鬼剣の王と戦姫   作:無淵玄白

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「乱刃の隼姫Ⅰ」

 

 執務室は色々な空気であった。いざ鎌倉ならぬ、いざ「アルサス」などと考えていただけに、出鼻を挫かれた形である。

 

 

 リョウ・サカガミはそう考えてから、エレオノーラの執務机から資料を読み上げた。

 

 

 

「―――三千の軍団か、さてどうする?」

 

 

「動かなければいけないだろうが……この場合の決断を下すは私でもお前でもない」

 

 

 

 渡された資料を半ばエレンからひったくり読み上げていたリョウの視線が、エレンと同時にティグルに向けられた。

 

 

 その視線の意味は分かる。つまりは、戦うかそれともさせるがままにしておくかは、自分に委ねられたのだということ。

 

 

 

「俺にこんな重要な決断をしろってのか?」

 

 

「重要な決断だからこそだ。私はお前に協力することを決めた時から、一種の契約を結んでいるんだ。お前が、我がライトメリッツの兵を雇ってくれている以上は、お前の判断に私の兵を任せるとな」

 

 

「それは元傭兵だからこその言葉か?」

 

 

「契約の神ラジガストにそむくわけにもいくまい。そして戦う相手はそのラジガストの契約を反故にして中立を破った女だ」

 

 

 

 水掛け論だな。と感じつつ、とりあえず此度の外征理由を聞くために使者をオルミュッツ軍に送ることをティグルは提案した。

 

 

 そうしておきながら、幾らの兵ならば動けるのかを聞く。遠征前に消耗させたくないのはお互い同じだ。

 

 

 

「とりあえず残していく兵…予備兵力の二千ならば、確実に動かせる」

 

 

 

 エレンの言葉に対して、一瞬だけ考えてから、戦を避ける手段も考える。リュドミラの「変節」の原因を知るには、「間者」の報告が必要だ。

 

 

 

「分かった。二千の兵に戦支度をさせてくれ。それと、ここに来るまでにオルミュッツに立ち寄ったものがいて、今回の遠征に何か「裏」「オルミュッツの現状」を知っているものがいれば、何でもいいから教えるように立て札を立ててくれ」

 

 

「文言はどう書く?」

 

 

 

 ティグルの矢継ぎ早の指示に毛筆と紙を取り出したリョウが清書する姿勢を取っていた。

 

 

 それに対して頭の中で言葉を組み合わせていく、修飾語句などは任せつつ、分かりやすい文言で……頭の中で出てきた言葉を脚色しつつ、見事なジスタート文字で書かれたそれをリョウはこちらに渡してくる。

 

 

 事前報酬の額が安すぎやしないかと思うが、それにリョウは付け足してきた。

 

 

 

「場合によっては『ガセ』ばかりが集まる可能性もある。質問は俺がぶつけるから、お前は裏づけ出来た場合の報酬を書け」

 

 

「お前ほど達筆じゃないから―――金二枚と書いてくれ」

 

 

「大盤振る舞いだな」

 

 

「金二枚で、もしかしたら二千の兵に死傷無くせるかもしれないんだ」

 

 

 

 安いものだろう。と同意を求める。金二枚と清書した男は首肯をした。

 

 

 しかし、あちらの理由次第ではどちらにせよ「ぶつかり合う」道しか残っていないのかもしれない。

 

 

 そう考えて、この公国の責任者に視線を向けると、エレオノーラ・ヴィルターリアは真面目な顔で首肯一つをして、それらを承認した。

 

 

 

 

 

 † † † †

 

 

 

 

 

 新雪というには、まだ速すぎるものの気候の関係上、降雪が早いジスタートの一公国「オルミュッツ」を抜けてきた女は、そこが少しだけ暖かいことに気付く。

 

 

 まだこの公国は「秋」の季節なんだなと考えて、深い息を吐いた。

 

 

 白く日光の影響で銀色にも見えた己の息に―――痛み混じりの郷愁が混じる。

 

 

 白銀という色が嫌いな訳ではない。寧ろ見るもの全てを躍らせる。それは冬が長く厳しいジスタートにとっても同じことだ。

 

 

 ヒトの感性というものは、生まれた国で違うとはいえ、その色が忌避されるのは少ない。

 

 

 女個人の問題である。

 

 

 

(そろそろ新しい外套でも新調するかな……)

 

 

 

 郷愁を打ち払いながら、そんなことを心の中で呟いた時、ふと前方に己が歩いている街道の脇。そこに何かを刺している男の姿が見えた。

 

 

 男は女と同じ黒髪。衣装もどちらかといえば自分と似たような黒系統のものだ。

 

 

 何か―――立札を刺しているのだと気付きながら、その所作のぶれの無さに、目を惹かれた。

 

 

