東方小傘物語【リメイク】   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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幻想郷縁起~多々良小傘、スタンド説明~

〇名前:多々良小傘

 

〇二つ名:妖怪のバランサー

 

〇能力:他者の驚きを吸収し力にする程度の能力

 

〇危険度:高

 

〇人間友好度:極高

 

〇主な活動場所:人里(特に「道具屋と居酒屋 傀儡」)、無縁塚等

 

〇説明

使用者に捨てられ、妖怪となった付喪神。自身が元はどの道具の付喪神なのか分からないらしい。

詳しい年齢は知られていないが、隙間妖怪である、八雲紫と同年齢だと、自称している。

道具を作るのを得意としているため、今では人里の守護者の許可を得て、人里の端で道具屋「傀儡」を営業している。その店は夜の間だけ居酒屋として同居している二人の妖怪が商売をしている。そこでは安くて使い易く、ここで買ったものであればタダで直してくれるため、人妖かまわず人気である。その為、人妖の間では店内での争い事は禁止されている。

しかし、その道具には自身が生きていくための細工がしたあるらしい。自身が作った道具の近くで他者が驚くとその際に生じた力を道具が吸収する。それは自身の下へと運ばれ自身の力となる。その力を定期的に吸収できなくなると消えてしまうらしい。お店を利用する者達はその事を大体は知っているので問題は無いであろう。そのお店を経営するための材料を探しに無縁塚へと向かうのをよく見かけられている。

妖怪でありながら、博麗の巫女と親交があり、先代の巫女にも友として認められており、度々酒を飲み交わしているのが目撃されている。現代の博麗の巫女も、彼女とよく話しているのが目撃されている。

普段は道具屋として過ごしているが、彼女は博麗の巫女と同じく幻想郷のバランサーの一人であり、戦闘での実力も高い。妖怪としての力だけでなく、スタンドという力があり、スタンドが絡んだ事件・異変の時には彼女は必ず動く。そのスタンドについては後半に記す。

 

〇実力

妖怪としての力に加え、道具からのエネルギーを吸収しているため、スタンドを除いても上級妖怪と同等かそれ以上の力を持っていると考えられる。本人があまり戦う事を好んでいないため、力を貯めこんでいると考えられる。

 

〇友好関係

①ミスティア:同じ店舗で夜の間だけ居酒屋よして開かしてもらっている同居人その1。調理場で料理をしている事がほとんどだが、その料理は人妖かまわず人気である。

②朱鷺子:同じ店舗で夜の間だけ居酒屋よして開かしてもらっている同居人その2。酒の買い出し・製作を担当しており、酒については右に出る者はいないだろう。

③上白沢慧音:人里でお店を開く際に許可を得るために話し合って以来の付き合いらしい。彼女自身もこのお店をよく利用しているのを見かける。個人的な付き合いもあるらしい。

④森近霖之助:彼が経営している『香霖堂』へ出入りしているのをたまに見かけられている。道具の話で気が合うのかもしれない。

⑤本居小鈴:彼女が『鈴奈庵』に外来本を持ってきて買い取ってもらうところをよく見かけられている。偶に道具の本等を借りていくらしい。

⑥先代博麗の巫女:過去、立場として共闘する事が多かったらしく、いまでもたまに酒を飲み交わしているのを見かけられている。

⑦八雲紫:立場として関わる事が多いらしく、スタンドが関係している事件・異変については彼女から伝えられ、動き始めるようだ。

⑧風見幽香:『道具屋 傀儡』の頃からの常連客。今は『居酒屋 傀儡』で使用する野菜を持って来ているようだ。

 

〇対策

上級妖怪ぐらいの力を持つが、積極的に戦闘する事はないので特に警戒する必要は無いだろう。ただし、自分と関わりがある物や自身が作った道具を貶されると怒り狂うらしい。それを知らずに貶した者は一生のトラウマを抱える事になったようだ。(とある妖怪の体験談)

 

 

 ~スタンドについて~

スタンドとは力を持った像であり、持ち主の傍に出現してさまざまな超常的能力を発揮し、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在。その姿は人間に似たものから動物や怪物のようなもの、果ては無機物まで千差万別であり、一言で言えば超能力が具現化したものである。

