新人提督と駆逐レディの鎮守府運営録   作:X君Vs.

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皆さんこんにちはー。第10話更新のお時間です。X君です。
最近雨が多くなってきましたねぇ...。作者としては雨は好きなんですが外出する気にはならないです( 'ω')
雨に濡れたアスファルトのにおいって割りと好きなんですが誰にも共感してもらえない悲しみを毎年背負っております。はい。
あ、それと第8話 執務室の戦争なんですが、結局書き直さない事にしました!あのお話し、若干(かなり?)この作品に合わないようなお話しなんですが、あのお話しを書いたのもきっと運命!なんて思っておりますので書き直しはしません!決してめんどくさいとか代わりのお話しが思いつかないなんて訳じゃあありませぬゆえ。
前書きが長くなりましたが、第10話、レディと梅雨をお楽しみくださいませ!


あっ、時雨提督の皆さん。ごめんなさい。


10話 レディと梅雨。

6月半ばの執務室。今日も今日とて秘書官の暁さんと一緒に書類仕事に勤しんでおります。提督です。

 

6月と言えば?そう。あのジメジメしたいやーな時期、梅雨です。え、提督?うん。提督もあんまり梅雨は好きじゃないです。あのジメジメがどうにも...。

なんて言ってる今この瞬間にも外では雨が降っております。そろそろやんで頂きたい。

 

「ねぇねぇ暁さん。暁さんは梅雨好き?」

こんなジメジメした時期に黙々と仕事なんて出来るかっ!!と言うことでマイエンジェル。スーパーレディ暁さんに質問を振る。え?仕事を黙って出来ないのはいつも?やかましいわ。

 

「え?随分といきなりですね...そうですね、私は梅雨好きですよ」

 

「お、そうなんだ。どうして?」

いや、我ながらどうなんだ、どうして?って...。

 

「ど、どうして...ですか?えっと、1番は紫陽花ですね。綺麗ですし雨上がりの晴れた空と紫陽花についた水滴...なんて凄く綺麗じゃじゃないですか」

と、微笑みながら答えてくれる暁さん。

 

自分でもどうなんだと思う雑な振りにもしっかり答えてくれる暁さん、マジレディ。しかもその理由までもがレディ。これ以上にレディな女性なんていないでしょう。うん。

 

「うん。それは確かに綺麗だね。1番ってことは他にも2番目の理由とかあるの?」

やっぱり気になるよね。梅雨になると自分の欲望に素直になっちゃうよね。

え?なに?先月も同じ事言ってた?提督ちょっとみんなが何言ってるか分かんない。

 

「他には、ですか。私元から雨とか好きなんです。確かに暗い気分の時に見ると更に落ち込んだりとかもしますが、少しイライラしてる時とか、少し落ち着きたい時とかに見たりすると落ち着くじゃないですか。」

 

「雨が窓に当たったりする音とかも心地よくて眠くなったりして。雨はいろんなものをくれたりするので結構好きです」

あれ?この子時雨?キャラ被るだけじゃなくて、もう食い潰してる気がするよ...?

 

「そっか...今の話し聞いて、提督も少し雨が好きになれたきがするよ」

うん。割りと恥ずかし事言ってる気がする。

若干、顔が熱くなった気がして帽子を深く被る。

 

「あっ...、すみません、私長々と...」

俺の言った言葉と行動に少し恥ずかしくなったのか、顔を赤くして軽く俯きながら言う暁さん。可愛いです。

 

なんて、話しながらも仕事を終えた俺は席から立ち上がり、軽く伸びたりして固まった体を解していく。

 

すると後ろから差し込む日差しに気づいた。

 

「あっ!司令官さん!見てください、アレ!」

暁さんも気づいたのか席を立って窓の外を指さす。

 

暁さんに言われるがままに外を見ると、そこには雨上がりの晴れた空の日差しが、雨の滴に濡れた紫陽花を照らす、美しくて、少し儚い...そんな景色だった。




はい。どうでしたでしょうか?まずは時雨さん。並びに時雨提督の皆さん。大変申し訳ありませんでした。
でもっ!でもな!?作者は雨が好きな女の人がなんか好きなんですよ!ていうかレディは雨が好きという謎の先入観。
あ、それと落ち着いた人が見せる子供っぽい所も好きです。

今回は1100文字ちょっとという少ない文量でしたが、それなりに中身のあるものに出来たのでは?なんて勝手に思っております。はい。勝手に。

次回もまた見てくれると嬉しいです!
またよろしくお願いします!

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