ダンまちにアクシズ教を!【更新停止】   作:アクシズ

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タイトル通り一気に物語を進めますので、いつもより少し長いです。
ただし途中から日記調とでも言いますか、サクサクっといきます。

かずみんがファルナを授かる際、アクシズ教紋章が浮かび上がる演出、挿絵プラスしました。
小説ページ右上の方にある「閲覧設定」→「挿絵表示」を「あり」にすると表示されます。


そして時は流れオラリオ直前 ★

「あれが『バベル』ですか───でっかいですね~倒れたりしないんでしょうか」

「わーホントだーでっかいね!!」

 

 我々は今高台にて、遠くに見える、ロマン溢れる『摩天楼施設』を眺めている。あの場所の下には、通称『ダンジョン』というオラリオを、世界一の『魔石製品輸出都市』へと成長させた、莫大な資源が眠る地下迷宮があるという。

 

「ようやく来れたわね!正直かずみんが言い出さなきゃ、存在自体忘れてたんですけど、あの高い所の天辺なんて、私のスイートルームにするのに相応しいかも!」

 

「ハハっ!それはいいですねぇ。しかしその為には今ある資金じゃ、心許ないかもしれません。あの都市には大きなカジノもあるのだとか、かつてあったとされる『カジノ大国エルロード』(※1)と同じように、その貯めた金を我らアクシズ教団の為に、寄付してもらうのも悪くありませんね」

 

「そうね!でもこの世界平和に多いに貢献した、女神アクア様がきたとなれば、あそこに住む住民も喜んで部屋を、明け渡してくれるかもしれないわ!」

 

「くれなかったらどうするー?」

「その時は金の力とかホニャララの力で、どうにかしちゃうのもいいですね」

 

 まぁわたしの場合は冗談で言っているのだが、残り二名は若干本気にしてそうで怖い。

 

「すっかり逞しくなっちゃって、お母さん嬉しいわ!」

「わたしも母から褒められて嬉しいですよ。もっと褒めて下さい」

「ぱーるもぱーるも!!」

 

「ほらおいで、抱きしめてあげる─────ねぇふと思ったのだけど、かずみんあんた全然おっきくならないわね。そのうちぱーるに抜かれちゃわないかしら」

「ほっといて下さい、わたしもアクアと同じように、気付いたら不老属性でも得ているのかもしれませんね!」

 

 ぬぅあぁぁぁぁ!今アクア残念な子見る目で見た!わたしのこと残念な娘を見る目で見やがりましたね!

 

「ぐぅ!確かにわたしの身長は140Cまでは調子よく伸びていたが、ここ数年すっかり止まってしまいました。そして忌々しい『呪い』のせいで、胸は平なままだったりしますし、おのれエリス!まぁ別にいいんですけどね!この世界には結構ちっこい大人がいますし?小人族の中に入ればわたし大きい方ですし!」

 

 でもそうですね──────そう、ここまで来るのにそれなりの時が流れている。こちらに来てからは、日付がそもそも違うし、自分の誕生日とか、元から意識していないし(我が家では毎日が誕生日)おそらく今わたしは14歳くらいだろう。何故か14歳という年に魅力を感じるし、(※2)そういうことにしとこうと思う。身長も140Cですし!ちなみに、ぱーるばぁてーはもうすぐ130Cくらいになる。

 

「はいはい大丈夫よ、もしかしたら明日からぐいぐい成長するかもしれないでしょ!今日はさっさと寝ちゃいましょ、寝る子は育つわ!」

 

「まぁ焦る旅でもありませんし、今日はここでゆっくりして、明日にはオラリオ到着すればいいでしょう」

「それでいきましょ!それじゃわたしは寝床の準備するから、ご飯とお風呂はよろしくね!」

「わーい!ごっはん!おっふろ!」

 

 ここ何年かはアクア、ぱーるの他にも【ポセイドン・ファミリア】や、正義の味方義勇軍の連中がいたりしたから、三人でキャンプとか、あまりしてこなかった。何だかホントに久しぶりだったりします。

 

 懐かしいついでに、『日記』でも見直しましょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───これはつれづれなるままに書き連ねてきた、わたしの記憶の欠片。少し追憶にふけるとしよう───

 

 記録はここから始まる。

 

