ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~   作:風森斗真

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さぁて、本編をどうしようか、寄せられてきたリクエストの内容はどうしようか、と考えていたら、なぜか唐突に浮かんできたので書きました。(おい
といっても、正直、ハピチャはあまり好きではないんですよねぇ……(汗
その主な理由は青の神(ブルー)のせいだったりしますが。
めぐみたちプリキュアメンバーや誠司が嫌いってわけじゃないんですがね、いやはや……
とりあえず、本編をどうぞ。


顔合わせスキット~幸せ集める少女たち~

めぐみ「初めまして!愛乃めぐみ、十四歳!キュアラブリーです!!」

ひめ「わ、わわわ……わたしはヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ!ブルースカイ王国の王女で、キュアプリンセスです!一応、"白雪ひめ"で通ってますので、ひめって呼んでください!」

菖「……お姫様二人目、入りまーす……」(苦笑

アコ「……なんでわたしの方を見るのかしら?菖兄さん」

菖「ははは……」

ひめ「む?!わたし以外に王女がいるですと??!!」

響「えぇ。アコはメイジャーランドの第一王女だし」

マナ「亜久里ちゃんとレジーナはアン王女の半身だものね」

ひめ「な、な、な……なんですと~~~~~っ??!!」

菖「……一番、王女らしからぬ王女だな。アコのほうがまだ王女らしい……」

アコ「……あによ」

菖「いや、なんでも」

マナ「それより、わたしたちの自己紹介がまだだったよね?」

なぎさ「あ、そうだった!それじゃ、いつも通り、わたしから」

先輩プリキュア(少女)セイバー(青年)、自己紹介中~

ひめ「え?菖さんって、騎士なの?」

めぐみ「おぉ!それじゃ、ひめ!忠誠を誓ってもらっちゃう?!」

ひめ「ふ、ふふふ……なら、王女らしく」

菖「いや、俺は誰にも忠誠を誓わないから」

めぐみ、ひめ「「え??!!」」

ゆり「二人とも、諦めなさい。菖は誰にも忠誠を誓わない代わりに、プリキュアがピンチの時には必ず力を貸すと自身に誓っているから、それで勘弁してあげて」

めぐみ「おぉ!なんかヒーローみたい!!」

菖「……そんなかっこいいもんじゃないよ」

ひめ「えぇ?ほんとうはどう思ってんの??」

つぼみ「……なんだか、えりかを見ている気分です」

いつき「あぁ、そういえばなんとなく……」

ゆり「……似てるわね、あの二人」

えりか「そうかなぁ?あたしのほうがもうちょっとお姉さんだと思うけど?」

えりか、めぐみ、ひめ以外『それはない』

えりか「……全否定されたっしゅ……」

ひめ「で、菖さん。どうなの?どうなの??」

菖「……俺はヒーローなんてかっこいいもんじゃないし、まして正義の味方でもないよ。ただ、放っておけないだけだ」

めぐみ「誰を?」

菖「秘密(ひ~みつ~)♪」

ひめ「そういわれると……」

めぐみ「気になりますなぁ……」

こまち「それなら……」

ゆり「……ふふ」(指パッチン

菖「……え?」

いつき、ありす「「ふふふ……菖さん、覚悟/お覚悟を!」」

菖「どわ?!ってまたこのパターン???!!!」

めぐみ、ひめ「「って、いきなり何事??!!」」

リボン「菖さんの腕を締めあげて押し倒して、ふんじばりましたわ??!!」

ゆり「大丈夫よ。説明するよりも観てもらった方が早いから、菖が逃げないように確保しているだけだから」

めぐみ、ひめ「「え?え??」」

ひかり「今度はわたしたちの!」

舞「(ターン)です!!」

響「菖さん、覚悟!」

菖「むぎゅっ??!!……いきなり乗っかるのはやめてくれぃ……」

めぐみ「あらら~……」"゚д゚)

ひめ「な、なにが何やら……」"゚д゚)

アコ「……馬鹿っぽい」

くるみ「まったくね」

せつな「あ。あははは……」

ラブ「それではお待ちかね!後輩向け説明寸劇!」

やよい「『大樹の騎士と月光のプリキュア、奇跡の物語』!」

みゆき「始まり始まり~っ!!」

~劇終了~

ひめ「すごごごごごごごーーーーーーーーーーいっ!!!!」

めぐみ「うんうん!!感動ものだよ!!」

菖「……これが二回目だけどさぁ、自分の過去を脚色されて見せられる俺の気持ちにもなってくれ……というか、俺、この場に必要か?」

ゆり「あら。いままでわたしたちに恥ずかしい思いを散々させてきたんだから、ちょっとくらい、意趣返ししてもいいじゃない」

菖「……さいで……というか、二人が盛大な勘違いをしそうで俺は怖いよ」

めぐみ「え?」

ひめ「どゆこと??」

菖「実際は劇ほどロマンチックじゃないし、心の大樹の前で抱き合ったりしてないし」

ゆり「そういえば、そうね」

菖「というか、お前、俺が心の大樹と契約するって決めたとき猛反発したじゃないか」

ゆり「そうだったかしら?よく覚えてないわ」

菖「口で言ってもわからないってわかったら、薫子さんから教えてもらってた空手の技、全部ぶつけてきたよなぁ……制服姿のまんまで」

いつき「……へ?」

えりか「まさか菖さん……見たの?」

つぼみ「ま、まさか……菖さんに限ってそんな……」

ゆり「……そこのところ、どうなのかしら?菖」(^^メ

菖「具体的に何をとまでは言わないが、見てない(・・・・)に決まってんでしょうが!目のやり場にめちゃくちゃ困ったっての!!」(--;;

