それでは今回から正式にサトシのハチャメチャ冒険譚がスタート致します。皆様!お腹を抱えて笑って頂けたらと思います!それでは、どうぞ!
第1話 Mobの体で異世界生活!?
もう1度状況を確認しよう。
俺は山吹 聡 17歳 彼女いない歴=年齢…違う違う。パニックで思考がまとまらない。
えと、確か上から花瓶が降ってきて、頭に落ちて…死んだんだったよな…
(死ぬ時くらいもう少しカッコ付けさせてくれよ…)
で、美少女にあったんだったな。
でっかい鎌を持ってる羽根の生えた美少女。確か、「大天使 サリエル」って言ったか…そいつにテゴmゲフンゲフン!住人が減ってきたから異世界に飛ばされたんだっけか…
なるほど…まぁここまではいいだろう。異世界転生物でよく見る展開だ。だが、どうしてこうなった…
「おう!目が覚めたかい兄ちゃん!」
「あ、ええ…まぁ。」
「いやぁまさかサリエル様が俺らに新入りを寄越すとは、流石だなぁ!」
(「サリエル様」か…あの天使随分身分が高いようだな。)
「さ、兄ちゃん!ようこそ「死者の森」へ!これからはアンデッド仲間としてよろしくな!」
そうだ…俺はアンデッド、つまり敵Mobになったなしまったわけだ。
ちなみに、このおっさん?はガイコツだ。いわゆる『スケルトン』だろう。
「でも、『リビングデッド』かぁ。サリエル様も随分手厳しいなぁ…」
「へ、どうしてです?」
「いや、だって『リビングデッド』つったらアンデッド族最弱モンスターだぞ?」
「なんでだよ!!異世界物だったら最強の体になって転生するのがテンプレだろぉ!」
「い、いやぁ、俺に言われてもなぁ…」
「あ、あぁ、すまない。少し取り乱してしまった。」
「いやぁ全然いいんだぜ?面白かったしよ!」
「あ、はい。そすか…」
「ちなみに兄ちゃん。名前はなんて言うんだい?」
「あ、あぁ、俺は山吹 聡だ」
「ほう、変わった名前だな。これからよろしくな!サトシ!」
「あ、はい…」
(いきなり下の呼び捨てかよ!)
「ちなみにあなたは…」
「あぁ、俺か?俺の名はスカル見ての通りアンデッド族1の攻撃力の持つ『スケルトン』だぜ!」
「……は?」
「え?」
「ちょっと待て、『スケルトン』がアンデッド族の中で一番攻撃力が高いのか?」
「あぁ、そうだぜ?まぁ体力は低いがな。」
「なんでだよ!!!!」
「えぇ!?」
「イヤだって、『スケルトン』だぞ!?アンデッド族最弱は不可避だろぉ!」
「まぁ確かにHPは低いとは思うが、ちと癇に障るな。」
「あ、すまない。俺の元いた世界の常識だ。」
「なんてとこだ?潰してきてやる。」
「ちょちょ!待て待て待て!分かった。すまなかったから。」
「確かにHP量は他の種族に圧倒的に引けをとるが、総合的に見たら最弱は『リビングデッド』で満場一致だろうな。」
「嘘だろ…く〇った死体はもう少し頑張ってたぞ…」
「お、そうだ。忘れてた。おまえを長老の所に連れていかねぇとな。」
「あ、あぁ、よろしく頼む。」
「おう!任せとけ!可愛い新入りの面倒くらい見てやるさ!『リビングデッド』でもな!」
「なぁ、こ、この世界の『リビングデッド』の強さ関係が知りたい…」
「『リビングデッド』か?まぁ良くてノーマルスライムの次くらいだろうな。」
「流石に弱すぎだろ!」
「あ、だが、『リビングデッド』はひとつだけ特徴があるぞ?」
「な、なんだ?」
「日光浴びるとダメージが入る。」
「まさかの常時デバフ付きかよ!」
「あ、もう一つ思い出したぞ?あのな…『リビングデッド』だけやたら勇者御一行が狙いたがるんだ。」
「それ一番倒しやすいからだろ!?経験値にされてんだよ"経験値"に!!」
「おぉ!なるほどな!納得だ!」
「もうツッコミが追いつかん…」
息を切らし項垂れるサトシ。
「さ、着いたぞ。長老の家だ。」
「ここが…アンデッド族の長老の家か…」
家自体は質素な材質で出来ているものの大きさはそこらの豪邸とは引けを取らない程の大きさがある。
大きな扉をノックする。
防具屋をしております。『スケルトン』のスカルと申します。
「おぉ。スカルか。どうした?」
とても野太い声が帰ってくる。
「新入りを連れてまいりました。」
「新入り…久々じゃの。入れ」
「失礼致します。」
「し、失礼します。」
そしてスカルと共に扉をくぐる。
と、そこにはとても体の…ゾンビらしきものがいた。
「あの…一言、よろしいですか?」
「おぉ、新入りどうした?」
「長老も『リビングデッド』じゃねえか!!!!!」
いやぁ自分はギャグを書くのは少し苦手なんですが案外何とかなるもんですね(笑)
まだ作者も着地点が全く見えておりませんがまぁ何とかなるでしょ!の精神で書いていきたいと思います。
次回は初のパーティーメンバーが登場します!(予定)
ので、次回も楽しみにして頂けると幸いです。
ここまでの閲覧ありがとうございます!次回も楽しみに!