不死の体で異世界生活!?   作:まるこめ

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たいへんお待たせいたしました!!!
やっとかけましたわ…もうね…時間無いですし、まだあんまり中身ちゃんと決まってないですし、書いても書いても進まないんですよね…泣
と、思っていたのですが毎日ちょっとずつ書いてたら知らない間に結構な文字数になってたのでとりあえず投稿します(笑)
それではどうぞ…


第16話 不死の体の隠された力!?

 

 

 

魔王城 城下町 0番道路 中央広場

 

 

「さーて、この街について一晩休んだことだし!

街に繰り出しますか!!!」

 

「「おー!!」」

 

「よし、じゃあ…まずは飯食うか…」

「「もちろん!!」」

「だよな。さすがに腹減るわ…」

「では商業区に行きましょう。」

「ん?商業区?他にも区があんのか?」

「ええ。では進みながらこの街のことを少し説明しましょうか。」

 

 

魔王自身が統治している街『メルキデーク王国』

魔物の統治する街の中では一番大きい街です。

ちなみに名前はこの街を作った平和と正義を司る天使"メルキセデク"を元にしたそうです。

 

「あ、はい。」

 

この街は2本の大きな道路で区分けされています。

 

北↔南 に伸びている"0番道路"

東↔西 に伸びている"0号道路"

 

これらの道はこの街の中心である王城を真っ直ぐに通り街を4つに分断しています。

 

さらにこの道を基準にして

"西側1番道路" "南側3号道路"

のように道が広がっています。

 

「なるほど。京都みたいな感じか。」

 

「キョウトは知りませんがそうなんじゃないですかね。」

「エラくテキトーだな…」

 

で、4つの区と言いましたけど、

 

北西が商業区 北東が工業区

南西が農業区 南東が軍事区

 

というふうになっています。

 

 

 

「で、今私たちが向かっているのが商業区って事ですね。」

「うおぉ〜!さすが商業区って豪語するだけはあるな!」

 

そこは中華街や市場などを連想させる熱気と活気。

きらびやかな町並み。

見たことのない文字と不思議な看板。

そしてあちらこちらから漂う食欲をそそる香り。

 

「さ、つきましたよ!ここが商業区です!」

「さぁ、飯だァー!」

 

 

 

 

 

 

「ふぅー!美味かった!」

「ええ、こんなに美味しい食べ物…初めて。」

「私も久しぶりにこれてとても嬉しいです♪」

「グッ、ジョブ。」

 

「って、これってどうやって支払いするんだ?」

「「え?」」

「え?」

「あ、そうですね。では見ててください。」

 

 

《キンズパス オープン!》

 

 

そうエリスが言うと胸元からカードのようなものが出てくる。

 

 

「これが"キンズパス"と言って我々魔物の一個体のすべての情報が載っているものです。」

「へぇ〜"キンズパス"…眷属の印ねぇ…」

「で、このカードを店員に渡せば後はやってくれますよ。」

「案外簡単なんだな。」

 

 

「よし、腹ごしらえも済んだことだし…」

「だし…?」

「解散!!!」

「は!?」

「いや、だから一時解散だ。それぞれ好きなとこを見て回ってよし!」

「え、あ、はい。皆さんで一緒に行くんじゃないんですね。」

「みんなそれぞれ行きたいとこあるだろ?そこを一つずつ回ってたらいくら時間があっても足りねぇよ。」

「はい。分かりました♪」

「オッケーよ!」

「…もち、おけ。」

「よし、じゃあ、集合は日没にここで!それでは解散!!」

 

 

「と、言ったものの俺文字読めなかったな…」

 

店の看板に書かれていた文字はハングル文字とイスラム文字を合わせたようなよく分からない文字だった。

 

「まぁ会話は出来るしとりあえず武器探してみるか!」

と、思い立ち前を見ると…

 

剣と盾の看板が目に飛び込む。

 

 

「あ、文字読めなくてもなんとかなるな…」

 

 

 

とりあえず武器屋とおぼしき店に入り、辺りを見渡す。

 

右の壁には1面ズラリと剣が並べてある。

左側には棚があり盾や防具を売っているようだ。

 

「防具は貰ったの使えるし、とりあえず武器だな。」

 

「さ、サトシさん!?」

 

そこには顔を赤らめ息の荒いエリスがいるではないか…

 

「さ、サトシさんも防具を見に?」

 

「いんや、俺は武器だよ。」

 

「そうですか……あ、では終わったら呼んでもらえますか?

