結婚して子供までいる男のIS 作:ホロホロ
久々にSHUFFLE観てたら遅くなりました。僕はアニメ版のヤンデレ楓も好きです。特に空鍋のシーンが好きです(ゲス顔)
決闘までの一週間は特訓に特訓を重ねて・・・ない。
特にコレといった練習も無く嫁とキャッキャウフフと過ごしていた。クラス代表なんてめんどくさそうな役職やりたくし・・・
だが、勝負には負けたくない。IS初心者の俺に負けたらあのお嬢様はどんな顔をするのか見ておかないと(ゲス)
そのため、この一週間は特筆すべきイベントは無かったと言えるだろう。ん?治人と夏実?チョットナニイッテルカワカリマセン・・・
そういえば一夏がモップちゃん?ハタキちゃん?とか言う幼馴染みと剣道をしていた。武人系幼馴染みとは・・・なかななレアな属性ですな。
迎えた決闘当日。人数が多いため四人で戦い、最後に残った者がクラス代表になる。
ふと思ったが、コレって決闘じゃなくてバトルロワイヤルじゃね?そう思い織斑先生に聞いてみたが「手間が省けていいじゃないか」と言われてしまった。解せぬ。
山田先生がパタパタと走って来た。
「織斑くん!治人くん!遂に来ましたよ!」
山田先生は興奮しているのか、口調に熱が入っている。
十中八九、専用機が到着したのだろう。治人と一夏の。
俺は専用機ではなく、試験の時に使った量産型IS『打鉄』で戦うがな!
一応、専用機を持っても良いと言われた。だが、知っているだろうか?IS一台に使われ税金の量が。
労働者の方達が汗水垂らして納めた税金をこんなオッサンに使って良いのだろうか?だったら未来が有る若者に託した方が良いだろう。そのため俺は専用機の話を断った訳だ。
「山田先生、落ち着いて下さい。はい深呼吸」
「は、はいっ。す~~は~~、す~~は~~」
「はい、そこで止めて」
「うっ」
そんな素直にやらなくても・・・どんどん顔が赤くなってるし・・・
「・・・ぶはぁっ!ま、まだですかあ?」
遂に堪えきれなくなり息を吐き出した山田先生。息を止めさせた張本人一夏の後ろには近接パワー型スタンドが・・・
「目上の人間には敬意を払え、馬鹿者」
パァンッ!と良い音を鳴らした一夏の頭。原作であそこまで鈍感だったのもこれが原因じゃないの?
「千冬姉・・・」
パァンッ!また叩かれたよ・・・ポケモンの方が学習能力あるよ・・・
「織斑先生と呼べ。学習しろ。さもなくば死ね。」
ふぇぇ・・・怖いよぉう・・・
おっと、幼児退行してしまった。オッサンがこれをやった途端にキモくなるのは何故だろう。幼女がやるとあんなに可愛いのに。はわわわ!でも可愛いよな!
そういえば治人がずっと黙ってるけどどうしたんだろう。
「なあ、治人どう「父さん・・・」したん・・・」
え?何?この試合に勝ったら娘さんを下さいとか言われるの?俺の娘は君の妹なんだけど?
「今日、絶対に父さんに勝つ」
「お、おう」
治人はそう言い専用機が有る所に走って行ってしまった。
あんなスポ根マンガみたいなこと言ったの初めてじゃないか?何時もはクールだけど言う時は言うんだなー
まあ、俺もそろそろ行きますか・・・
現在はISを装着し、全員にらみあってる状態だ。
「そこの猿は逃げずによく来れましたわね」
チョロコットさんが一夏に声を掛けているが、試合の最中に喋ってていいのかなぁ。
慢心ダメ、絶対。慢心は大破進撃の元だ。
無駄なことを考えていると横から強い衝撃が走った。衝撃の元は赤と黒が入り交じった治人の専用機だ。自ら突っ込んでくるとは、治人は案外男気があるな。
「父さん!俺は夏実のことが好きだ!」
突然の告白は女子の特権なんだけど・・・
そもそも親への告白遅すぎない?そもそもお前、一回現場見られてるからね?俺に。
「だから!力ずくでも父さんには納得してもらう!」
納得するも何も・・・
「もう認めてるんだけど?」
「へ?」
あそこまで露骨な態度を取られれば誰だって気づく。逆に気づかないやつ居るの?
「隙有り!」
治人に隙を突き、打鉄が持っている刀で自身が編み出した技を使う。
「秘剣 偽・燕返し」
勿論、
何で燕返しじゃないのかって?
そもそもオリ主君達が一、二年修行したらポンポン使える様になるのがおかしいんだ!こっちは万華鏡写輪眼も使ってやっとこれなのに!やっぱ農民は化け物だよ!
治人は一太刀目を躱し、二太刀目をなんとか躱す。
やはり写輪眼を持ってればこれぐらいできるか・・・
だが三太刀目は躱せずに背中に刀を受けてしまった。そのまま地面まで真っ逆さまに落ちてしまった。
まずは一人目。