明久と優子ともう一つの世界   作:e4705

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オリジナルバカテスト 第2問

2人でじゃんけんをしました。自分が勝つ確率はどのくらいか答えなさい。

木下優子・吉井幸久の答え: 3分の1
教師のコメント: 正解です。勝負は時の運ですからがんばってください。

吉井明久の答え: もちろん100%!!!
教師のコメント: じゃあ、絶対負けないと言い切れますか?


今回は3人がついに、もう一つの世界に降りたった話です。

「いろいろと混乱しているから変なことさせないでよね?」

分かってますってー。もう、明久は心配性なんだからー。

「だって…、前回のあれはどうなのよ!?ありもしないことが突然やってくるなんておかしいでしょう!?」

まあまあ、落ち着いて。それがこの作品の魅力なんだから。

「…しょうがないなぁ。ちょっと我慢してやるから、君もちょっと…」

ん?(何か明久から怒りのオーラが…)

「くたばれぃぃぃ!」

ぎゃあぁぁぁぁ!すいませんでしたーーー!

※毎度お騒がせします。

「というわけで、本編どうぞ!」

ま…た… セリフ…取り…やがった…。


第1章 システム立ち上げ
STORY1 ついにやってきたもう一つの世界


~もう一つの世界~ ??Side

 

??「ついにやってきましたね?…この子たちのため、この国の将来のためにも頑張ってほしいものです…。」

 

??「校長、お茶が入りましたよ-。」

 

校長「おっと、これは教頭。ご苦労さまです。」

 

教頭「それはいいのですが…校長?地下に何を建設していらっしゃるんですか?私とても気になります…」

 

校長「ああ、それは今は言えないことでな…、いずれ説明しますよ。」

 

教頭「発表はいつ頃になりますか?気になって、いてもたってもいられません…」

 

校長「それは…あの子達の出来次第だな。」

 

教頭「『あの子達』って…誰かこの学校に転校してくるんですか?」

 

校長「そう。これからいろいろと頼りになる3人組がね…」

 

教頭「…もう!誰か転校してくるなら早急に知らせてくださいって毎回毎回言ってるじゃありませんか!転校当日になって急に知らされても私たち困りますからね!?」

 

校長「それは悪かった。反省しているよ。」

 

教頭「(毎回毎回反省している割に直らないってどういうことよ?)」

 

校長「ん?何か言いました?」

 

教頭「い、いえ、何も…」

 

癖って直りにくいものだな。…まあ、それはいいとして、あの子達には本当にがんばってもらいたい。なんせ、この学校・国の大きな進歩となるからなぁ…

 

 

 

~信越高校校門前~ 明久Side

 

明久「いてててて…。」

 

優子「全く、なんなのよ…突然空から落ちるなんて酷すぎるわ。」

 

幸久「んー…、兄ちゃん、大丈夫…?」

 

明久「ああ、それは大丈夫だよ。僕は普通の人より回復スピードが早いから。」

 

…そう、あの鬼家族…もとい、母と姉と弟に追っかけ回されていた毎日…(父は他界)それに、FFF団と名乗る人たち?からも追っかけ回されていた毎日…

元々僕はバカだったからこんなことになるんだけれども、そのおかげで基礎体力は飛躍的に向上し、回復力も高くなっていたため、あり得ない所から落下してもほんの数分で回復できるのである。

 

優子「あなたはいいわね、アタシなんてまだ痛いわよ…」

 

あの高さから落下したのにみんな生きてるなんて奇跡だと僕は思った。

 

幸久「いやー、お姉ちゃんだって十分すごいと思うよ?普通の人なら死んでいたよ?」

 

優子「そ、そうね。だけど、あなたたちだって十分すごいと思うわよ?」

 

幸久「そ、そうかな-?」

 

うん、やっぱりこの2人はすごいや。

 

??「外で物音がしたので来てみたら…何ですかこれは!?」

 

あ、知らない人に見つかった。何て説明しよう…

 

明久「あのー、僕たち空から落ちてきて…」

 

??「『空から』? アッハハハ!冗談でしょ、それ?」

 

優子「本当なんですよ…信じてくださいよ。」

 

幸久「信じてよ…この状況をみたら誰だって普通じゃないことくらい分かるでしょ?」

 

??「…まあ、そうね。だって私、この状況実際に見ていたし。」

 

「「「それを早く言えよ(言いなさい)!!!」」」

 

??「あら、ごめんなさい?…ところで、あなたたちは誰なの?」

 

何だこの人は、随分とバカなことを言うもんだな…

 

幸久「兄ちゃん、人のこと言えてないよ。」

 

明久「弟よ、心を読まないでくれ…」

 

優子「はいはい、2人はほっといて。アタシは木下優子。あなたは?」

 

瑛梨奈「私は坂井瑛梨奈よ。よろしくね。」

 

 

☆人物プロフィール 1

 

坂井瑛梨奈 信越高校1年3組 ルーム長

容姿: クリーム色のロングヘアーで、翔子を明るくしたような感じ。

身長:171cm

誕生日:7月14日

性格:真面目な感じ。時に人をからかうこともある。

 

得意教科:数学・物理・現代社会・地理・ドイツ語・家庭科・保健体育

苦手科目:古典・英語・情報

 

 

明久「僕は吉井明久、よろしくね。」

 

瑛梨奈「何かバカっぽい性格してそうだわね…」

 

明久「バカって言うな!」

 

瑛梨奈「あらやだ、声に出てた?ごめんなさいね~。」

 

この人やたらとウザイなー!