ゆり「そう、なら許すわ」

ひめ「な、なんか、劇と違って仲がいいのか悪いのか、まったくわかりませんぞ、御二方……」

めぐみ「けど、これって幼馴染だからこそなんじゃないかな?わたしにも、男の子の幼馴染がいるし」

くるみ「それはそうと、劇を見た感想は?」

ひめ「感動ですぞーーーーーーっ!!」

めぐみ「もう、二人の愛があふれてて、幸せいっぱい、お腹いっぱいです!!」

菖「……さいでっか……」(―▽―;;

亜久里「ところで、ひかりさん、舞さん、響さん……」

アコ「いつまで菖さんの背中に乗っかってるつもり?」

ひかり、舞、響「「「……っ???!!!ご、ごめんなさい、菖さん!!」」」

菖「ん、気にしないで……というか、なんで俺の背中に乗りたがるかな……」

ひかり「だって……///」

舞「ねぇ……///」

響「あはははは……///」

ありす「ところで、こまちさん……次回、ぜひ脚本を執筆していただきたいのですが。もちろん、真琴さんとうららさんが主演で」

こまち「うふふ、面白そうね」

真琴「えぇ、全力でやらさせてもらうわ」

うらら「はい!」

やよい「なら、ポスターはぜひわたしに!」

えりか「衣装はぜひともあたしに!!」

美希「わたしも協力するわ!!」

ひめ「及ばずながら、不詳、このひめも……」

くるみ「……なんか、不穏な気配が……」

りん「なぁにやってんだか……」

菖「まぁたずいぶんと賑やかになったもんだなぁ……」

ゆり「そうね。頑張ってね、お兄さん」

菖「それを言うならゆりもだろ、お姉さん」

ゆり「……それもそうね」




スキット集

~似た者同士、ただし、混ぜるな危険?~
ひめ「う~ん……ここをもうちょっとこうしたほうが……」
えりか「あ、これを合わせてもいけるんじゃ?」
ひめ「おぉ!その手がありましたか!!ナイスですぞ!えりか殿!!」
えりか「ひめっちもなかなかっしゅ!」
つぼみ「すっかり二人の世界です……」"゚д゚)
ゆり「似た者同士、気が合うのかもしれないわね」
菖「……けど、あの二人は『混ぜるな危険』だと思うんだがな」
めぐみ「え?どういうことですか??」
ゆり「似た者同士で、性格もそっくり。ということは、トラブルを二倍にする可能性もある、ということよ」
菖「……そうなったら、二人の制裁はゆりに担当してもらう感じかな?」
ゆり「それじゃ、この際だから、徹底的にやってしまいましょうか」(^▽^メ
えりか、ひめ「「(ゾクッ)……な、なんかいま、背中に寒気を感じたっしゅ/ましたぞ……」」(--lll

~長いなぁ……~
菖「そういや、ひめってのは偽名なんだよな?」
めぐみ「うん!でも学校じゃ"白雪ひめ"ってことで通ってるわ」
ゆり「さすがに、ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイは長いものね」
なぎさ「え、えぇっと……ヒメルダ・ウィンドウ・オブ・ザ・ブルースカイ?」
咲「え?ヒメルダ・ウンドー・アーキュリー・ブルーハワイじゃなかったっけ?」
のぞみ「ヒメルダ・オブ・ザ・キュアブルースカイじゃなかった?」
ラブ「違うよ!ヒルダ・ウィング・キュアー・ザ・スカルだよ!」
ひめ「……全然違うんだけど……」
菖「……お前らなぁ、人の名前で遊ぶなて……長いからわからんでもないけどよぉ」(苦笑

~わたしの歌を……2~
うらら、つぼみ、真琴「「「~~~~~♪」」」
菖「やっぱ、三人とも、歌うまいな」
ひめ「めぐみも結構うまいですよ?」
めぐみ「うぇ?!ちょ、ひめ、いきなりなにを??!!」
ひめ「ほれほれ、めぐみ~。歌ってしまいなさい!そして、菖さんのハートをがっちりとつかんでしまうのですぞ!!」
めぐみ「うぅ……」(チラ
菖「……うん?」
めぐみ「……わかった。わたし、頑張る!」
ゆり「乗せるのがうまいのか、乗せられやすいのか……」
めぐみ「わたしの歌を聞けーーーーーーーっ!!」

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