 アクアが頑張って湖全体を真水に変えた街メレンから、船で出発して3日がたった。最初は船旅に浮かれたが、もう飽きた。適当に呟くが如く、記憶でも残そうと思う。

 

 『宴会』そうそれはアクアの生き甲斐。最初は皆が喜んだものの、あまりに盛り上がりすぎて、船の運行に差し支えがでると、禁止を求められたのだ。ちくせう。

 

 幼女は何が楽しいのか、アクアとわたしにいつも引っ付いている。妹が出来たみたいでちょっと嬉しいかもしれません。

 

 あれから結構な日数がたった。メレンから東南、遠く離れた場所にある、海と断崖絶壁に囲まれた陸の孤島で、アマゾネスしかいない国。ようやく我々は目的地『テルスキュラ』へたどり着いた。そしてそこは頭がおかしな国だった。

 

 わたしも冬将軍に三度も挑むとか頭おかしい。コロナタイト製の武器とかなに世界でも壊すわけ?とか色々言われてきましたが、ここのアマゾネス達の方がよほどおかしいです。

 

 誰が言い出したか『修羅の国』随分物騒だなオイと思っていたが、わたしの想像を斜め上にシュラッてました。しかも幼女の生まれはここじゃないっぽいおまけ付き。

 

・『儀式』として命を賭けた闘争を闘技場にて毎日の如く行っている。

 

・男子禁制で、奴隷として種の繁栄の道具としてでしか存在を許されない。

 

・血と闘争の国、女戦士(アマゾネス)の聖地。こんな土地が聖地とかゾネスさん達ぱないです。

 

・皆殆ど全裸みたいな恰好でいるが、胸がブルンブルンしてるやつ多数。なんですかあのおっぱい達は!頭おかしいと思う。

 

 流石のアクアも涙目でドン引きです。こいつら仲間内で殺し合いしちゃうんですから。こんな場所に幼女を置いて帰れるかと思い、そのままUターンしようとしたのですが、この優しさ溢れる女神は、つい大怪我していたゾネスを助けてしまった。

 

 そして【カーリー・ファミリア】の『主神』頭おかしい筆頭カーリーに捕まった。

 

『闘争と殺戮こそが、子の真理じゃ、闘争の行く末────それが見たいのじゃ』とか抜かす物騒な、のじゃっ子カーリー。共感できるのは同じく体がちっさいとこだけで、他は全く話が通じない。

 

 アクアの持つその治癒能力を、我がファミリアにて活かせと仰せだ。勿論お断りしたが、強制コースが発動した。

 

「ならば我がファミリアの戦士と戦い、打ち勝ち、その望み掴んでみせるのじゃ」

 

 初戦。恩恵なしとみられ、最初はレベル1。素手による格闘戦。ぶっとばした。勝利

 

 次戦。オイもう勝っただろう!満足するまでやれとかあの、のじゃ!でレベル2登場。こっそりドレインタッチで吸ってぶっとばした。勝利

 

 次戦。レベル3 もう流れはわかってたから、事前に自己強化魔法を全力でかけて、何とかぶっとばした。辛勝

 

 次戦。レベル4 無理。頭殴られバァーン!って破裂して死んだ。

 

 そして気づいたらエリスのところにいた。どうやら異世界で死亡しても、エリスの元へ帰れるようだ。(※3)

 

 久しぶりの再会を喜んで、しばらく談笑した。

 

 アクアがそろそろ帰ってこいと【リザレクション】(※4)により生き返らせてもらう。なんでも次はアクアの番じゃとか言われ「私の娘が今からパワーアップして蘇ってくるから、ちょっと待ちなさい!」とか言ったらしい。

 

 蘇った。アークウィザードであるわたしに、格闘戦とかなめてんじゃねーぞと強めに切れといて、次は全力で魔法戦に持ち込もうと思っていたのだが、本当にわたしが生き返ったのが衝撃だったのか、一旦お開きになった。

 

 その後何か色々面倒なことになってきたので、【エクスプロージョン】を脅しでぶっ放し、テレポート(※5)で港街メレンまで逃げた。

 

 結局なんか凄かったね!ってことでゾネスの国編は終わり。幼女はなし崩し的に一緒にいることになった。

 

