初めまして、弥生(偽)、着任…。あ、気を使わないでくれていい…です。 作:千雪 葉月
「次にそこの固定装置を固定して完了だから!!」
みなさん弥生です…私死ぬかもしれません…カタパルトがないこの鎮守府、近場の敵に対して緊急出撃するときにだけ使用するなんらかの装備があるわけで…時間がないのでと言われ明石に無理やり付けられました、それが…
「射出用ブースター用意完了!!」
ブースターでした…それもみごとなVOBみたいなプロペラントタンクにバーニアがついたようなやつMMDとかでみたことがあったな程度の知識しかありませんが…一つだけ言えます…それが背中と脚に増設されています…何が言いたいか…
「じゃあ、がんばってくださいね、応援してます!!なるべく早く支援艦を出撃させます!!」
指揮所と思しき場所から明石がインカム越しにいろいろ言ってくるのを無視して叫んだ…
「きゃあああああああああああああ!!!」
背部に大型2基、小型4基、脚部に中型4基、小型2基のブースターが私を押しさらに脚部のリフターと姿勢制御のスラスターが私を空へと飛ばした、言いたいことはただ一つ、
こんなの!!艦これじゃなぁい!!
………
「……」
まだ飛んでます、まだ叫んでます…もう声にならないくらいに叫んでます…前方に駆逐イ級とかをたくさん確認した、
突然体がビクッ!!っとなった…サポートインカムによると先ほどのはスキル第六感というらしい…効果は的艦船に見つかったのを知らせる…
「これ…ダメなやつ…」
そう思ったのもつかの間…私に向けて弾幕が張られるその中へ私は突っ込んでいった
「やばいです!!」
思わず叫んでしまう…いや、叫ばずにはいられなかった…
このままいけば敵艦隊と衝突して双方ともにおじゃんだ…まだ死にたくないし゛弥生゛を死なせるわけにはいかない…何かいい手は…衝突…ぶつかる…ぶつける…これだ!!
「音声コマンド!脚部中型ブースタ全ーパージ!!」
とっさに思いつきで脚部追加ブースターを敵艦隊に向けて外して飛ばす、ガシャンと音を立てて脚部中型追加ブースターが外れ、敵艦隊へと突っ込んでいき駆逐級の何隻かにあたり爆発した。
「背部大型ブースター全パージ!!」
次に一番大きなブースターを切り離す、切り離されたブースターはいったん減速し私が横へ退避すると同時に再加速、また敵艦隊へ突っ込んでいく、しかしこれはこうしようそう思った瞬間私は主砲でブースターを撃ち抜き爆破する、あたりに爆煙が立ち込める、そしてを爆煙スモーク代わりに使い、残していた小型ブースターで離脱を図る…サポートインカムが小型ブースターの残存燃料を表示するとともに喪失した敵艦反応を確認する、さっきのでやれたのはたったの6隻…意外と少ないかなと考えつつ離脱する追いかけてきたやつには残っていた小型ブースターをぶつける、追加で2、3隻は沈んだようだが…ブースターがなくなり速度がかなり下がってる…
よこから飛びついてきた駆逐イ級に主砲が吹き飛ばされる
「しまった!!」
ドォン!!
………
苦し紛れに放った全魚雷は駆逐級数隻を沈めたがこれでこちらの兵装は使えなくなった…
意識も朦朧としてきた…
ここで終わるのか…
正面から駆逐イ級が飛びつ…かなかった…
突如として後方から砲撃が飛んできて駆逐イ級を吹き飛ばした…
≪遅くなったな…長月が支援する≫
「長月!?秘書艦の仕事は!?」
≪終わらせてきたあと≫
≪うーちゃんもいるぴょん!≫
後方から全速力で追加ブースターを装備した卯月が飛んできて…
「てぇい!!」
そしてブースターすべてを敵艦隊へ叩きこんだ…
そのかなり後方通常の艦が見える…サポートインカムの望遠機能を使い見るとその艦には艦首に主砲がなく、装甲が増設されていた…装甲が増設されてない艦中央部の甲板にスナイパーライフルのようなロングバレルの主砲を構えるねこみみとしっぽをつけたにゃがつ…長月がいた…そして艦の艦橋には見覚えのある二人の姿が…
≪真打登場にゃし…≫
≪むかえにきたわよ≫
睦月と如月だった…
今回活躍した長月そのスキルと装備は…
長月 装備 120mm単装長距離砲 22号電探改(ねこみみ) 13号電探改(しっぽ)
スキル 狙撃Ⅳ レアスキルといわれるものの一種であり基本的に習得が難しいものが多い、
狙撃Ⅳ習得条件
アタッチメントのスキルⅡ以上を持っていること、
遠視のスキルⅢ以上を持っていること
単装砲で人型に気づかれることなくヘッドショットを40回命中させる
装備スロットに電探を二つ装備すること
狙撃用改造主砲を装備すること
スキル募集、詳しくは活動報告書で。