バカと艦娘と学園生活   作:一億年に一人のドアホ

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少し開けてしまいましたが続きです





第五問

「あ、あの、遅れてすみません」

 

現れたのは美少女……もとい姫路瑞希。榛名に勝るとも劣らない胸部装甲とルックスから特攻(告白)する男子が後を絶たない。結果皆玉砕す(フラれ)るのだが。

 

 

教室が固まっている中先生が口を開く。

 

「おお姫路さんか、ちょうど自己紹介してる所なのでよろしくお願いします」

 

「はい、姫路瑞希です。よろしくお願いします」

 

「あの、質問です!」

 

男子生徒の一人(モブ)が質問をする

 

「なんでここにいるんですか?」

 

大変失礼な聞き方ではあるが当然なのかもしれない。姫路瑞希はAクラス代表、学年主席である霧島翔子の次に成績が良い。つまり彼女はAクラスに居るものと誰もが考えていたのである。

 

「そ、その……振り分け試験の時に高熱を出してしまいまして…」

 

事情を知る三人は当然だと言う様に頷く。

 

「そう言えば俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに」

 

「ああ、化学だろ?あれは難しかった」

 

「弟が事故に遭ったと聞いて」

 

「黙れ一人っ子」

 

「前の晩彼女が寝かせてくれなくて」

 

「今年一番の大嘘をありがとう」

 

しかしFクラスはFクラスであった。

 

「で、では一年間よろしくお願いします!」

 

そう言って姫路は空いている席に着く。ちなみに今の席順はこの様になっている

雄二┃姫路┃明久┃鈴谷

 

「あのs「姫路」……」

 

吉井が姫路に話しかけたタイミングで坂本も話しかけた。

 

「は、はい、何ですか?え〜と………」

 

「坂本だ、坂本雄二。このクラスの代表してる。よろしく頼む」

 

「ひ、姫路です。よろしくお願いします」

 

そこでようやく吉井が話しかける。

 

「ところで体調はもう大丈夫なの?」

 

「よ、吉井君!?」

 

声をかけた吉井を見て姫路が驚く。

 

「姫路。明久がブサイクですまん」

 

「ちょっと雄二!」

 

「そんな! 目もパッチリしてるし顔のラインも綺麗だし、全然ブサイクなんかじゃないですよ!」

 

「そうそう、人の事蛆虫野郎とか呼ぶ赤ゴリラよりも断然カッコいいじゃん」

 

ここで鈴谷も会話に参加する。

 

「私は鈴谷光。よろしくね姫路さん」

 

「あ、試験の時はありがとうございました。よろしくお願いします」

 

「ま、まあ見てくれは悪くないな。そう言えば俺の知り合いにも明久に興味を持ってるやつがいたな」

 

「「それって誰(ですか)?」」

 

「確か………久保……」

 

「「……久保?」」

 

「利光だったかな」

 

 

 

 

久保利光……性別♂。

それを聞いてるあからさまに安心する二人。

 

「そこの人達静かに」バンッ

 

  バキッ…バラバラ……  

   

そう言って先生がどこから取り出したのか精神注入棒(ハエたたき)で教卓を打つと音を立てて教卓が崩壊した。

「替えの教卓を持ってくるのでしばらくお待ちください」

 

真剣な顔で何か考え事をしていた吉井が坂本に声をかける。

 

「雄二……ちょっといい?」

 

「ん?どうした?」

 

「ここじゃ話しにくいから廊下で」

 

「別に構わんが」

 

〜〜〜〜

〜〜〜

〜〜

 

二人が教室を出たのを確認して鈴谷もドアの前まで行き聞き耳をたてる。

 

『雄二…この教室の設備なんだけど』

 

『ああ、想像以上にひどいな』

 

(はは〜ん、試召戦争でも仕掛けるのかな)

 

『でしょ、だから………

 

 

 

試召戦争仕掛けてみない?』

 

『なるほど……姫路と鈴谷か』

 

(え?私?)

 

『うん、姫路さんと元艦娘と言っても鈴谷さんもこの環境は辛いと思うんだ』

 

(私達の体調を気遣ってか……なら…)ガラガラ

 

「私はそれには反対するよ」

 

「鈴谷(さん)!!」

 

二人は突然の乱入に混乱するが坂本はすぐに落ち着きを取り戻す。

 

「理由を聞いてもいいか?俺も試召戦争を仕掛けようと思ってたんだ」

 

「理由は…このメンバーなら勝てるから……勝ててしまうからかな」

 

「ん?どう言う事だ?」

 

「たぶん坂本君はAクラスと代表同士の一騎打ちないし選抜メンバーの1on1にするつもりでしょ?」

 

「あ、ああよく分かったな」

 

「Aクラスに居る人達ってAクラスに入るために毎日勉強頑張って来た人達でしょ?それなのに勉強しないFクラスの人達がAクラスの設備を手に入れても意味ないじゃん、どうせ勉強しないんだから」

 

「うっ、それはそうだか…」

 

「それとも坂本は霧島さんにこんな設備で勉強して欲しいの?」

 

ここで鈴谷は坂本に挑発をする。

 

「ッ!?…………クソッ」

 

鈴谷の挑発に坂本は言葉を失う。

 

「だから私は別の提案をするよ……それは「三人ともさっさと戻りなさい」

 

鈴谷が代わりを提案しようとした所で教卓を抱えた先生が戻ってきた。

 

「もー、提督タイミング悪い!これだから彼女出来ないんだよ」

 

「悪かったな。それから提督ではなく先生と呼べ」

 

「へーい」

 

三人は渋々教室に戻る

 

 




金剛を出す為に色々と考えております

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