 それなら名前をつけましょうと、命名『ぱーるばぁてー』何となくあの、のじゃ神みたいにならないで欲しいと、願い名付けたらこうなった。

 

 とりあえず久しぶりのメレンを、アクア、幼女改め、ぱーると共に堪能してたら、ニョルズと遭遇した。

 

 凄く感謝された。

 

 最後にアクアと共に張った結界が、効果を発揮し続けて、モンスターによる被害が湖内ではなくなったそうだ。

 

 ならばその感謝、形にみせてもらおうかと暫く【ニョルズ・ファミリア】で食っちゃ寝した。勿論溜まってた『宴会欲』も解消した。

 

 そうして思う存分旅の疲れを癒し、それから【ファミリア】の連中と一緒に漁や海水浴などし、沢山遊んでいたら、元気なお爺さんとエンカウントした。

 

 この身長2M(メルド)を超える、グラララ笑う巨大なお爺さんは【ポセイドン・ファミリア】の『主神』ポセイドンだった。

 

 ニョルズお兄ちゃんが、わたし達の事を話し、ここまで来てもらったそうだ。

 

 何故かというと、『下界の海』はここ500年で、モンスターが増えすぎて最悪の状態らしい。『陸』はまだ何とかなってるが、ポセイドン達の頑張りだけでは、焼け石に水状態。そうこのお爺さん海の平和を守る為、海の中でモンスターと戦ってるのだそうだ。

 

『このままじゃいずれ、世界中の海で漁が出来なくなる、そしてそれはこのメレンでも同じことだった。そうアクア達がこの結界を張る前までだったら・・・』

 

 わたし達の張った結界に、望みをかけそれをポセイドンにも話したと、でどうかこの『下界』を救うため力を貸してくれないかと。

 

 答えはわかってた。わたしはアクアに任せますよと頷くと録画を開始した。

 

『世界は違えど、水の女神として───海の危機を見過ごせないわ!!』キメ顔でそう言ったアクアは最高にイカしていて、角度もバッチリに録画した、完璧です。よくわかっていない、ぱーるはキャッキャしてました。

 

 そこからわたし達は【ポセイドン・ファミリア】のホームがある、城塞都市アトランティス(※6)へと向かうことになった。

 

 ホント色々なことがあった。まずわたしに『神の恩恵(ファルナ)』がないのを驚かれ、ポセイドンによる恩恵講座が開催された。

 

 わたしは天才ですので【神聖文字(ヒエログリフ)】もすぐに覚えたが、まぁアクアは時間がかかった。(※7)

 

 ポセイドンはそれは元気な神で、戦と女性が大好きっ爺です。あそこまでアクアを口説いてきた存在は初めて見ました。アクアはあっさり振ってましたが・・・それでも何度もアタックするポセイドンは中々カッコ良かったです。お爺さんだけど。

 

 そんなドン爺とわたしはアクア大好き繋がりで、仲良くなり、そしてある時相談したのです。神になりたいと。そうしたら『英雄神ヘラクレス』の話をしてくれた。

 

 ドン爺の甥であるヘラクレスは半神半人で、最初から半分神ではあったのですが、『十二の功業』(※8)を達成したことにより、神に成ったのだと。

 

 そんな話を聞いたからには黙ってられません。アクアが勉強している間に、わたしとドン爺は挑戦すべき『十二の功業』をノリノリで考えた。

 

 それ以外は、アクアの勉強を見る。各地に結界を張るついでにアクシズ教布教。宴会。ぱーる、ポセイドンの眷属達と遊ぶ。宴会。大体こんな感じだ。

 

 そしていよいよアクアが【神聖文字(ヒエログリフ)】をマスターし、わたしとぱーるに『神の恩恵(ファルナ)』が与えられる時がきた!

 

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

 

 この素晴らしき【アクア・ファミリア】に祝福を!

