ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
ラヴァーズだけの座談会です
つぼみ「ゆりさん、お茶の準備、できました!」
ゆり「こっちも、お茶請けの準備万端よ」
舞「あ、あのぉ……」(・ω・;
ひかり「突然呼び出されたので、何が何だか……」(・ω・;
いおな「……なんでわたしまで?」(-ω-;
つぼみ「たまにはいいじゃないですか」(^ω^
ゆり「そうね……同じ人を好きになったもの同士なんだもの」(-▽-
ひかり、舞、いおな「「「…………っ??!!」」」Σ(///Д///
ゆり「うふふ、図星のようね?」
つぼみ「ゆりさん、やっぱりちょっと意地悪になってるんじゃ……?」(-Д-;
ゆり「うふふふ♪」
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ゆり「それで、落ち着いたところで聞きたいのだけれど、菖のどんなところが好きになったのかしら?」
ひかり「い、いきなりそんなことを聞かれても……」(/// ///
舞「え、えぇと……その……」(/// ///
いおな「……」(/// ///
ゆり「ふふ、それなら、つぼみからのほうがいいかしらね?」
つぼみ「へ?……え、えぇと、あの、その……こ、ここはやっぱり幼馴染のゆりさんからなんじゃ……?」
ゆり「あら?語り始めたら止まらないわよ?」
いおな「そ、それもどうかと……」
ひかり「わ、わかりました!わたしから話します!!」
舞「ひ、ひかり?!」
ひかり「恥ずかしがっていても仕方ありません!ここは、わたしの想いの強さをゆりさんにぶつけて見せます!!」
ゆり「あら、いい度胸ね?」
つぼみ「ゆ、ゆりさん?なんだかすごく喧嘩腰に……」( Д ;
舞「それだけ、ゆりさんも本気、ということ?」
いおな「……上等よ、こうなったら素直になろうじゃないの!!」( Д メ
ひかり「い、いおなさん。それはもうやけっぱちというものでは??!!」Σ( Д ;
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ゆり「それで?ひかりはなんで菖が好きになったのかしら?」
ひかり「わたしは、一度、一人で出かけた時に怖い人たちにナンパされそうになったんですけど」
舞「菖さんに助けてもらったの?」
ひかり「はい……それから、事あるごとに一緒にお出かけしてもらって、親切にしてもらって……」
つぼみ「ひかりも、菖さんの優しいところが好きになったんですね?」
ひかり「……は……はい……」(/// ///
ゆり「……ほんと、何度、あの人はフラグを建てれば気が済むのよ……」(-□-;
舞「あははは……けど、わかる気がします」
いおな「舞も、やっぱり?」
舞「えぇ。菖さんの隣にいると、大空の樹のそばにいるような気がして、ほっとするの」
ゆり「彼、基本的に穏やかだからそうなのかもしれないわね」
ひかり「それで、つぼみさんは?」
つぼみ「わ、わたしも菖さんの優しさと穏やかさが好きで……」
舞「ふふ、それじゃ、わたしたち、似た者同士なのかしら?」
つぼみ「はい!」
ゆり「それで、いおなは?」
いおな「わ、わたしは、その……つ、強いけど優しくて、けどそれだけじゃなくてちゃんと厳しいところは厳しいし、何が悪かったのか的確にアドバイスしてくれたり、わたしが悩んでるときに無理に聞き出さないで言い出すまで見守ってくれるところとか……」
つぼみ「す、ストップ!いおな、ストップです!!」( Д ;
舞「な、なんだかすっごく惚れこんでるってことがわかったわ……」( ▽ ;
ひかり「あ、ある意味、ゆりさん以上の強敵かもです……」( ▽ ;
いおな「……はっ!わ、わたしは何を……」
ゆり「菖への愛を衝動のままに全部語っていた、という感じかしら?」
いおな「~~~~~~~っ??!!」(/// ///
つぼみ「あははは……それで、ゆりさんはいつから菖さんを好きになったんですか?」
ゆり「そうね……きっかけは、いつだったかしら?だいぶ小さいころに菖に誘われて遺跡探検に行ったことがあるの」
舞「もしかして、ゆりさんが足を怪我して動けなくなったのを慰めてくれたとか?」
ゆり「うふふ、近いけど違うわよ?」
つぼみ「そうなんですか?」
ゆり「えぇ。突然の大雨で足止めを食らったのだけれど、その時に居合わせた見習い考古学者の人に出会ったの」
ひかり「もしかして、その時に前に出てかばったとか?」
ゆり「えぇ。わたしの前に出て仁王立ちしたのよ」
いおな「そ、それは……」
舞「たしかに好きになってしまってもしかたない、のかしら?」
つぼみ「つ、吊り橋効果、というやつですか?!」
ゆり「ありていに言えば、そうね。けれど、それだけじゃないわよ?」
いおな「……もしかして、一緒にいる時間が長すぎて、いないと落ち着かないから、とかですか?」
ひかり「一緒にいるのが当たり前……は、はわわわわ」(///□///
舞「な、なんだか、絶対勝てない気がしてきた……」
ゆり「あら?わたしは何も菖を独占しようなんて思わないわよ?」
ひかり、舞、つぼみ、いおな「「「「え?」」」」
ゆり「だって、ハーレム法が成立しそうなのだもの。それに、ほかの子ならいざ知らず、あなたたちなら、別に構わないわ」
ひかり、舞、つぼみ、いおな「「「「え?……えぇぇぇぇぇぇっ??!!」」」」
ゆり「その代わり、あなたたち以外の子は認めないけれどね?」(^言^
ひかり、舞、つぼみ、いおな「「「「……(ぞぞわぁっ)……」」」」( Д lll
ゆり「うふふ……はたして、菖はどうするのかしらね?」
おまけ
~そういえば……~
ひかり「そういえば、ゆりさんとつぼみさんは菖さんと何かなかったんですか?」
つぼみ、ゆり「「え?」」
舞「あ、もしかして、映画みたいなラブロマンス?」
いおな「そ、それは興味深いかも」
つぼみ「わ、わたしは……散歩でお花畑巡りをしていたときに雨に降られて、近くの洞くつで一緒に雨宿りを(『日常編:とある雨の日の菖とつぼみ』参照)」(/// ///
ゆり「わたしのほうは……それこそ思い出し始めたらきりがないわね」
いおな「……そ、そんなにですか……」
ひかり「やっぱりちょっと……」
舞「ずるいです……」