気づいたらこんなに時間がたっていたよ…。
ごめんなせぇ…!
忌々しきクリスマスの時期がやってまいりましたな。
ホントは明日とか明後日に投稿しようと思いましたが書いてる途中で現実を目のあたりにして吐血するんで今日にしやした。
12月25日、クリスマス…。忌々しきカップルのカップルによるカップルの為のイベンツ…!世のカップル達はここぞとばかりにイッチャイッチャイッチャイッチャしやがるふざけたような日。滅べ。おっと失礼、取り乱しました。提督です。
クリスマスって確かキリストの誕生日とかだった気がしているんだが…。
可哀想にな、キリスト様も…自分の誕生日なのに周りの男女が主役そっちのけでイチャイチャしてるんだぜ…?オレだったら発狂するね。うん。
勘違いすんなよ!?この日はカップルの為に名前が付けられた日じゃねぇんだぞ!お前らぁぁぁぁ!
クリスマスなんて…クリスマスなんて…!
「クリスマスなんてっ…嫌いだぁぁぁぁぁ!」
恨み過ぎて机をバンッ!って叩きながら上を向き叫んでやった。うん。スッキリしたかもしれない。多分。
「えっと…?司令官さん…?」
おぉっと…オレとした事が…。スーパーかわいいレディオブ淑女。暁さんが隣で仕事している事を忘れていたぜ…。
「すまない暁さん…だけど俺はどうしてもクリスマスを許せないんだ…!」
拳を握って頭を伏せる。うん。ちょっと強く握り過ぎて手が痛いわ。
「何故なら…何故なら…!彼女が!イナインデス…」
最後の方声小っさいって?そ、ソンナコトナイヨ?ホントダヨ?
うっせぇ!そうだよ!言ってる途中で悲しくなったんだよ!察せ!?
ついでに言えば崩れ落ちたわ!膝からなぁ!…ぐすん。
「は、はぁ…?で、でもホラ!サンタさん!サンタさんが司令官さんにもきっと素敵なプレゼントをくれますよ!」
サンタさん…普段レディなのに年相応にサンタさん信じてる暁さんマジ天使…!
「ありがとう暁さん…!提督、元気でたよ…!」
ホントに癒される…。マジでここの鎮守府に配属されて良かった…!
「そ、そうですか?それは良かったです!それじゃあ続きのお仕事頑張りましょうね!」
…仕事忘れていたなんて…言えない…。
時は過ぎて夕方6時。いつもより少し仕事が溜まっていた提督ですがスーパー淑女暁さんの手によってようやく終了致しました。
「んー!じゃあ俺は部屋に戻るかなぁ」
伸びをしながら席を立つオレを暁さんが呼び止める。
「司令官さん!今日の7時に食堂に来ることって出来ますか…?」
不安そうな上目遣いでオレを見つめる暁さん。
「?予定は特に無いけど…?」
今日はただただふて寝しようと思っていただけだから…。ははっ!…はぁ。
「よ、良かった!それじゃあ7時によろしくお願いしますね!」
そう言って暁さんは走り去って行った。
「なんだったんだ?」
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「さて、約束通り食堂の前に来た訳だが…」
入っていいのか…?暁さんは来て無いみたいだけど…。
「司令官さん…!お待たせしてすみません…!」
暁さんが息をきらしながら走ってくる。
遅れて走ってくる暁さんもかわいいっすわ。マジ天使。
「大丈夫だよ。俺も今来たばっかりだから」
笑って返事をしているが内心汗ダラっダラである。
「(これ…めっちゃカップルっぽい…!)」
前半でアレだけカップルをディスっていたのに自分がそれっぽいことが出来たら嬉しいのである。しょうがないんだ。
「そうですかぁ…よかったぁ…」
心からホッとした様子の暁さん。コッチも安心できるわ…。
「それで、入ってもいいのかな?」
ここに来てずっと気になっていた事を聞いてみる。
「はい!大丈夫です!早速入りましょうか!」
目をキラッキラさせながら俺の手を引いてくる暁さん。
「よし、行こうか」
そう言って両開きの扉を開ける。するとそこには─
「メリークリスマース!」
サンタ帽を被った戦艦・空母のみんながクラッカーを鳴らす光景だった。
「おぉ!凄いな…」
思わず声を上げてしまった。
「司令官さんがクリスマスが近づく度にカレンダーを見てため息をついていたので…」
恥ずかしいのか少し顔を赤らめながら言う暁さん。
あぁ…嬉し過ぎて座に還りそう…。金色の粒になりそう…。
「折角暁さんと皆が用意してくれたんだし皆で楽しもうかっ!」
俺が叫ぶとみんながオー!と声を上げてくれる。それを聞いて少しだけ頬が緩む俺だった。
はい。今回はここまでですよ。全く暁さんとイチャイチャして無いんですがまぁそれは年末に持ち越しという事でどうか…!
ところで、皆さんはどうやってクリスマスを乗り切ってますか?作者はもうただただ忘れます。えぇ。今日がなんの日であるかを忘れます。それでは皆さんまた次回お会いしましょう!