 

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

 

 真打ちは後から登場。というわけで、ここはまず、ぱーるの【ステータス】から

 

 

Lv.1 ぱーるばぁてー

 

力 :I 0

耐久:I 0

器用:I 0

俊敏:I 0

魔力:I 0

 

《魔法》

 

【ターレルラマット】

 

・時空間魔法。

・詠唱式【創めよう(アワルシィフィル)

・解呪式【そして刻は戻る】

 

《スキル》

 

 

 

 

 スキルはありませんでしたが、この『魔法』かなりえげつないです。詠唱すると時間が止まるみたいです。周りの人達が声かけても反応しなくなり、動かなくなるとか、恐ろしい。ただし止まってる相手に直接干渉は出来ないようです。まぁ要検証ですね。一緒にその時が止まった状態で動ければもっと詳しくわかるかもしれませんが、出来ないものはしょうがない。

 

 『魔法』というものは、エルフなどそれに関係深い種族とかでない限り、一生発現しないまま終わることの方が多いと言われており、スロットが1つとはいえ、最初から発現するなんて、凄いことなんだぞ!とドン爺が言えば、ぱーるはそれはもう嬉しそうにやったー!!!と飛び跳ねていた。

 

 そしてそんな『恩恵』を授けたアクアも、誇らしそうにしている。

 

 お次はわたくしかずみんの番ですわと。背中をあずけると、アクアはそこへ跨り、『神の恩恵(ファルナ)』を刻む。この時、指から血を出さないといけないのが嫌だとか。(※9)そして背中にアクアの女神オーラのような蒼光が発現すると、同時に【ファミリア】のエンブレム《アクシズ教紋章》が浮かび上がる。はいっおしまいっと見せてもらった自分のステータスを見て─────わたしは絶望したッ!!おのれエリスっこんな恐ろしい『祝福(呪い)』をかけていたなんて!!

 

 

【挿絵表示】

 

 

Lv.わん

 

力 :アークウィザードですから

耐久:あんまりない

器用:どっちかっちゃ不器用だし

俊敏:速くもないが

魔力:頭おかしいレベルで膨大だ

天災:天才ですから任せて下さい

幸運:不運に負けず

不運:幸運もないが

祝福:じゃんけん絶対負けません

 

《魔法》

 

【エクスプロージョン】

 

・究極の破壊を齎す狂気の力にして、

・それすなわち爆裂魔法ッッ!!

 

【×】爆裂魔法以外は不要!!

【×】森羅万象これ爆裂だ!!

 

《スキル》

 

母神水女神(アクアの子)】 

・芸達者になる。

・アンデッドに好かれやすくなる。

・トラブルに愛される。

・『不運』の発現。

 

幸運加護(Aegis of Ellis)

・胸部成長にマイナス補正。

・『祝福』の発現。

 

不死王師事(家庭教師ウィズ先生)】 

・非戦闘員は殺しちゃダメ。

・『天災』の発現。

 

見通能力(リーディング・シュタイナー)

・バニル式リーディング能力。

 

冒険者血統(ロード・トゥ・カズマさん)】 

・全てのスキルを習得することができる。

・『幸運』の発現。

 

爆裂娘(ぶらっどおぶめぐみん)】 

・爆裂魔法の詠唱が恰好いいほど強化補正増大。

・爆裂魔法を使う場面に直面するとテンション上昇。

・爆裂魔法を発動するとマインドイチになる。

・爆裂魔法以外のスロットなど封印です!!

 

性騎士(La La tina)】 

・物理魔法状態異常攻撃に対する耐性強化。

・攻撃を受けるたびにテンション上昇。

・物理攻撃の命中率にマイナス補正特大。

 

一応王族(べるぜるぐのひめさま)】 

・伝説の勇者及びベルゼルグ王族専用スキルを使える。

・真名《べるぜるぐ・すたいりっしゅ・そーど・かずみん》

 

紅魔族(ルビーアイ・デビル)】  

・魔力の成長速度超高補正。

・中二魂が刺激されるとテンション上昇。

・テンションが高い程『魔力』のアビリティ強化。

 

悪質狂徒(アクシズ教徒000)】 

・アクシズ教徒はやればできる子そして全てが許される。

 

 

 ポセイドンに見て貰ったら、アビリティの数値がバグってるのと、スキル保持数が頭おかしいらしい。数値はぱーるの場合おかしくないようなので、おそらくわたしがこの世界の住民ではないからではなからろうか。

 

 よくある通常スキルでさえ、発現するのは稀だというのに、デメリットがあるスキルなど更にレアだし、そもそも全部レアスキルでどんなってるんだお前は!と切れられた。知らんがな。

 

