初めまして、弥生(偽)、着任…。あ、気を使わないでくれていい…です。   作:千雪 葉月

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説明回です。

誤字報告、お気に入り、感相ありがとうございます。




第4話

「失礼しまぁ…誰もいない…工廠…ここだよね…」

 

さまざまな謎の機械…積み上げられたガラクタの山…整備の途中か分解された主砲や機銃…あちこちに転がってる旋盤や工作機械から出た鉄くずや何かのネジ…

 

それらを踏まないようによけて奥に向かおうとしたときだった…

 

「どうかしましたか?」

 

急に話しかけられてビクッっとなった、振り向くと作業着に粉塵対策のマスクにゴーグルというぱっと見あやしさ全開の人がいたため、おどろいて尻もちをついてしまった。

 

 

………

 

 

「いやーすいませんねー驚かせてしまって…私は工作艦明石、怒ってない?」

「えっと駆逐艦弥生です…怒ってなんかいません…手に鉄くずが刺さってて痛いのをこらえてるだけです…絆創膏とかないですか…」

手を明石に見せる、その手を明石が確認する。

「そこに救急箱あるから取ってくるね、今度ここ掃除しとくね」

棚から救急箱を取ると中から消毒液と絆創膏を取り出し弥生の手に処置を施した。

 

 

「やるのは適正スキルの検査…でいいのかな?」

「えっと…はい…」

「じゃあこっちに来てもらえます?」

 

明石に連れられて工廠の隅に来ると、そこにはエレベーターがあった。

「本格的な設備は下だから」

 

 

………

 

 

「ここが研究室…」

そこはまさに近未来的な施設だった…

 

「さ、ここに寝転んで」

言われたとおりに寝転ぶ、するとだんだん眠くなってきた…

 

「じゃあ少しの間お休みなさい…」

 

 

………

 

 

「終わりましたよ」

その声で起こされた私は明石に尋ねた…

 

「何時間寝てました?」

 

「10分くらいですよ」

 

確かに置いてあった時計はあれから10分くらいしかたっていなかった。

 

「結果だけ言いますとスキルはノーマルスキルのアタッチメントⅣと装甲増強でした」

 

「アタッチメント?装甲増強?」

 

「アタッチメントは艤装とは別に追加の装備を付けます。あ、ノーマルスキルってのは誰でも使えるスキルです…それにしてもアタッチメントⅣっていろいろいじりがいがありそう…あと弥生さんの兵装ですが提督が追加で三連装魚雷を追加で装備してます、ついでなので説明しときますね」

ごちゃごちゃと説明が入るがちゃんと全部聞いとこう。

 

 

「兵装についてですが、基本外付け、動力炉は艦娘用に開発されたツェッぺリンリアクターという小型なものを使用してます。

エネルギーはテレポートパイプを通して浮遊装置であるリフター、防御装置のリフレクターに伝達されます。

砲や魚雷はツェッぺリンリアクターのエネルギーを弾頭に注入した特殊な弾を使用します。

兵装にはそれぞれリミッターが設けられておりそれぞれに回されるエネルギー量が設定されています。リミッターを外すには装備スロットに装備カードを入れるかレベルを上げてリアクターに設定されている100を超えるリミッターを地道に外すほかはありません。

装備カードはDSとかのカセットみたいな感じです。

ちなみに航行方式はホバー移動みたいな感じで、バランサーはオートなので海上でひっくり返ることはありません。基本説明は以上です、わかりました?」

「…ま、まぁ…だいたいわかりました…」

 

そして明石が何かを手渡してきた

「兵装のリミッター解除用装置、ベルトタイプで基本的に腰に巻いて付けてます…主砲、魚雷のリミッターを少し外すカセットをセットしてます、こっちのカードは弥生さんのデータを記録したカードです」

 

「あの…ありがとうございました」

 

「困ったことがあったら明石にお任せください!!」

 

 

 




兵装説明のところに関して。
ツェッぺリンリアクター 適当に決めました、
テレポートパイプ マインクラフトのMODのアイテム、使用用途はエネルギーなど転送
リフター 小説キノの旅より…浮遊装置のこと
リフレクター 対深海凄艦に開発された装置謎エネルギーからみんなを守ってる。

なお艦娘はリフターで海上を浮遊し、スラスターユニットにより高速で航行するという設定。

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