Fate/erosion   作:ロリトラ

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久々の更新
こっちより一発ネタの向こうのが人気出てて複雑な気分なのでこっちにも投票してくれてもいいのよ?(露骨ななアピール)


1日目/ロリータ・ショック

 

「ん……む」

 

カーテンで遮蔽された窓の隙間から漏れる日差しによって緩やかに覚醒する。

妙に密度の濃い1日を過ごしたせいかまだ火曜とは思えないほど身体が辛い。しかし学校は今日も待ってくれないと身体を起こすと、目覚まし時計の針はちょうど2本ともが頂点を指そうとしていた。

 

「………あれ?」

 

どう見ても昼であり、その時刻が遅刻という事実をハッキリと突きつけていた。

 

「マジかよ……」

 

どうやら相当疲れが溜まっていたのか。寝すぎてしまったらしい。

これもすべてあのポンコツ和服ロリセイバーのせいである。一体どうしてくれようか。そう考えながら布団から出ようとすると。

 

ーーー和服をはだけたセイバーが横で寝ていた。

 

これはどういうじょうきょうなのだろう。

 

え、なんでこんな同衾状態なの?朝チュンしてるの?

というか傍から見たらどう見ても事案ものじゃねこれ?健全なロリコン紳士としてはどうするべき?こっそり布団から抜け出るのがやはり最適解か……?

 

「うん、これ以上立ち位置をやばくする必要もないし、ここは服を戻してさり気なく出るべきだな、うん。」

 

そうしてはだけた和服を元に戻すものの、見てしまわないように作業するとなかなかにこれが難しい。

距離を取りながら作業をするため不安定な立ち方で服を直していると倒れ込みそうになってしまう。

 

慎重に、慎重に。なんとか帯を占め直して一息ついたその時、携帯が鳴り出した。

 

「うわわわわぁ!!」

 

慌てて電源を切るも、それが逆にまずかった。バランスを崩して転んでしまう。地味に痛い。

 

咄嗟に閉じてしまった瞼を開けると

なんだ、これ。

眼前にセイバーの寝顔が位置していた。もうなんかさっきよりまずい、これはもういろいろやばいーーー!

そう思い慌てるが時すでに遅し。

 

「んむ………なんじゃますたぁ。」

 

セイバーが目を覚ましてしまった。

あ、もうこれ終わった、ハハハハ

自身のロリサーヴァントに手を出したロリコンの風上にもおけないぺドマスターてして扱われるんだ、おれは……

 

「いや、何を儂の上で惚けておるのじゃ。なにか?儂に興奮でもしておったのか?」

「んなな、そんなことはないっ!」

「ふふふ、そうじゃよな。幾らマスターでもこんな幼子の身体に………もしかして興奮するのかの?」

「は、はぁっ!?」

 

いきなりの展開に思わず頭に血が登って熱くなるのを感じる。

 

「これは、案外図星かのう?見たいなら……ますたぁなら、いいんじゃよ?」

 

そう言うとセイバーは肩の辺りを誘うようにはだける。

思わず生唾を飲み込んでしまった。

だが、幾らなんでもそれはダメだ。そこを通り越すとロリコンとして守らねばならない最後の一線を超えてしまう……!!

 

「ふふふふ……なんての!まさかお主が本当に幼子で興奮する変態だとは思わんかったぞ。」

「べ、別にお前なんかに興奮なんてしてないっ!それに俺は幼女は好きだが手は出さないんだ!」

「ほうほうふむふむ、別にますたぁなら儂は色々とさせてもよかったのじゃがそう言うなら仕方ないのう。」

「だ、誰がお前なんかに。」

 

騙されないぞ、このダメイバーこうやって俺で遊んでるんだ。これ以上いいようにされてたまるか。

 

「そんなに見せたいならどこか外で見せてきたらどうだ?きっとそういうのが好きなやつが連れてってくれるだろうぜ。」

「儂は別に構わんのじゃが。けれどそれだとお主を守るものがおらんじゃろう。家で大人しくしておるというなら別にそうしても良いがの。」

 

は……はぁぁーーー!!?

コイツ羞恥心って物がねえのかそれとも痴女なのかーーー!?

 

「ふむ、じゃあ家で大人しくしてるなら儂は服を脱いで出歩いてくるとしよう。」

「すまん、俺が悪かったからやめてくれっ!何か要求があれば聞くから頼むっ!」

「ふふふ、そうやって最初から素直に下手に出ておればいいのじゃよ。昨日みたいに儂をからかうかからこうなるのじゃ。」

 

まんまとやられた……ちくせう。

何を要求されるのだろうか、まさか魂をもっと寄越せとか言われるんじゃ……

 

「それじゃあますたぁ、ここに連れてってもらおうか。」

 

不安に頭を抱えているとセイバーはそう言ってチラシを目の前に突きつけてきた。

なになに……どうやら、駅前にオープンしたお洒落な感じのパンケーキ屋のようだ。

俺には縁がないし気にもとめてないチラシだったのだが……

 

「……ここに、連れてけ?」

「うむ、このパンケーキというものは甘くて美味しいと朝のテレビでもやっておったのじゃ。さぁさぁ、連れてくのじゃ連れてくのじゃ。」

 

……なんか、心配してた程やばくなかったな。

でもこういうところって高そうだし昨日刀買ったばかりのお財布には優しくないんだろうけど、この必死にねだる顔を見たらそれくらいはしてやらないとって気分になってしまったのは悪い癖なのかもしれない。

仕方ない、この時間だし学校はもうサボるとするか。

 

 




書きだめするつもりは無くてきりのいい所まで書いてからってやってたら2日くらいで13000字以上書いてたので書きだめ消えるまでは毎日更新する予定

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