お手柔らかにお願いします
僕の名前は神羅彰人シンラアキト
とりあえず、僕の昔話から始めるね。
僕は、北海道のとある家に産まれた。
その家は他とは違ってちょっと特別で皆普通の人より
ひとつの分野に長けているんだ。
おじいちゃんは人脈におばあちゃんとお母さんは医学に
お父さんは経済にとそれぞれ誇れるくらいの才能を
もっている。
そして僕はその家で異例の才能を持った。
いや………持ってしまったんだ。
僕が産まれて6年がたったある日
家族の全員が僕の才能に気づいた。
僕の才能は人を傷つけることもできれば守ることもできるもの《武》の才能だった。
最初はただの子供同士の喧嘩から始まったんだ。
近所の2つ歳上のお兄さんに僕の持っていたオモチャが
盗られて壊されたんだけどその時に僕は怒りで覚醒して
しまったんだ。
初めはなにが起きたのかわからなかった。
気がついたらお兄さんは血を流しながら倒れていた。
その血は僕にもついていたけど僕は無傷だった。
そこで僕は気を失ってしまったんだ。
気がついたら僕は家にいて目の前にはじいちゃんがいた。
じいちゃんが僕に「力の使い方がわかる場所があるがどうする?」と突然言ってきたのが僕はなんとなくわかっていた
ああ、僕はあのお兄さんに怪我を負わせてしまったんだなと
そこで僕はじいちゃんの薦めでじいちゃんの知り合いの川神市というところにある川神院に行くことになった。
翌日にじいちゃんと一緒に川神市に行くことになった。
お婆ちゃんはお守りをくれて「強く生きなさい」と言ってくれてお父さんとお母さんは泣きながら僕を見送ってくれた。
僕は知らなかった今気づいた
(これは少なくても数年は帰れないのではないか?)と
まぁなるようになるだろうと思いじいちゃんと共に
車で空港へ行き川神市へ出発した。
川神市に着くとすぐに川神院へ向かった。
事前に話はしていたようで髭の長いお爺ちゃんが
目の前に現れた。
なんだか凄い人みたいだ。
髭の長いお爺ちゃんが僕を見るなり急に表情が変わり
僕のじいちゃんと話をしだした。
話が終わると髭の長いお爺ちゃんが優しい顔で挨拶をしてくれた。
「ワシの名前は川神鉄心じゃこれからよろしくのぅ」
僕もすぐに返事をした
「僕は神羅彰人だよ!!よろしくね鉄心じいちゃん」
(ワシの孫もこれだけ素直なら良かったんじゃがのぅ)
鉄心じいちゃんは少しだけ苦笑いしながらでよろしくと
言ってくれた
なんだか嬉しい気持ちになれた気がする
ここから僕の生活が始まると思うと不安はあるけど
ドキドキして楽しくなってきた。
これで僕はむやみに人を傷つけずにすむようになると
これから頑張ろう