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暁と一緒に寝たいだけの人生だった( ˘ω˘ )
夕飯を食べ終え、執務室へと戻ってきた俺。え?暁さん?あとは寝るだけだから流石にこの部屋にはいないよ。一緒に寝るなんて俺の精神が擦り切れちゃうからね。
え?ロリコン?ちょっと何言ってるかわかんないです。あの暁さんを好きになったとしてもロリコンだなんて言われない気がする。なんでかって?そりゃああの暁さんがレディだからだよ。
「さてさて、さっさと寝るかねぇ。明日も仕事があるし」
暁さんが一人で寝るっていうのはすこし可哀そうに思うけど、多分間宮さんや明石さん、大淀さんと一緒にねてると思うよ。うん。…明日は建造をしよう。駆逐艦の。
─────コンコン。
ん?誰だろう。
大淀さんかな?明日の仕事のこととか。
そうしてドアを開けてみると、そこに立っていたのは───
「こ、こんばんわ。司令官さん」
───パジャマ姿で枕を抱えた暁さんだった。
「…はぇ?」
ふ、ふぅ。俺も情けないものだぜ。たった一日の執務で幻覚が見えるレヴェルで疲れてしまうとは…。
深呼吸をしてからもう一度よく見てごらんなさい。そこには俺の態度を不思議に思っているであろう大淀さんが立っていらっしゃるでしょう。一連の動作を完璧にこなしてからめを開く。
が、しかしそこに立っていたのは暁さんだった。
な ん で や 。
ま、待て。落ち着け俺。これは幻覚だ。なにも焦ることはないじゃないか。
「あ、あの…司令官さん?」
一流の提督になるにはいかなる状況にも動じてはならない、と、勝手に思っている俺は───
「こ、こんな時間にどうしたんだ?暁さん」
───取り合えず幻覚と会話してみることにした。
「あ、あの…その…」
赤面してもじもじし始めた。でもこの格好だ。つまり要件は…
「…私と一緒に寝てくれませんか…?」
ですよねー。そんな気はしてたよ。
「お、俺じゃなくても…ほ、ほら!間宮さんとか!」
いくら俺がロリコンじゃないとしても流石に一緒に寝るのはマズい。世間体的に。
「間宮さんや大淀さん、明石さんはお仕事でお疲れかと思って…なんとなく申し訳なくなって…」
うん。確かに。わかる。俺なんかより長い時間仕事してるもんね。
あ、やべ、納得しちゃった。
「い、いや…でも…」
ほら、納得しちゃったから反論できなくなっちゃったじゃん。追い詰められちゃったじゃん。
「ダメ…ですか…?」
…ふっ
はい。結局負けました。あの表情に勝つのなんて無理や…。
あの表情をした暁さんに勝てる男なんてこの世には存在しない気がする。うん。いないよ。
今俺たちは背中合わせで同じ布団に入っている。やばい、これめっちゃ緊張する。
一人用の布団だからどう頑張っても背中がくっついてしまう。…やべぇ・・・やべぇよ・・・俺の理性大丈夫かな…。
「あの、司令官さん」
「な、なに?」
突然声を出した暁さんに少し驚きながらも返事を返す。
「今日は、本当にありがとうございました」
「どうした?突然そんなこと」
「い、いえ…今日は本当に楽しかったので…」
少し恥ずかしそうに答える暁さん。
なんだ、そんなことか。
「俺のほうこそありがとう、暁さん。出会って初日だけど、君が秘書艦で本当に良かった」
…あれ?なんか俺すげえ恥ずかしいこと言ってない?
「私も…司令官さんが貴方でよかったです。怖い人だったらどうしようってちょっぴり不安だったんです」
そう答える暁さん。やばい、超嬉しい。ていうか、暁さんの『貴方』呼びの破壊力ヤバいぞ…。
「まぁ最近は提督にもわっるいやつとかもいるっていうもんな。でも大丈夫。俺は絶対にスーパーホワイトでみんなが楽しそうにしている鎮守府を作るよ。…手伝ってくれるか?」
うわ、なんかプロポーズみたいだな…いや!違うよ!?ホントだぞ!?
「…はい。暁が司令官さんの鎮守府運営を手伝います…!」
「そうか…ありがとう。」
安心した。これで断られてたら結構メンタルにキてたわ…。
「明日からも、頑張っていきましょうね。司令官さん」
「あぁ。おやすみ、暁さん」
こうして俺たちの鎮守府運営、その1日目が終了した。
お い 司 令 官 そ こ 変 わ れ !
はい。
終わり方それっぽかったけど最終回じゃないよ?まだまだ続きますよ(笑)
今回は1600文字と前回よりも少なめですが結構いい雰囲気にかけたのではと、思います。…かけてるよね…?
ちなみに今回の話ですが、下書きより大幅に変更しました。
元の予定では今回の話はR15くらいの話になる予定でした。流石にはっちゃけすぎな気がしたので健全な方に修正しました。
もし希望があれば番外編的な感じで投稿しようかな、なんて思ってますので見たいよーっていう物好きな方がいれば感想などで言ってもらえればと思います。
長くなりましたが今回はここまでです!
また次回にお会いしましょう!