ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
その前に、ちょっとあげておきたかったので、こっちを先に
結果がどうなったかは、あとがきを見てのお楽しみ!
というわけで、本編どうぞ
菖「……う~ん……」
つぼみ「菖さん、なんだか難しい顔してます」
えりか「今度の遺跡探検どこにするか迷ってる、とか?」
いつき「菖さんだからねぇ……ありえそうな気はするけど」
ゆり「……あの顔はそんな顔じゃないわね……」
つぼみ「そうなんですか?」
ゆり「えぇ……はぁ、なにを悩んでいるのやら。ちょっと聞いてくるわ」
つぼみ「あ、お供します!」
えりか「面白そうだからあたしも!」
いつき「ならわたしも!」
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ゆり「それで?なにを悩んでいたの?」
つぼみ「お役に立てるかわかりませんが、教えてください!」
えりか「あたしらに黙ってるなんて、水臭いっしゅ!!」
いつき「わたしたちは仲間なんですから!」
菖「ん?……あぁ、顔に出てたか……心配かけさせてごめん」
ゆり「それで?どうしたの??」
菖「あぁ……明たちのことなんだけど、正直に話した方がいいかなぁ、と思ってさ」
ゆり「……わたしたちのこと?」
菖「そ」
えりか「あ~……たしかに。明義兄ぃってけっこう鋭いし」(-▽-lll
つぼみ「それに、君尋さんとさくらさん、時々シプレたちをじっと見てるんですよ……」
いつき「ま、まさかばれてる、なんてこと……」
菖「あると思うぞ?君尋、俺と同じ体質だから」
つぼみ、えりか、いつき「「「……えっ??!!」」」
ゆり「……まさか、と思ったけど、彼も?」
菖「そ、視える人」
コロン「なるほど……だから彼、時々、僕の方を見てたのか……」
菖「えりかも言ったけど、明だけじゃない。静も小狼も、あれでかなりいい勘してるから、隠し通すのも難しい気がするんだよねぇ」
ゆり「そもそも、言葉遊びではぐらかすことはできても、嘘はつけないものね、あなた」
菖「あははは……」(-▽-;
ゆり、つぼみ「「……まぁ、それが菖/さんの美点で、好きなところなのだけれど/なんですけど……」」(ぼそっ
えりか「ん?ゆりさん、つぼみ、何か言った??」
ゆり、つぼみ「「何も言ってないわよ/ませんよ?」」
えりか「ふ~ん??」
いつき「つまり、隠し通すのは難しいし、隠していたせいで関係がこじれることを避けたいから、話すべきか迷っていたってことですか?」
菖「まぁ、端的に言えば」
ゆり「たしかに、問題ね……」
つぼみ「はい」
ゆり「……けれど、もう砂漠の使徒の侵攻もないし、わたしたちが先頭に立たなければいけない、という状況でもないから、わたしは話してもいいと思うわ」
つぼみ「それに、ももかさんと明さんの関係がこじれてしまいかねないですし」
えりか「え?!なんで??!!」
つぼみ「ももかさんは知っていて、自分には教えなかった、嘘をついていた。そう思われても仕方がないってことです」
いつき「あぁ、なるほど……ももかさんだったら、えりかが何かしら秘密にしてることに気づいててもおかしくないしね」
えりか「うぅ……否定したいけど、できないっしゅ……でも!もも姉ぇにだってばれてないはずだよ!!」
ゆり「……まぁ、いずれにしても話しておいた方がいいかもしれないわね。辻褄合わせにも協力してもらえそうだし」
菖「なら、今度の放課後ってことでいいか?」
つぼみ、えりか、いつき、ゆり「「「「はい/うん/えぇ!」」」」
菖「……って、なんで俺がリーダーみたいになってんのさ……」
あとがき代わりのその後の話(スキット風)
~打ち明けたあと~
明、君尋、小狼「「「やっぱりな」」」
静「そうじゃないかとは、思っていた」
ひまわり「へぇ~、そうなんだ?」
さくら「ほぇ?」
ももか「やっぱり、そうだったんだ!……ていうか、えりか、あんたよく秘密にできたわね?」
えりか「むっ!もも姉ぇ、それは聞き捨てならない!!」
ももか「あんたの場合、調子に乗ってゆりや菖くんやつぼみちゃんの足を引っ張ってるとこしか想像できないもん」
つぼみ「あ、あの!えりかはちゃんとわたしのこと助けてくれてました!!」
いつき「……なんか、想像はしてたけど」
菖「みんな反応あっさりしてるなぁ……いや、ありがたいけどさ」
明「そりゃ付き合い長いからな?それに、せんせーの態度、ちっとわかりやすかったし」
君尋「つか、んな変なの連れてたらなぁ」
ひまわり「変、かなぁ?かわいいと思うけど」
さくら「ねぇ?」
ゆり「よかったわね、みんな?」
コロン「はははは……」( ▽ lll
シプレ、コフレ、ポプリ「「「えへへへ~ですぅ/ですっ/でしゅ♪」」」