 それが契機であったかのように、男―――女からすれば少年とも青年とも言える若造の目がこちらに向いた。

 

 

 自分の服のけったいさと腰に差しているもの、片目を隠したその風貌は初対面の人間に、幾ばくかの不審感を与える。

 

 

 しかし、そんな奴は見慣れているのか、それとも食指の一つも動かなかったのか、直ぐに作業の方に戻り、近く遠くと距離を置いて、その立札が注目されるかを確認していた。

 

 

 そんな男の後ろを通る形で街道を抜けようと思い、ついでに男の努力に報いてやるかと思ってその立札を見ると……なかなかに興味深いことが書かれていた。

 

 

 

「ねぇ―――この金二枚って本当? 金貨二枚の間違いじゃなくて?」

 

 

「……ああ。もっともガセが集まる可能性もあるから、報酬は、裏を取って、こちらで判断してからだがな」

 

 

 

 話しかけられることは想定していなかったような声音だが、直ぐに平静を装ってくる男。

 

 

 

「だとしても気前いいもんだね。ガセかもしれない情報でも、この金子なんてさ」

 

 

「人の命が失われるのに比べれば安いもんだ―――俺の雇い主の考えだが、俺も同意見なんだよ―――それで本題だが……話しかけるからには、何か知っているのか?」

 

 

 

 空気が変わったのを感じた女は、苦笑をしつつとりあえず一つの探り針を吐いた。

 

 

 

「宿屋の従業員の家族、そして宿屋の主人達―――総数十人以上が人攫いにあったって話だよ」

 

 

 

 こちらの吐いた言葉に男は眉を少し動かした。詳しく話してもらえるか? と尋ねてきた男だが、それだけで動くとは余程の事情なのだろう。

 

 

 しかし、口封じの為に殺されるのも嫌だし、何より向かった先で駄賃がもらえるとも限らないとして、この場で金子を寄越せと言う。

 

 

 

「金二枚を棒に振るのか?」

 

 

「殺されるよりはマシだよ」

 

 

 

 猜疑心の塊と見られかねないが、生まれてこの方、そこまで人間を信頼して生きてきたわけではない。本当の意味で信頼出来たのは―――ただ一人の夢見がちなバカだけだ。

 

 

 そんな自分の言葉は、黒髪の男をむかつかせるだけのものがあったらしい。

 

 

 

「……今のは少しむかついたぞ。俺のことを疑うのはいい。しかしここに書いてあるライトメリッツ戦姫は、一応……もしかしたら……あるいは、友人の人間なんだ」

 

 

「随分と自信無さそうだね」

 

 

 

 言葉の後半には、段々と自信なさげにトーンが下がってくる。意外とこの男はライトメリッツ戦姫のいい「友人」なのかもしれない。

 

 

 

「あいつは信義は曲げない。たまに暴走するが、そりゃあいつがまだまだ経験浅いだけだ……。冷静なだけ、計算だけの為政者なんかよりはまだ信頼できる」

 

 

 

 知っているよ。と言葉に出さずに同意しておく。

 

 

 しかし……会って穏やかでいられるのだろうか。傭兵同士であった頃の事を持ち出されれば、何と言うか金二枚では済みそうにない。

 

 

 

「……一手仕合ってもらえる?」

 

 

「何のために?」

 

 

 

 エレオノーラに会う前に、この男がエレオノーラを止められるというのならば、まぁ謁見するぐらいはいいだろう。

 

 

 

「あんたが私の護衛として使えるかどうか」

 

 

「何か因縁あるのか、エレオノーラと?」

 

 

 

 言外の意図を読み取った男に苦笑しつつ街道の脇、人目に着かない所まで歩いていく。

 

 

 立会いをするのに上等な場所まで着いた。周囲には休憩所か何かの『まじない』として置かれたであろう地面に突き立つ巨岩数個。

 

 

 広くも無く狭くも無い程度の場所、枯れて茶色になった足元の草を踏み鳴らしつつ、男と対峙する。

 

 

 見るものが見れば美形と言えるし、普通とも言える。だが、人の見え方などそいつの能力次第でどうとも言える。

 

 

 無能であれば、美形でも不細工に見えるし、有能であれば、不細工が美形に見える。

 

 

 

 結局―――顔の良し悪しで人間の美醜は決まらないのだろう。

 

 

 

「そういや名前聞いていなかったね。教えてくれる?」

 

 

「ウラ・アズサ」

 

 

「ヤーファ人?」

 

 

 

 質問に首肯で答える男。嘘は突いていないのだろうが、どうにも偽名臭い。

 

 

 いや所詮、自分が知っているヤーファ人の名前などそんなに無いのだから、何とも言えないのだが。

 

 

 

「そちらは?」

 

 

 

