………と言っても前書きで書く事あんまねぇな…
それではもう本編行きますか。どうぞ!!
※なんか最近毎日投稿してますが、あくまで不定期投稿ですので日にちが空いても悪しからず…
《これより、第52回メルキデーク王国 ボス選定戦を開始いたします。
参加者の方々は頑張って下さい。》
ドッカーーーン!!!!
「っ!?」
「ま、まさか!?」
「開始直後は予想してなかった!」
「中央広場の方です!」
ズガーン!!!!!
「こ、これは…」
中央広場についたサトシとエリスが目にした光景は…
超重量級のエネルギー砲をぶん回して無双している"ユー"がいた。
《おぉーっと!開幕直後、中央広場でバッタバッタと参加者がなぎ倒されていく〜!
こんな状況誰が予想しただろうか!?まさかのダークホース出現!!開幕から番狂わせを起こしてくれているのは
全く無名の機巧族少女
『ゆ、ゆーしー、ななさんはち…』》
「"ユー"で、いいよ。」
《それでは遠慮なくユー選手と呼ばせていただきましょう!これは、絶対的2強、フィリー選手、カムイ選手にも、匹敵するほどの実力だァァァァ!》
「……お前かよ!!!!!」
《あ、そうですね。名乗り忘れておりました。
実況、解説はこの私プレメス・エンデルスが、お送りいたします!》
「お前じゃねぇよ!!!!」
「はぁ、でもなんか安心したわ…マジで…」
「そうですね。開始直後のクーデターは予想できないです…」
「まぁ、リスクが高すぎるから無いと思って可能性を切り捨てていただけなんだが…」
「結果違うかったんですから良かったじゃないですか…」
「あぁ、でも安心はできない…」
「そう、ですね…」
「おー、サトシ、来てた、の?」
あらゆる魔物を屠りながら近ずいてくる機械の少女。
「な、なかなかえぐいな、お前…」
「みんな死んでない。ダイジョーブ。」
「いや、まぁそうだけど…」
「あ、ユーってユーだったのね。安心したわ…」
「あ、サリーですか。」
「すまねぇ。色々寄り道してて合流遅れちまったわ。」
「いいわよ。別に、それよりなにか分かった?」
「いんや、特に異常な点は見つからなかった。お前の方は?」
「クーデター隊が大した人数がいないことは分かったわ。」
「おぉ!ナイスだ!」
「私達の、悪魔族の為だから…」
「…………そう、なのか…」
《おぉっと!?ついに2強、青龍と白虎が動き出したぞ〜!?》
そのアナウンスと同時に参加者の目の色が変わる。
もちろんユーも例外ではない。
「ごめん、サトシ。ちょっと行ってくる。」
「あ、ユー。ちょっと待て。」
「ん?」
サトシに声をかけられ後ろを振り向くと、
サトシはユーが振り向いた先でなく、背後に周り小太刀を突き立てている。
「っ!?」
「えっ!?ちょ、サトシ!?」
「ユー、お前油断しすぎだ。そんなんじゃ彼らには勝てないぞ。
これはバトルロイヤル。常に敵の強襲を意識しとけよ。」
そう告げるとユーの拘束を解く。
「よし、んじゃいっちょ行ってこい!」
「ん、あり、がと。」
魔王城 城下町 中央広場 魔王城前
《さぁ!ここ魔王城前ではフィリー選手が次々と挑戦者を薙ぎ倒していく!フィリー選手がこのまま無双を続けるのか!?それとも、フィリー選手を止めるものが現れるのか!!》
そこには二足歩行の白髪の虎が全力で大剣を振り回している。
「ハッハッハっ!まだまだそんなんじゃ負けんよ!もっと来い!ハッハッハっ!」
「あいつ、あんな強かったのか…」
「なんて言ったってこの国の2強と言われていますからね。」
「ってことはアレがもう1人いるんだよな…」
「そうですね…更にフィリーさんはあくまで一騎当千型。
1vs1では明らかにカムイさんの方が上手です。実際今の門番長は彼ですからね。」
「っと噂をすれば…」
「やっと来たか!待ちわびていたぞ?」
「ふっ、まだお前は俺のライバルだとか言っているのか…格下が…」
「確かにこれまでは負けていたが今回は勝つぞ…」
「まだそんな戯言を…」
《さぁ、青龍と白虎が睨みをきかせる中、残ってるのは!?……ってちょっと待て嘘だろおい!
残っているのは4人しかいないぞ!?全部あいつがやったというのか!!流石だなおい!我らが白虎!フィリー選手!!カムイ選手と存分に戦ってもらお…》
ドッカーーーン!!!!
「まだ、私も、いる。勝つのは、私。」
《ここで中央広場にいたユー選手も乱入だァ!一体どうなる!?ボス選定戦!!》
「そろそろだ…行くぞ。」
「「「はっ!」」」
フィリー、カムイ、ユーが睨みを効かせる中…
魔王城から爆音が鳴り響いた。
次回、ついにクーデターが起きます!
悪魔族が、一体なんのために?ボス選定戦の行方は?
サトシ、エリス、サリーはそれぞれどうなるのか!?
あらゆる策謀が交錯する中一体どんな結末に辿り着くのか!!
お楽しみに!!