現在幻想郷で確認されているスタンドは5つであり、持ち主は八雲紫、多々良小傘、ミスティア、朱鷺子、フランドールスカーレットとルナである。

 

①ハーミットパープル(隠者の紫)

・持ち主:八雲紫

【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離- D / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - E】

・説明

イバラの像(ビジョン)を具現化するスタンド。ポラロイドカメラなどを媒体にすることで、念写を行うことができるが、カメラを叩き壊すほど強く殴らなければならないらしい。他にも、水や砂などでも念写する事が可能のようだ。

 

②キラークイーン

・持ち主:フランドール・スカーレットとルナ

【破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - A】

・説明

二人で一つのスタンドで、二人の距離が5メートル以上離れていると使用できないらしい。猫のような顔を持つ人型のスタンドで、ベルトのバックルをはじめ、身体の各部にドクロの紋章がある。手で触れたあらゆる物を爆弾に変えることができるようで、爆弾化させる範囲は調整が可能らしく、爆発範囲も調整できるらしい。両手の人差し指の側面には起爆用のスイッチがあり、それを押す事で爆発させる点火型、爆弾に変えたものに何かが触れた時に爆発する接触型の二つがあり、それを本人たち曰はく第1の爆弾と呼んでいるようだ。

そしてキラークイーンの左手の甲には、体温を感知して自動追尾する爆弾があり、それを本人たちは第2の爆弾、シアーハートアタックと呼んでいるようだ。だが、体温を感知できないと行動を停止してしまったり、生き物より高温なものがあればそちらを追尾してしまうようだ。「コッチヲ見ロ」等の機械的な音声を発しているらしい。

 

③シャドーメイカー

・持ち主:多々良小傘

【破壊力 - C / スピード - A / 射程距離- ? / 持続力 - B / 精密動作性 - A / 成長性 - B】

・説明

身体全体を黒いローブで覆っている人型の像を持つスタンド。普段は紅く輝く目だけがローブの中から覗いている。そのローブの中に色々な物を収納する事ができ、そこから出た物は壊れても暫くするとローブの中に直った状態で袖に戻る。そして、自身の手で触れたものに能力の付加・強化をすることができる。しかし、能力を付加するのにも制限があり、その道具の使い道にあった能力しか付加・強化する事が出来ないらしい。例えば、鎖の場合は拘束・強度に関係している能力を、筆や万年筆は書くことに関係している能力の付加・強化をすることができる。そして左右の手でそれぞれ一つずつしか能力を発揮できないらしい。その強化できる範囲は半径十メートル以内であり、それから外に出ると強化は切れて元の状態に戻るが、強化範囲内に効果を発揮した後に範囲外に出ても戻る事はない。そして射程距離は本人が言うにはその時の状況によって変わるらしい。最低で二メートル、最高距離は分からないらしい。

 

④パール・ジャム

・持ち主:ミスティア

【破壊力 - E / スピード - C / 射程距離 - B / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - C】

・説明

料理に混入し、食べた者の身体の不調を治すスタンド。顔と腕のあるプチトマトのような姿をしており、複数存在するようだ。治し方は症状にもよるが、目から涙が滝のように流れて睡眠不足が解消されたり、虫歯が凄まじい勢いで抜けた後に新しい歯が猛スピードで生えてきたりするなど、常軌を逸したリアクションが起こる。ただし、治せる不調には限度があり、一定以上の重病には効果を発揮しない。身体に不調の無い者が同じ料理を食べてもリアクションは起きない。治癒能力は基礎となる食材に大きく左右される。

 

⑤エニグマ

・持ち主:朱鷺子

【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - C】

・説明

あらゆる物を紙の中に閉じ込めることができる人型のスタンド。人間に対しては発動条件があり、個人が持つ特有の「恐怖のサイン」を、本体が見抜いたうえで相手に示させることで紙に閉じ込めることができる。何かを閉じ込めた紙は折りたたまれており、開くことで中身を取り出すことができる。紙の中では時間経過の概念がないため、料理を暖かい状態で運ぶ事も出来る。どんなに大きいものでも紙にすることができる。スタンド自身に攻撃力はないが、紙に閉じ込めた物は、紙を破り裂くなど破損させれば同じようにダメージを受けるため、あらゆる物を簡単に破壊できる。本体である朱鷺子自身も紙になる事ができ、自由に元に戻る事も出来る。


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