サトシさんに行ってもらいたい場所があるので。」

「お、おう…分かった。後でな」

「はい、お待ちしております♪」

 

 

 

「おうエリス、待たせたな!」

「サトシさん。お待ちしておりました♪ってその武器は?」

「あぁ、ここでは珍しいらしいな。"小太刀"だよ。いやぁこの世界にもあって良かったよ。」

「それはサトシさんがもと居た世界の武器なのですか?」

「あぁ、ってか俺の世界にもあったが正しいな。」

 

そんな会話をしながら目をキラキラと輝かせながら小太刀を見つめるエリス。

 

「で、連れていきたいとこってどこだ?」

「あ、そうでしたね。では向かいましょう♪」

 

 

エリスに連れてこられた店は杖のような看板が掲げられている。

相変わらず文字は分からない。

 

「ここは魔法商店です。」

「魔法、商店?」

「ええ。その名の通り魔法を売っています。」

「魔法を!?」

「しかし、通常の魔法ではなくここは少し特殊な魔法を販売しているお店です。」

「と、特殊な?」

「はい。実際通常の魔法は大概の種族が使えますので需要がないんですよ。

と言うか、大概の種族が使えるので"基礎魔法"なんて呼ばれてるんですけどね…」

「なるほど。じゃあここの魔法は使える種族とそうでない種族がいるってことか。」

「その通りです。ここで販売されているのは主に補助、妨害系魔法を専門としています。」

「で、なぜ俺をこんな所に連れてきたんだ?」

「それは…申し上げにくいのですが……

 

戦闘においてサトシさんがあまりにも使い物にならないので…」

 

「悪かったな!!曰く自我を持つ魔物の中でならば最弱らしいからな!!」

 

「その代わりリビングデッドにはいろいろ不思議な能力みたいなものを持ってるんですよ。」

 

「日光に焼かれるだっけ?」

 

「それはリビングデッドの体質なので」

「否定はしないのね…」

「話を戻しますがリビングデッドには不思議な能力が確認出来ているもので2つございます。」

「ほぉ…」

「一つは通常攻撃。つまり自分自身を敵の体にぶつけた時に起こる物理ダメージは魔法での回復を阻害するようです。」

(え、結構いいのが来たぞ…)

「その代わりリビングデッド自体のステータスが低いので肉弾戦は厳しいでしょうね…」

「意味ねぇじゃん!!!」

「ふ、二つ目は凄いですから!」

「し、信じるぞ?」

「はい…では、、、

2つ目は特殊魔法への適性がとても高いことです。」

「え!?」

「先程も言いましたが特殊魔法と言われているものは全ての種族が覚えられる訳ではありません。

しかし、どういうことかリビングデッドのみはその特殊魔法に対する適性が非常に高いみたいです。」

(ど、どうしよう…思ったよりも使えるヤツきた〜!)

「さらに特殊魔法にはかなり強力なものもございます。」

 

「魔法使いガルバるぜぇぇぇ!」

 

 

「はい。というわけでここ、魔法商店です♪」

 

「よし、覚えるぞ!!特殊魔法!!!!」

 

「あ、サトシさん、言い忘れてました!」

「ん?どした?さっさと魔法覚えるぞ?」

「あ、いえ…」

「なんなんだ?言いたいことがあるなら早く言ってくれよ」

「リビングデッドなんですけど…

 

魔法力も低いので選ぶ際にはご注意お願いします。

 

 

 

「ウソぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 




あ、あの…サトシさんね、戦闘シーン書こうにも弱すぎてなんにも書けないんですよ…(笑)
これくらいのテコ入れ許してくださいお願いします…
エリスさんには解説と自分自身(作者)の代弁をお願いしました。ありがとう。感謝してるよ…
それでは次回お楽しみに!!!

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