(※戦闘シーンは思いつきませんでしたので終了後からです!すいません!!m(_ _)m)
それでは本編どうぞ!!
PS:UAが遂に1000突破致しました!!いつも閲覧してくださっている皆様!!ホントに感謝感謝です!
そしていつも感想くださってる方!この場をお借りして
「マジでありがとうございますぅぅぅ!励みになってますぅぅぅぅぅぅぅ!頑張りますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
どれくらいの時間が過ぎただろう…
もう日が沈み始めている。あれから3時間ほどかかったのか…
辺りには疲弊した俺のパーティーの魔物達やこの集落のアンデット達。その全員の視線の先には崩れ落ちていく元戦神。
「か、勝った…のか?」
「あ、あぁ、だな。」
そう。我々は勝ったのだ。勝つことが出来ないと言われていた"戦神アレキサンダー"に勝ったのだ。『ゾンビ凸』で。
が、しかし、
辺り1面が焼け野原になっていた。
「なぁ、アレキサンダーを倒したんだぞ?もっと喜ぼうぜ…?」
「「……………」」
「お、おいおい…どうしたんだよ。この街を救ったんだぞ!?」
「なぁ、これを見てどう喜べばいいんだよ…」
確かにアンデット族+他でこの街を救ったと言っても過言ではない。
なぜならゾンビ凸をしなければただ、無限に続く殺戮が行われていたのだから。
まぁ、集落潰れちゃったから意味無いけどね♪
「ほ、ほらぁ!長老も言ってただろ!!『潰されればまた1からやって行けばいいじゃないか…』ってヨォ!!」
「サトシ…見苦しい。」
「うぐっ!」
「あのアレキサンダーを倒したのは確かに偉業だけど、実際サトシは作戦立てただけだからね。」
「ぐぅっ!」
「さらに守る対象の集落まで潰れてしまっては本末転倒ですね。」
「………」
「これぞ、正しく、ぐうの音も出ない。」
「るっせぇ!」
涙目になりながらユーに叫ぶ。
「そもそも!そこの機巧族が目ぇ合わせなかったらこんな事にはならなかっただろ!!」
アンデットの1人が声を上げる。
「…ギクリ」
「ギクリじゃねぇよ!そうだよ!そもそもお前だよ!忘れてたわ!!」
「お前達がいたからこの集落がめちゃくちゃになったんだ!」
「そうだそうだ!転生してこなきゃよかったんだ!」
「よく見たら悪魔族だっていやがる!!」
「あ、悪魔族だからって何なんですか!!」
「はっ!悪魔族なんて魔物のなり損ないみたいなもんじゃないか!」
《エクシヴファイア!!》
「うわっち!何すんだてめぇ!」
「悪魔族が火属性の上位呪文なんていきがりやがって!!」
「お前がここに現れなかったら悪魔族だって、その残念な機械だって出て行ってたんだよ!こんな田舎はよぉ!」
「そうだよサトシ!!お前のせいだ!!ここから立ち去れ!!」
「…………チッ」
「ちょ、ちょっと!サトシはこの集落を救ってくれた恩人でしょ!?なによこの仕打ち!!」
「何が恩人だ!この街をこんなにしやがって!出しゃばるのもいい加減にしろ!!」
「サトシも何か言い返しなさいよ!!」
「あぁ、分かった。」
「サトシ…」
「出てってやるよ。」
「え!?」
「聞こえなかったか?俺達が出て行ってやるって言ったんだよ。」
「な、なんで?」
「さ、荷物まとめろお前ら。ってまとめる荷物も消し飛んじまったか…」
「ちょっと待ってもらえませんか?どうして私たちが出ていくんです?」
「何言ってんだか…俺達が出ていくなんて当たり前じゃないか。
アレキサンダーにターゲットを取られた張本人。
そして魔物の嫌われ者悪魔族までいらっしゃる。
そして、その全ての人物に繋がっている突然現れた"不幸の元凶"新参者のアンデット…
うちの世界にはある言葉があってな。"出る杭は打たれる"
俺達はやらかし過ぎた。制裁を受けるのも当然ってこった。」
「へっ、分かってんじゃねぇかトーシロが。ここはお前のいるべき場所じゃねぇんだよ!」
「あぁ、そうさ。」
苦笑いのサトシが続ける。
「確かに俺はアンデットもとい魔物としての日数は遥かに浅い。
けどな。"人を見下し見下され、排除し排除されること"に関してはアンタらよりも余程エキスパートだよ…」
「「…………っ!!」」
ここの魔物達は誰も俺の元の世界は知らないだろう。
しかし俺は分かる。
二つの世界を経験し、二つの世界を知った。
そして、二つの世界が同じだと理解した。
だから…
「さ、行くぞ。」
「え、ちょっ、待って、待ちなさいよ!」
「あん?なんだよ。もうここには要はねぇぞ。」
「私があるわよ!!!!」
「あんだぁ?」
「こんなの!納得出来るはずないじゃない!
"出る杭は打たれる"?そんなの私には知らない!!
私だって無意味に、理不尽に忌み嫌われてきたわよ!でも!それでも!!"こんなの違う"わよ!!」
「あぁ、お前は正しいよ。でも、その正しさは自分を苦しめだけだ。」
「…………っ!」
「生き物なんてそんなもんだ。」
「そんなの信じない。」
「それならそれでいい。」
「だって…私は…」
コイツはきっととても純粋に育ってきたのだろう。
家族や仲間の純粋な善意と、
他人の純粋な悪意の狭間に挟まれて、真っ直ぐに育ってきたのだろう。
「"サリー・エフォード"」
「…は?」
(一文字違いの努力バカか…)
「いい名前じゃねぇか。」
「だから何よ。」
「良いから行くぞ。お前にはこれからも世話んなるからな。」
そこには背を向けたサトシと、サトシの言葉を理解したのか察したのか既に同じように背を向けているユーとエリス
「……………バカ」
それは誰に向けた言葉なのか…
本人自身も分からなかった。
はい、というわけでこれにて第一章完結です。
今回結構ベビーな内容で申し訳ないです…
次回からいつものテンションに戻りますのでご安心を!!
あ、章の設定しておかなきゃ…
そ、それではまた次回!!ドヒューン εεεεεヾ(*´ー`)ノ
あ、次回まだ構成練ってるので少し時間かかるかもです(震え声)