ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
菖「どうしたんだ?斗真」
ゆり「何か嫌なことでも思い出した?」
斗真「いんや、人生、どうなるかほんとわかったもんじゃないな、と思ってな」
小説家目指してたはずが、いつの間にか教師を目指すようになり、挫折して新聞社の営業マン……
ほんと、人生どうなるかわからない
あ、ちなみにこの話を書き上げたのが12/20なので、ゆかりさんの将来についてはノーコメントとさせてください
菖「進路かぁ……」
ゆり「進路ね……」
あきら「う~ん……」
ゆかり「困りものね……といっても、菖とゆりはもう決めてるんでしょ?」
菖、ゆり「「まぁな/そうね」」
あきら「へぇ?ちなみに、参考までに聞かせてもらっていいかい?」
菖「俺は考古学者!といっても、神主の資格も取得して、最終的にじいじの跡を継げる準備はしとくつもりだけどな」
ゆり「植物研究よ。お父さんが果たせなかった、心の大樹の研究プロジェクトを引き継ぐつもり……プリキュアであるわたしなら、それが可能だもの」
あきら「……そっか」
ゆかり「あきら?」
菖「なんかあったのか?」
あきら「うん……みくが、ね」
菖、ゆり「「妹さんがどうかしたのか/したの?」」
ゆかり「自分のせいであきらの将来を縛ってしまったと思ってしまっているみたいなのよ」
菖「……なるほどなぁ」
ゆり「それは……」
菖「けどさ、あきら、ちゃんと妹さんに"君のためだけじゃない"って伝えたのか?」
あきら「……え?」
菖「妹の病気を治すために医者になる、医療研究のチームに入る。そこだけなら、"妹のため"ってことになるよな?」
あきら「う、うん……」
菖「けどさ、なら、あきらの夢は妹の病気を治したらそれで終わりなのか?」
あきら「そんなことはない!!」
ゆかり「あきら?」
あきら「たしかに、美玖の病気は治したい。けど、それ以上に、みくと同じ病気で、いや、それ以上に重い病気で苦しむ人達を笑顔にしたい!!それが果たせるまで、わたしの夢は終わるはずがない!!」
菖「わかってんじゃんか」
あきら「……っ!!」(/// ///
ゆり「……ふふ♪やっぱり、素敵な人ね?ゆかりの彼」
ゆかり「えぇ♪わたしの自慢の人よ」
菖「そ。夢なんてのは一つ叶ったら次の夢、というか目標が出てくる。人生なんてそんなもん……って、誰かが言ってた」
あきら「って、受け売りなのっ?!感動してちょっと損しちゃったよ?!」
菖「はははははは!!」
ゆかり「……あなたの彼は、少し食えないわね。ゆり?」
ゆり「……代わってあげましょうか?ゆかり」
ゆかり「遠慮するわ♪」
菖「……ま、俺の場合、別の夢を追いかけるようになった人や、夢を抱えたまま人生を終わらせちゃった人とか知ってるから、言えることなんだけどさ……」(ボソッ
あきら「……うん??何か言った??」
菖「いんや、なにも?」
ゆり「……ところで、ゆかりはどうするの?」
ゆかり「ふふふ♪そんなの決まっているでしょ?」
ゆり「……そうね。どうせあなたのことだから……」
ゆかり「えぇ……」
ゆり、ゆかり「「な・い・しょ」」
ゆり「……だと思ったわ」
ゆかり「うふふ♪にゃ~お♪」
菖「……毎度思うんだけどさ」
あきら「うん……」
菖「あきらの彼女、ほんとに気ままというかなんというかだよな」
あきら「あははは……」
あとがき代わりのおまけ(スキット風)
~
菖「論文の手伝い」
あきら「いたしません」
ゆり「病院運営に関する会議」
あきら「いたしません」
ゆかり「理事長へのご機嫌とり」
あきら「いたしません。医療と手術に関すること以外、一切、いたしません」
菖「手術の成功率は?」
あきら「わたし、失敗しませんので」
いちか「名言、キターーーーーーっ!!」(>▽<*
あきら「……自分で言っててあれだけど、なんでわたしなの?」
~マスター・菖~
ゆり「菖、考古学で食べていけると思う?」
菖「……それを聞くなよ」(--;
ゆかり「まぁ、きっとあなたのことだから、考古学にいそしむ傍ら、ロイズの
あきら「そのうち、S.A.TやS.A.Sに所属してサバイバルの
菖「……なぁんか、聞いたことある経歴」(--;;
-某所-
???「はっくっしょん!!……うぅ……誰か噂でもしてるのかな?」