新人提督と駆逐レディの鎮守府運営録   作:X君Vs.

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暁さんとのイチャイチャは「年末」と言ったな。
あれは嘘だ。ごめんなさい。
改めまして皆様。あけました。おめでとうございます。
それと、ハッピーバレンタイン!です!(血涙)

今までは荒野行動…とか、Fgo…とかで忙しかったです荒野行動楽しいです。はい。16話、始まります。はい。


16話 レディとチョコとバレンタイン。

やぁ、皆。こんにちわ。提督だよ。

みんなは年始、どう過ごしたかな?提督?提督はね?

 

…仕事に追われてました。はい。

 

何故!?なーんで殆どの人間が取れている年始休暇も無いんですか!!!可笑しいじゃろがぁぁあい!

なんかもう、ホントに!ホントにブラック!マジブラック!(語彙力)

 

ふぅ…。落ち着くのだ。悪い事ばかりでは無かったはずだ…!そう!何故ならばぁぁぁ!お餅を頬張るスーパー淑女レディ!暁さんを見れたからなぁぁぁぁ!!ふはははは!…はい。

 

まぁこんな感じで新年始まって早々仕事に追われる日々を過ごしていた提督ですがね。なんとね。余りにもいつもと変わらない生活をしていたせいでね。曜日感覚がね。狂いに狂ってね。もうね。2月っていうね。うん。

 

さて、気を取り直して今月は如月。2月ですね。

2月と言えば、1年間の「3大非リア殺しイベント」の1つ、「バレンタインデー」とかいうふざけた日がありますね。ま、今日なんですけどね!!!!

 

学生時代はチョコレートとは無縁の生活でした…。女子どうしで渡しあっていて「お前ら百合かよ!」とか思ってましたけどね。はい。どうでもいいですね。

 

とまぁ今までの人生は灰色だから途中でもうバレンタインとは極力関わらないようにしてたんだよ。

 

してたんだけどさ…!くそぅ…!

 

さて皆さん。突然ですが質問です。

えー、私提督ですが、私が指揮させてもらっているこの鎮守府の人達、名前をなんというでしょうか!

 

①艦息

②艦娘

③人型汎用決戦兵器 人造人間エヴァ○ゲリオン

 

はい。正解は②ですね。女性ですから。3番を選んだ皆、先生怒らないから手を挙げなさい。彼女達、ATフィールド張れませんからね?

 

女性ってイベントに乗っかるの好きじゃないですか。つまり、何が起きたかと言うと…?

 

食 堂 の デ ザ ー ト が 全 て チ ョ コ レ ー ト 関

係 に な っ た。

 

そんなに…!そんなに提督に現実を直視させたいのか…!

 

でも姉妹艦どうしとか仲のいい艦娘どうしとかでチョコ渡しあってる所を見たい気もする…。っていうか見たい…。

 

って思ったが運の尽き、食堂…来ちゃったよね。

 

食堂に入った瞬間目に入るのは、チョコ、チョコ、チョコ。

 

もう既に提督の精神に甚大な被害を受けているけど、まだだ…!まだ終わらんよ…!

艦娘どうしでチョコレートを渡しあってるところを見て癒されたいんだ…!

 

満身創痍で食堂内を見渡すと、そこに見つけたのは暁型のみんな。

キタ!暁型キタ!これで勝つる!何に勝つのかは分からないが取り敢えず勝てる!

 

通常の三倍で柱から柱へと移動し暁型4人の席の近くに行く提督。正直絵面が宜しくないが、こまけぇこたぁ気にすんな!の精神でやりきるしかねぇ!

 

「暁、ハッピーバレンタイン。」

そう言ってまずは不死鳥こと響が暁さんに綺麗にラッピングされた箱を渡す。サラッと渡してるように見えて若干赤くなってるところがベスト!素晴らしい!ハラショー!