 分かっていたとはいえ聞かれるか、それに対して挑戦的な笑みを浮かべて―――何年も前に新調して以来、そんなに使っていなかったヤーファの『小剣』二振りを引き抜く。

 

 

 手入れは怠っていなかったとはいえ、それでも何かしらの不調があると思っていたが、濡れ光る剣の輝きはあの日以来だ。

 

 

 

「アタシに勝ったら教えてやるよ」

 

 

 

 瞬間、女―――『フィグネリア』は、『金二枚』のヤーファ人に向かっていった。

 

 

 

 その女の手並みが通常ではないことは所作から分かっていた。リョウは、引き抜いた「銘刀」に瞠目する暇も無く、突きこんできた『小太刀』の切っ先を、鞘で受け止める。

 

 

 受け止められた鞘を軸に横なぎの一撃。相手を空かすために後ろに二歩下がる。体勢を崩された女だが、構わず振り切った。

 

 

 

 ―――(ここだ)―――刀―――鬼哭を構えなおして、抜刀の体勢を取る。

 

 

 女の追撃、振り切った勢いを利用しての返す刀が踏み込みと同時に振舞われる。その一点を狙っての抜刀術―――。

 

 

 

 振るわれる『小太刀』を狙った武器破壊。しかし―――予測は外れる。抜刀の勢いが殺されたわけではない。

 

 

 鈍い金属音。一刀だけで振るわれていた返し太刀に加われるは、もう一つの小太刀。

 

 

 

「くっ……」

 

 

 

 流石に膂力、交点での力押しで勝るか、それならば膠着を抜け出すために。足払いを掛ける。

 

 

 斬り合いを終えて、大きく退く女。しかし―――足払いを掛けた足に少しの痛みが走る。

 

 

 

(あの一瞬で浅いながらも踏み抜いたか)

 

 

 

 靴の尖ったヒール。それを退くと同時に振るったのだろう。評価を改める必要がある。

 

 

 などと、こちらの勝手な値踏みに構わず―――遮蔽物―――岩に隠れる女、狙いは容易に知れる。

 

 

 全てのものに始点と終点がある以上、何でも斬れることは剣士の究極の理想だ。

 

 

 何の呪鍛も施していない剣で―――岩を斬ることは―――今の自分ならば出来るか。

 

 

 

(試す価値はあるか)

 

 

 

 だが、そんな夢想を無にするように、女は岩を登って上から飛び掛ってきた。

 

 

 その鳥―――猛禽のような襲撃に反対に岩に回り込むことで避ける。

 

 

 右か左かという逡巡を打ち切ったその攻撃の思いっきりの良さに、もはや間違うことなく一流の使い手だと断じる。

 

 

 

(悪いが―――夢想に付き合ってもらうぞ)

 

 

 

 岩を背に―――岩の鼓動を知る。岩にこそあるべき始点。それはかならずあるはず。そこから終点に至るまでの死への道筋がある。

 

 

 心臓の音をリズミカルに刻みつつ、呼吸を整えて丹田に力を込める。気合が刀に乗り―――振り向きざま、自分と共に羅刹と戦ってくれた侍。

 

 

 大剣で、大羅刹を真っ向から断ち割った男の気持ちで―――鬼哭を一刀両断で岩に放った。

 

 

 左右二つに割れる巨岩。右から回り込もうとした女はそれを躱すために大きく躱すしかない。

 

 

 

「!!」

 

 

「遅い!」

 

 

 

 瞠目した一瞬、崩れ落ちた岩の平らな面を踏み台に、先程の意趣返し、上方からの襲撃。

 

 

 両腕を撓めての突きの姿勢。これをどうやって―――返す。

 

 

 膂力では勝てず。かといって完全な奇襲。それを相手には―――。

 

 

 

(受け太刀は無理だね)

 

 

 

 判断したフィグネリアは大きくステップして、リョウの剣戟を躱す。虚空を貫く閃光。

 

 

 そうとしか表現できないものがフィグネリアのいなくなった空間を貫き、光の軌跡を残す。

 

 

 しかしリョウの横に躍り出て襲撃を、と思った瞬間に突きの姿勢でいた剣が、身体ごと風車のように回り、フィグネリアのわき腹を撃とうと狙う。

 

 

 早業の限りを見ながらも、フィグネリアの身体は反応する。小太刀の一刀で受けようとしたが―――、それをすり抜けるかのように変化した刀の軌跡。

 

 

 防いだはずの一撃が、自分のわき腹を止まらずに叩いた。

 

 

 

(未熟……!)

