2人で力合わせて頑張って欲しい!」

「なっ!?」

「更にここで2人に恩を売ることでの俺は何もせず甘い汁だけを啜ることが…」

「マジで最低だな!お前!!」

 

「ってことで、俺ができんのはここまで、まぁ頑張ってねぇ〜」

 

「あ、え、あ、うん。」

 

突然の事でその場にいる全員が戸惑っただろう。

しかしサトシには確信があった。この2人が共闘をすれば誰にも負けないと。

 

 

「いやぁ、疲れた〜!よし!美味いもん食いに行くぞ!

今夜は宴だァ〜〜!」

 




ということで第2章終了です!多分これから街を移動することはほぼないでしょう!(笑)
ちなみに次回の構成はホントに全く出来ておりませんので少し時間かかると思います…
はい。すいません。頑張ります…
ということでとりあえず一区切りです!またいつになるか、どんな内容になるか作者すらわからない次回をお楽しみに!(笑)

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