 

「あ、響ちゃん ありがとう!じゃあこれ、私からもお返し 雷ちゃんと電ちゃんもどうぞ!」

 

そして物凄い笑顔で妹達にチョコを渡す暁さん!いい!凄くいいです!!

 

「暁ちゃん、ありがとう…なのです! これ…私からも…」

顔真っ赤になりながら震える手でチョコを渡す電。キマシタワー!!!

 

「ありがとう暁!これ私からもあげるわね!」

我らがお母さん、雷。

いい、笑顔です。アイドルにスカウトされそうだ。うん。

 

幸せな気分に浸りながらチラッと響の方を見ると…ん?目があったか…?まさか…ね?

 

「ところで暁、私たちにくれるのも嬉しいけど司令官の分もあるんだろう?渡しに行かなくていいのかい?」

あるぇー!?響さん!?このタイミングで!?

やっぱり目あってましたかねぇ!?

 

「えっ!?ひ、響ちゃん?どうしたんですか、急に?」

 

「いや、だって朝から随分と張り切ってたからてっきりあるんだと思ってたけど、違ったのかい?」

暁さんが…!?張り切っていた…!?嘘やん…。これ、暁さんが渡す相手によっては私が直々に潰してやらねば…!

 

「いっ、いや、その、確かにっ、その、司令官さんのもあるけど…渡すの恥ずかしいし、タイミングがなかなか…そのぉ…」

色々言いながら赤くなってモジモジとしだす暁さん。可愛い。

てか、そうではなく…マジで?ドッキリとかではなく…?

 

「…だってよ。司令官」

あー、やっぱり目、あってましたよねぇ…。これ出づらいなぁ…。出ないままでいたらなんとか…

 

「そのまま出てこなかったら私が食べてしまおうかな」

 

「こんにちわ!提督です!よろしく!」

いくら響でもそれは許されない!

 

「しっ、司令官さん!?どうして…こんな場所に…!?」

動揺する暁さん。そりゃそうなるよね。うんうん。

 

「い、いや…その…な?ちょっと、甘いものでも…食べようかな…?的な…?…ね?」

いや自分言い訳下手すぎだろ!自分のことながらドン引きだわ!

 

「だってさ暁。司令官は甘いものが欲しいんだって」

そう言って暁さんを見やる響。暁さんは暫く固まっていたが、突然ハッとしてから俺を見た。

 

「しっ、し…しし、司令官ひゃん!」

 

「はいっ!?」

突然大きな声を出した暁さんにつられて大きな声で返事をする提督。学校なら満点が貰えそうな返事だ(現実逃避)

 

「そ、その!これ!チョコです!あげます!」

…救われた…。提督は今、この瞬間に救われたよ…。

 

「…ありがとう。暁さん。すげぇ嬉しい」

あぁ…バレンタインってこんなにもいい日だったのか…。

 

「でもね…?暁さん。」

うん。そうなんだ。みんなは気づいてると思うけどね。

 

「な、なんですか…?」

不安そうに俺を見つめる暁さん。彼女にも分かりやすいように後を指さす。

 

提督の指した方向にゆっくりと顔を向ける暁さん。その先に何が待っていたかというと…

 

「「「暁(ちゃん)(さん)おめでとー!!!」」」

 

最初からチョコを食べに来ていた艦娘+野次馬で現れた艦娘達、全員からの祝福の声だった。

 

「流石に…あれだけ騒げばしょうが無いわよね…」

雷でも苦笑いである。

 

そしてその後事実を飲み込んだ暁さんの恥ずかしさによる絶叫が鎮守府とその周辺に響いた事は言わなくても分かるだろう。




はい。わりと長めです!
バレンタインなんて…吹飛べばいいのに…(遠い目)
毎回の事でずが(毎回になってしまうのは良くないんですけどね…(笑))、投稿が遅くなってすみません…。
こんな不定期過ぎる本作品ですが、今年とどうか、応援よろしくお願いします!

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