 ぱーるはいっぱいあるね!と単純にすごーい!と喜び

 

 アクアは・・・・・・下手くそな口笛吹いてました。

 

 結果からいうとわたしの能力は、全体的に魔法の威力があがり(特に爆裂魔法が恐ろしい程、だが一発撃つと異様に疲れる。前は2発連続でも威力調整すれば可能であったが、常に全開でしか撃てなくなった。そして撃った時の爽快感が物凄くUPした。暫く撃ってないと、謎の禁断症状がおこるくらい)

 

 耐性強化される(その代わり、直接攻撃が全然当たらなくなった。まぁ普段から使う機会があまりないからまだいいが、意味がわからない。そして攻撃受けると楽しくなってくる。これも意味がわからない)という、今後レベルが上がっていくことを考え、この少し物騒な世界で生きていくのには、悪くはないかもしれませんね。いえアクアがくれたものが悪いわけないでしょう!素晴らしいアクアの『愛』だと思うことにします。

 

 ていうかアクシズ教、紅魔族やアクア達現存する者関係の、スキルなら分かりますが、この勇者達の血どんだけ濃いんですかね!

 

 そしてただ一人個人名が付くスキルで、マイナス要素のない血統を遺してくれた、伝説の勇者カズマさんは、やっぱりカズマさんだった!

 

 そしてエリスあなたは駄目だ。何ですか胸部成長マイナス補正って!あれですか!?エリスの胸はパット入りって、調子にのってアクセルの住民に言いふらした時の、復讐だとでも言うのですか!!!未だに全くといって言いほど成長ないのは、あなたのせいだったのですね!(確信)

 

 絶対次会った時には解除を求めましょう!絶対にだ!

 

 

 

 

 

 

 【ステータス】も得たことだし、兼ねてよりドン爺と相談していた『十二の功業』に挑戦し【経験値(エクセリア)】貯めようと思う。

 

 アクアやぱーると離れる事に寂しさを覚えるが、これも『神』へ至る為の試練。やってやりますよ!

 

 

・刃物を通さない強靭な皮を持った獅子を三日間の格闘の末にぶっ飛ばし。帰りに野盗の群れに襲われたり。

 

・猛毒を持った大水蛇を岩の下に埋めて懲らしめ。感謝されるかと思えば、地元では崇められてる蛇に何すんだと怒られ。

 

・何かすんごく足の速い鹿を1年間追い回した末に確保し。その後トラブルに巻き込まれ逃がしたり。

 

・大猪を生け捕りにした際、ケンタウロス一族と殴り合いの大ケンカしたり。

 

・30年間掃除されてないという、普段3000頭もの牛がいる牛小屋をセイクリッド・ハイネス・クリエイトウォーターで洗い流し、ついでに洪水発生させてしまいむっちゃ怒られり。

 

・翼、爪、くちばしが青銅でできた怪鳥を毒で弱らせた上でぶっ飛ばしたはいいが、その後大群で怪鳥の仲間達から逆襲されたり。

 

・美しいが猛々しく、極めて凶暴な牡牛と素手で格闘しておとなしくさせたり。

 

・めっちゃ怖い人喰い馬を生け捕りしたりしたはいいが、飼い主から怒られたり。

 

・アマゾーンの女王の腰帯を手にいれるってことでカーリーから腰帯ぶんどったり。勿論ゾネスさん達とは乱闘になった。大乱闘でテンション上がりまくった私は、色々やらかしたらしく。気が付いた時にはゼ・ウィーガ、コールに包まれてました。

 

 ゼ・ウィーガとは『汝こそ真の戦士』の意味で、アークウィザードであり、真の戦士としても覚醒してしまったようです。魔法戦士(ゼ・ウィーガ・ヴィ・アークウィザード)とでも名乗りましょうか。

 

・双頭の犬や牛の番人が守る紅い牛をぶんどったり。勿論怒られた。

 

・何かいっぱい首がある竜から黄金の林檎をぶんどったり。勿論怒られた。

 

・ポセイドンのお兄さんのハデスから3つの頭を持つ犬をぶんどったりした。そして怒られた。

 

