新人提督と駆逐レディの鎮守府運営録   作:X君Vs.

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皆さん...ほんとにお待たせしました...。
Fgoとバンドリばかりやってました、すみません。
その代わりって訳では無いですが、FgoではメルトリリスとBB、バンドリではイベP報酬の日菜ちゃんに蘭ちゃんはしっかりと手に入れました!わーい!
はい。
今回は皐月病の話しです。はい。え?5月病?なんですかそれ。偽物ですか?( 'ω')


9話 レディと提督と皐月病(?)

「ふぅ...」

今月は5月。そう、どこかの睦月型5番艦の季節。

時間は13時。本来ならばバリバリ仕事をこなしていかなければいけない時間なのだが、何故か元気が出ない。そんな事、みんなの中にも感じている人がいるのではないだろうか?

そう。皐月病である。え?違う?提督ちょっとみんなが何言ってるかわかんないです。

なんて言ってる提督も絶賛ダラけ中です。こう、机にベターっとしてます。はい。

 

「だるい...暁さん...ダルいよぉ...」

そう隣で作業している暁さんに声を掛ける。え?情けない?知ってます。正直自分でも思います。が、分かっていても止められないのです...。

 

「全く...司令官さんったら...ここ最近ずっとそんな感じじゃないですか...」

そう。なんと情けない事に、5月に入ってからずーっとこんな感じなのである。

 

「しっかり仕事しないと、夜までに終わりませんよ?」

ですよねぇ...。わかってはいるんですけどねぇ...。

 

「人をこんなにダラけさせられるなんて...やるな皐月...!」

なんて人のせいにするので限界です。それしか出来ません。よって仕事も暁さんに丸投げです。

 

「人のせいにしてないで司令官さんもしっかり仕事して下さいよ...」

無理だ...無理なんだ暁さん...!体に力が入らないんだぁ!

 

「体が重くて...ペンを持つ腕に力が入りません...助けて暁さん...」

はぁ...。情けない。

 

「司令官さん...しっかり仕事しないと私、もう手伝ってあげませんよ?」

なん…だと…

 

「それは困るよ暁さん...仕事終わらないよ...」

と、言いつつ尚も机に倒れ込んで動かない提督。俺、情けない...!

 

「もう...じゃあどうしたら司令官さんはやる気になってくれるんですか...?」

盛大にため息を吐きながら呆れたように聞いてくる暁さん。その表情に心をグサッとされながらも正直あ、この顔もいいかも知れない...なんて思ってる俺。え?変態?うっさいわ!これも全部暁さんが悪いの!うちの暁さんが可愛いからなの!

 

「んー...暁さんがなんかご褒美をくれたら真面目にやるかなー...なんて」

こんなこと言ったら流石にひかれるかなぁ...なんて思いながらも恐る恐る言っしまう俺。皐月病のせいで自分の欲望に勝てないんだー。

 

「ご褒美ですか......」

あれ?なんか考え込んでるぞ?こらは...?まさか...?

 

「あの、暁さん?正直冗談だったんだけど...」

 

「わかりました。」

へっ?

 

「今...なんて?」

まさか!聞き間違いだよ!暁さんが提督の欲望丸見えのご褒美なんて受ける訳...!

 

「わかりました! 司令官さんが頑張って仕事終わらせられたらご褒美をあげます!」

...キタ...!俺の時代キタ!

 

「よっしゃぁぁ!うぉぉぉぉお!」

聞いた瞬間、上半身を起こし、背筋を伸ばしてペンをしっかりと握り、書類という書類を書き上げていく。

提督のあまりの変わりように暁さんも若干ひいている。若干だから!ドン引きじゃないから!いいな!?勘違いすんなよ!?

 

HAHAHA!残念だったな皐月!じゃなかった、皐月病!我が鎮守府の暁さんに掛かれば皐月病なぞ敵では無いのだよ!出直してこいやぁぁぁ!

 

そしてそのスピードを2時間と40分くらい維持し続け、溜まりに溜まった書類という書類を全て完璧に仕上げ終えました。なんか暁さんにご褒美を貰えるならなんでも出来る気がする。それはもう、深海棲艦を素手で殴り倒す事すらも。

 

「はぁ...はぁ...ゼェ...ゲホッ...終わっ...終わったよ...暁さん...!」

もうね。疲れましたよ。一生分手首使ったね。腱鞘炎になるかもね。ハハッ。

 

「は、はい...お疲れ様でした...?」

うん。やっぱり引いてるね。若干!若干ね!

 

「そ、それで...はぁ...ご褒美...とは...?はぁ...」

うわ、変態みたい...とか思ったそこの貴方。貴方だよ貴方!えっ?俺?みたいな顔してんじゃないよ!アンタだよ!いいかい?これはご褒美がどんなのか期待してこうなってるんじゃないんだ。疲れたからはぁはぁしてるの。わかる?勘違いすん(ry

 

「あっ、そうでしたね。では行きましょうか」

そう言ってモジモジ手を差し出してくる暁さん。

こっ、これは...いったいどんなご褒美なんだ...!

暁さんと一緒に出掛けるとか!?それとも今日だけ一緒に寝るとか!?HAHAHA!頑張ったかいがあったというものですよ!

 

 

 

「えっと...ここは...?」

...すっっっごい見慣れた所な気がするんですけど...?

 

「?間宮さんの所ですよ?そんな事より、好きなものを頼んで下さいね。今日は私がお金を出しますから」

そう優しい微笑みを見せる暁さん。

うん。大変美しい。超レディ。

 

「あ、ありがとう...」

そう言っていつもの羊羹を頼む。

 

うん。...知ってましたよ?ダメージなんて微塵もありませんよ?寧ろ暁さんに羊羹貰えますから?嬉しい限りですとも...!

 

「そ、それじゃあ司令官さん...あ、あーん...」

暁さんは顔を赤くしながら羊羹を俺に向ける。

 

...!神よ...!いや、女神か?

そんな事はどうでもいいっ!

やっぱり仕事頑張って良かった!

 

「頂きますっ!」

 

 

その後、羊羹にかぶりつき、噎せに噎せた事は言わないでおこう。




はい。どうでしたでしょうか?え?皐月?出ましたね。たくさん出ました(白目)
皐月ファンの皆さん。申し訳ないです。
が、これは暁さんとイチャコラする話しなのであんまり他の艦娘は出ません。前回みたいなのはレアケースです。はい。そりゃもう、メタ〇キングレベルで。

こんな感じでこれからも頑張ってまいりますのでよろしくお願いします!

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