ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~ 作:風森斗真
というわけで、先に、あの人に出てもらうことにしました。
ひとまず、本編どうぞ。
なお、今回は中の人ネタが一つ入っております。
わかりにくいかもですが(汗
亜久里「初めまして。
ゆり「あら、ご丁寧にありがとう」
菖「こちらこそ、よろしく。けど、そんなに堅苦しくしなくていいんじゃないか?」
亜久里「いいえ、そうは参りませんわ!『プリキュア五つの誓い、一つ!プリキュアたるもの、一流のレディたるべし!!』ですもの」
菖「へぇ……プリキュアにそんな誓いがあったんだな」
亜久里「ところで、菖さんは男性ですのにプリキュアに変身できるのですか?私はそちらのほうが気になります」
マナ「よくぞ聞いてくれました!!ゆりさん!」
ゆり「そうね」(指パッチン)
(いつきとありす、菖の背後へ回りこみ)
いつき、ありす「「……(にこっ)」」(菖の腕、がしっ
菖「……へ?……どわぁ?!」
あかね「御用や!菖さん!!」
やよい「ご、ごめんなさい!!」
菖「ちょ?!」
こまち「かれん!いまよ!!」
えりか「つぼみ、行くっしゅ!!」
なお「あゆみちゃん!行っちゃえ!!」
かれん、つぼみ、あかね「「えぇ/はい!」」
菖「むぎゅっ?!」
ラブ「す、すごい……」
せつな「一瞬で菖さんの背後に回って腕を締めあげてから縄で縛って、かれんさんとつぼみとあゆみがマウント取って動きを完全に封じた……」
美希「まさに完璧なコンビネーション……」
祈里「……あら?ひかりさんたちは……」
ひかり、舞、響「「「……」」」orz
アコ「……乗り遅れて参加できなかったみたいね」
なぎさ「そんなに残念がることかなぁ?」
れいか「うふふ……」
マナ「それでは!亜久里ちゃんに説明するために、みんな(菖さん以外の)で考えた劇をご覧いただきましょう!」
りん「題して、『大樹の騎士と月光のプリキュア、奇跡の物語』!!」
キャンディ「始まり始まりクル~!」
みゆき「あ~!キャンディー、わたしのセリフ盗らないでよー!はっぷっぷ~!!」
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うらら「なぜ、あなたはともに戦ってくれるのです?この戦いはわたし一人で背負うべきもの、なのになぜあなたまで傷つく必要があるの?!」
真琴「それが私の選んだ道だからです。なにより……」
こまち「そういいかけて、少女に微笑みを浮かべながら、騎士は語りました」
真琴「幼馴染のあなたを一人で戦わせることはできません。だから、ともに戦いましょう」
うらら「……ありがとう、セイバー」
こまち「少女は騎士にお礼を言い、そっと彼の胸に身を寄せました。騎士も、そっと少女の肩を抱きしめました。二人のその様子を、心の大樹が優しく見守っていました……おしまい」
亜久里「……」
マナ「どう?亜久里ちゃん?菖さん――ユグドセイバーのこと、少しはわかった?」
亜久里「……ぶ……」
アコ「ぶ?」
亜久里「ブラボーですわぁーーーーーーーーっ!!」
アコ「そんなに?」
亜久里「貴女は、彼の素晴らしさがわからないのですか?!危険を承知で、プリキュアとなった幼馴染を助けるべく、騎士となったその心!男性であることが悔やまれてなりませんわ!!」
菖「う~ん……そんなに褒められたものかなぁ?」
亜久里「はい?」
菖「いや、ゆりがほっとけなかったってのもそうなんだけど、世界が砂漠になっっちゃったら遺跡探険もできなくなっちゃうしねぇ」
亜久里「……あくまで、自分の夢を追うために手を貸した、と?」
菖「ま、六四でそんな感じかな……つか、こまち」
こまち「はい?」
菖「かなり脚色したよな?いまの話」
こまち「うふふ……さぁ、どうでしょう?」(ニッコリ
菖「……したんだな、脚色。まぁそれはいいんだけど」
みゆき「それはそうと、三人とも。そろそろ下りた方がいいんじゃない?それとも、三人分のおもしで菖を紙切れにしちゃうつもりかしら?」
かれん、つぼみ、あゆみ「「「……っ!!??ご、ごめんなさい!菖さん!!」」」
菖「いや、別に構わないけど……みゆき、もしかして怒ってる?」
れいか「もしかして、キャンディーにセリフを盗られたことでまだ不機嫌なのでしょうか?」
えりか「というか、みゆきってこんなにドSなキャラだったっけ?」
あかね「いんや。不機嫌になるとこないなこと突然言いだしたりすんねん」
なお「わたしたちの間だと、『みゆき様モード』って呼んでるけど」
奏「いかにも女王様って感じだものね……別の意味だけど」
エレン「別の意味の女王様……音吉さんの本で読んだことがあるわ!」
りん「いや、一体どんな本よ?!」
なぎさ「そんな本があるなんて……ありえな~い!」
六花「……なんだかもう、しっちゃかめっちゃかね……」
亜久里「ずいぶん、にぎやかな方たちですのね……」
アコ「すぐになれるわ。ま、なれるまでが問題なんだけどね」
亜久里「はぁ……」
おまけスキット
~「お仲間が増えました」~
アコ「ところで、亜久里。あなた、小学生?」
亜久里「そうですわね。4年生ですわ」
アコ「そうね、3年生よ」
亜久里「やはりそうでしたのね!同じ小学生同士、これからもよろしくお願いいたしますわ」
アコ「ん、よろしく」
~「菖さんの背中は……」~
えりか「ところでつぼみ……どうだった?菖さんの背中」
つぼみ「はひぃっ??!!」
こまち「そういえば、感想、聞いていなったわね。かれん?」
かれん「え、えぇっと……」
あかね「ほれほれ、あゆみも観念して白状しぃ?」
あゆみ「あうぅぅぅ……」
かれん、つぼみ、あゆみ「「「も、黙秘権を行使させてほしいわ/いただきます」」」
ゆり「(それだけ、気持ち良かったっていうことなのね……)」
ひかり、舞、響「「「(いいなぁ、うらやましいなぁ……)」」」
~「ドS王女みゆき様」~
菖「にしても、さっきのみゆきにはびっくりしたなぁ……」
なお「ときどき出てくるんですよ……みゆき様モード」
れいか「普段のみゆきさんとは真逆になるので、いつも驚かされます」
あかね「そらいきなりあんなん見せられたらなぁ……」
やよい「うんうん」
みゆき「なに?わたしがどんなしゃべり方をしようと、わたしの勝手でしょ?」
菖「別に俺は否定しないよ?まぁ、知り合いに似てるなぁって思うけど」