 女神パワーぱないです・・・何かトラブルに愛されてる実感を感じることが出来ました。まぁ自分から突っ込んだともいいますが。でも何だかんだこの『恩恵』には守られているようですね。一度も死ぬことはなかったです。まぁ危ない時はテレポートして逃げたんですが、それすら出来ない程のピンチにはならなかった。

 

 

 

 

 結果として、わたしは神に成れなかった。その変わりにレベルが2に『ランクアップ』した。5年くらいで初めての『恩恵』を昇華出来れば十分だそうなので、まぁ今はこのへんで許してあげましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────『日記』を閉じ、我ながら楽しい人生を歩んでいるものだと、喜びを噛みしめる。

 

 

 

 アクアの元へ帰り、その後も海をモンスターから守る活動の傍ら、アクシズ教布教活動も続け(この結界の後の布教活動はかなり効率がいい)女神アストレアなど、増えていく仲間と共に、面白可笑しく日々生きてきた。

 

 そうして七つの海を制覇し、平和を齎した女神アクアの元、アクシズ教徒信者数は990万人を越え、ミレニアムも秒読みだということで、もうすぐミレニアムだよアクシズ教徒全員集合フェスタを執り行い(実際に全員集まったわけではない)そして【無限花火(Unlimited Fire Works)】頑張れ1000万Ver。を打ち上げたとき────ふと、あの英雄に憧れていた少年。ベル・クラネルを思い出したのだ。

 

 思い出したらベルと急に会いたくなったので、アクアぱーるを誘い今現在、迷宮都市オラリオに向かっている。

 

 彼は今13〜15歳くらいだ。もうすでに冒険者となり英雄への道を歩んでいるであろうか・・・・・・再会が楽しみですね。

 

 

 

 




このすばアニメの入信書にあるマークから、おそらくアクシズ教の紋章と判断し、アクア様っぽい配色をプラスしたものを、【アクア・ファミリア】のエンブレムとします。

私の脳内では、かずみん達は大冒険したことになっているのですが、ここまでの話を詳しく書き出したら、オラリオつくのが、どれだけ先のことになってしまうのか、それはそれで楽しいかもしれませんが、原作キャラ達と早く絡みたいので、このような形で加速です。

要約するとモンスター溢れる海を突き進み、水の女神アクア、海神ポセイドン、正義の女神アストレアらを中心にした一行が結界張って暫しの平和を齎した。

最初からオラリオ行っちゃえば良かったのでは?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、一応この前振りも物語を進める上で必要なのです。


次話オラリオ到着します。



(※1)カジノ大国エルロード とある事件が切っ掛けで、アクシズ教団に蹂躙されその潤沢な資金は使い潰された。

(※2) 14歳それは中学二年生の年頃。

(※3)エリスの元 このすばの世界でかずみんが死んだ場合。女神エリスの元へその魂は送られる。それは転移先の世界であっても変わらないようだ。

(※4)リザレクション 死んだ者を生き返らせる魔法。魔法自体に制限は無いが、天界の規定で同じ人間の復活は一度までという制限が存在する。しかしかずみんの場合は特例で黙認されている。アクアとエリスはとても偉い神様なのです。

(※5)テレポート あらかじめ登録していた場所へワープする(させる)事ができる魔法。登録していない場所へのワープは「ランダムテレポート」と呼ばれ、場所を一切指定できない。

(※6)城塞都市アトランティス 独自設定。そもそもポセイドン自体名前しか、原作に出ていないキャラ。私の中ではワンピースの白ひげっぽい外見で、黒ひげみたいに欲望に忠実なキャラになってますが、実際登場する場合、めっちゃ若かったり、女性キャラの可能性あり。

(※7)文字覚えるのに時間かかったアクア アクアは別に頭悪いわけじゃないんです。ステータスの『知性』『幸運値』が極端に低いだけで、やればできる子なんです!

(※8)十二の功業 ギリシア神話の英雄。ヘーラクレースの十二の功業から

(※9)指から血出して恩恵 ちなみに【アクア・ファミリア】に加入したいという人物は多数集まってきたが、ちくって刺して血を出すとか嫌!あと更新とか一々ポセイドンみたいにやってたら、私の時間なくなっちゃうじゃない!あんた責任取れるの!?ねぇ取れるのかしら!?と言ってすべて断っている。

ファミリアの人数は増えないが、そういう人は全部アクシズ教団に入ってもらってる。


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