 

 

 

 内心の声は、リョウの方であった。プロテクターを叩いた衝撃であえぐフィグネリア。そうしながらも、苦虫を噛み潰すのは自分だ。

 

 

 先程の攻撃、読んでいたとはいえ、あまりにも行動が早すぎて返し技がただの「棒振り芸」になってしまった。

 

 

 もちろんそれなりの「力」と「理」はあったが、交差必殺の一点での透かしが、あまりにもお粗末であり、そこから再びの力込め。

 

 

 親父が見たならば、同じく「未熟」と言ってきたぐらいに神流の剣客としては、お粗末な技だった。

 

 

 とはいえ……その一撃で女は戦闘不能になってしまっていた。峰で叩いた脇腹を抑えて蹲っていた女に手を差し出す。

 

 

 

「俺は合格かい?」

 

 

「―――ああ、そしてよくも私を騙したな。リョウ・サカガミ」

 

 

 

 ばれてしまったか。と舌を出しつつも、こちらの手を取ってくれる女、よく見ると背も高い―――リムぐらいあるだろうか。

 

 

 ヒールの関係かもしれないが、少し野暮ったい外套さえ無くせば、民族衣装を着たエキゾチックな美女と言ってもいいかもしれない。

 

 

 肌もジスタート人の割には日に焼けており、少し黒い。ムオジネル人の血も混じっているのかもしれない。

 

 

 そういった美女に少し見惚れるのは仕方ない。しかしそれも一瞬であった。

 

 

 

「別に騙してはいない。どちらも俺にとっては俺を指す名前ではあるんだから」

 

 

 

 詭弁ではあるが、あまり初対面の人間に、己の表名は警戒感を出させるから出さないようにはしている。

 

 

 面が割れている場合などは、どうしようもないが。

 

 

 

「それで―――来てくれるか?」

 

 

「……仕方ないか。ただし一つ条件がある」

 

 

「条件?」

 

 

「あんたが偽名を名乗ったんだから、私にも変装と偽名でエレオノーラの前に出させて、その資金はあんたが持つ。これでいいならば行くよ」

 

 

「分かった。呑もう」

 

 

 

 まさか呑まれるとは思っていなかったのか、驚いた顔をする女。

 

 

 せめて俺にだけは本名を教えてくれと言うとそれに関しては嘆息しながら、答えてきた。

 

 

 

「フィグネリア」

 

 

 素っ気無い返答だが名前を知れたのは僥倖である。

 

 

 

「ライトメリッツの服の仕立て屋に着くまでに偽名を考えといてくれ」

 

 

 

 そんなことを言いながらフィグネリアと共に元の場所に戻る。

 

 

 馬はどうやら奪われていないようで元気に草を食っていた。

 

 

 美味そうに食っている所、申し訳ないが―――といった感じで、気付けをする。

 

 

 

「馬乗れそうか?」

 

 

「少しわき腹が痛いけれどね……まぁ問題ないかな」

 

 

 

 苦笑するフィグネリア、痛みが引くまで時間はかかるかと思い、御稜威を仕掛ける。

 

 

 聞こえぬように呪言を吐き出してから、フィグネリアが鞍に乗れるように身体を支える。

 

 

 

「下心ありすぎるのも嫌だが、下心なさすぎるのも嫌な気分だ」

 

 

 

 めんどくさい女だな。と内心でのみ言いながら、苦笑をしておく。

 

 

 

「特にあんたは女と見れば見境なく手を出す色情英雄だって話だし」

 

 

「んー、かなり語弊と誤解を招く発言だ。ただ…もう否定はしない。世の中に俺にとっての最高の女が多すぎるんだよ」

 

 

 

 ヤーファでもそうだが、西方でもそうだ。別に女性に責任を求めるなどというわけではない。

 

 

 しかし、ティッタやオルガ、ついでに言えばエレオノーラがティグルに対して一線を思いとどまる所を、何故か俺の周りの女性は自重してくれない。

 

 

 

「それじゃしっかり頼むよ。こんななりでも女なんだからさ」

 

 

「当たり前だ。それ以外の何だってんだ」

 

 

 

 そんなことを言いながらも、こんな時に限って外套の前を開けて、薄い上着に包まれた胸を自分の背中に押し付けるのは勘弁願いたい。

 

 

 

「あんまりナマいうんじゃないよ。坊や」

 

 

「……行くぞ」

 

 

 

 わざとだな。と耳元で艶やかに言ってきたフィグネリアに結論付けてから馬を走らせる。

 

 

 ただその柔らかさはまぁ心地よかったのは、間違いないのだが、ライトメリッツに着いてからも、このフィグネリアなる女性の諧謔に付き合わされることになる。

 

 

 変装というには多すぎる「お着替え」に付き合わされて、少しからかわれるのは、自分にある女難の相ゆえだろうか。

 

 

 真面目に考えつつも、その艶やかな姿と衣装の連続は、まぁ自分の眼を楽しませたのは間違いなかった。

 

 

 


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