 

幸久「僕は吉井幸久、よろしくね-!」

 

瑛梨奈「ってことは、あなたたち2人は兄弟なの?」

 

「「そうです(だよ)!!」」

 

瑛梨奈「でも、その割に出来が真反対な気がするのよねぇ~」

 

幸久「そうなんですよ~いつも兄がバカばっかりやってるもんで…だから、たくさん迷惑がかかるかもしれませんがよろしくお願いします。」

 

瑛梨奈「アハハハハ! 面白いねこの2人は!」

 

優子「こら、幸久君、そうやってお兄ちゃんをバカにしないの。」

 

幸久「はーい」

 

はぁ…、ここに来てもバカだという噂が広まっていくとは。

 

明久「…そんなことはどうでもいいんだけど、この先って信越高校なんですか?」

 

瑛梨奈「そうよ。もしかして、あなたたちはここに転校しに来たの?」

 

「「「はい、そうです。」」」

 

瑛梨奈「じゃあ、早く校長のもとへ行かなければいけないね。今は11時17分で授業中だけど私は外出許可が常にあるから特別に同行してあげるわ。」

 

え?外出許可が常にある?それはまたすごいことだなぁ…でも、誰にもあるっていうわけじゃないよね…?

 

瑛梨奈「外出許可があるのはルーム長だけよ。」

 

明久「へぇ~そうなん… って今、心を読みませんでした?」

 

瑛梨奈「そうよ。だってあなた…顔に出てるもの。」

 

やっぱりー!?そりゃみんなに僕の考えていることがバレるわけだ。

 

明久「あ、そうなんだ…」

 

幸久「兄ちゃんって分かりやすいよね-!」

 

明久「う、うるさいなぁ!//」

 

瑛梨奈「こんなところで立ち話もあれだし…、早く行きましょ♪」

 

優子「そ、そうね…(ホント面白いわ、この2人…)」

 

 

 

~校長室~ 瑛梨奈Side

 

コンコン

 

瑛梨奈「失礼します。1年3組の坂井瑛梨奈です。」

 

校長「どうぞ。」

 

「「「失礼します。」」」

 

校長「おや、君たち、来てくれたんだね?」

 

瑛梨奈「えっ?校長はこの3人が来ることを知っていたんですか?」

 

校長「そうだよ。申請したのは僕だしね。」

 

瑛梨奈「あっ、そうなんですか…」

 

おい、さっきの威勢はどうしたのよ?私!

 

明久「はじめまして。僕の名前は…」

 

校長「あ、名乗らなくてもいいよ。既に知っていますから。あなたたちが、吉井明久君、木下優子さん、そして…吉井幸久君ですね?」

 

幸久「何で僕のことまで知っているんですか!?」

 

校長「実は秘密があってね…」

 

何なのよ…全く会話についていけないわ。

…まあ、初めて知ったことばかりだからしょうがないわよね。

 

 

 

優子Side

 

まさか、幸久君が来ることまで知っていたなんて…あなた一体何物なのよ。

 

校長「じゃあいくよ…せーのっ!」

 

瑛梨奈「え?校長?一体何が…って、わっ!?」

 

??「あらあら、早速お披露目かい?」

 

校長「こうでもしないと説明が続かないのですよ。」

 

えっ!?今の声は学園長!?一体どこから!?

 

学園長「やれやれ、アンタたち、久しぶりさね。」

 

「「「お、お久しぶりです、学園長…」」」

 

学園長「あ、ちなみに、あたしは校長の視線の30cm先で話しているさね。」

 

「「「「えっ、えーーーー!?」」」」

 

 

 

明久Side

 

何なんだよこの校長は、一体どんな能力使ったの?

 

校長「これが秘密ですよ。」

 

学園長「そのためだけにこんなことしたのかね?もっとマシな使い方をしておくれよ…」

 

校長「まあ、いいじゃないですか。こうやって再会できたわけですし…あっ、そろそろ切りますね!」

 

学園長「やれやれ、忙しいヤツだねぇ。また、繋げてきな。」

 

そういって、通信が途絶えた。…もとい、切断された。

 

校長「いかがでしたか?皆さん。」

 

「「「「…………」」」」

 

校長「ん?どうしました?」

 

「「「「その言葉、そっくりそのまま返してやる(わ)!!!!」」」」

 

校長「え?何故ですか?」

 

まさか、今日一日がこんなに疲れるものだとは思わなかった。

その後、確認テストを行い、僕たちは1年3組に入ったのだった。

 

??Side

 

明久君、どうして、どうしてなんですか…?

この私を置いて何処かへ行ってしまうなんて…

まだ、気持ちをはっきり伝えてないのに…

 

私、姫路瑞希の心は悲しみで溢れていました。

 

??Side

 

どうして、どうしてなのよ…

アキがあの子を連れて何処かへ行ってしまうなんて…

ホントに信じられないわ!アキはウチのことだけ見ていればいいのに…

 

ウチ、島田美波はアキのことをずーっとかんがえていた。




いかがでしたかね?

「まあ、予想外なことが起こるって分かっていたけど、こんなに激しいの?」

物語ってだいたいそういうもんでしよう。

「でも、これはちょっとやり過ぎじゃない?」

いいじゃん、物語なんて書こうと思えばパターンなんていくらでもできるし…

「そういう問題じゃないんだよ!!」

わっ!明久が激怒しちゃった…
…というわけで次回もお楽しみに-!

「勝手に閉めるんじゃねぇぇぇ!」

…この明久をどうしようか?

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