音楽家系の俺が同人ゲームを作ることになった件について   作:通りすがりの猫。

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先輩の家って普通は行かないよな

結局、あの後俺を除く二人で今後のことを話していた。え?俺はなにしてたかって?ただひたすらアニソンとボカロを弾いてました。そして話の流れでどうやら俺と加藤先輩は明日の土曜日に倫也先輩の家に行くことになった。どうしてこうなったかって?安心してくれ、俺もどうしてかわからん。

 

翌日、とりあえず集合場所と言われたところに10分前に着いた。

 

「お、もう来てたか真希」

 

「あ、おはようございます倫也先輩」

 

「それにしてもはやいな?」

 

「そうですか?10分前行動は当たり前かと・・・」

 

「これであとは加藤だけだな」

 

ちなみにだが本日は楽器をもってきていない、邪魔になると判断したからだ。

 

「・・・今更だけど、なし崩しで真希も参加させちまったが大丈夫か?」

 

「ほんとに今更ですね倫也先輩、ここまできたらやりますよ。それにそこまで学生生活が大変ってわけでもありませんし」

 

「そうか、ありがとな」

 

「けど一度やるってきめたからには全力でやりますよ?問題ないですよね?」

 

「ああ、まったく問題ない。これから頼むぞ!」

 

「わかりました」

 

そんなこんなで集合時間を3分遅れたところで加藤先輩がやってきた。

 

「お待たせ~」

 

「大丈夫ですよ加藤先輩」

 

「・・・よう」

 

「晴れててよかったよね~今日。予報ちょっと微妙だったから心配してたんだ」

 

「降水確率も低いってわけではなかったからですからね・・・」

 

ふと隣をみると倫也先輩が考え込みながら歩いていた、大方女子を家に連れて行くのが初めてとかなのだろう。いや、俺も家に上げたことなんて生まれて一度もないが・・・。

そうこうしているうちに倫也先輩の家に着いた、どうやらこの辺の近くの坂で倫也先輩と加藤先輩が初めて出逢ったらしい。

 

「ま、散らかってるけど適当に座ってくれ」

 

「お邪魔します」

 

「改めてお邪魔しま~・・・うわぁ絵に描いたオタク部屋だね」

 

確かに言われてみればポスターやフィギアやラノベがたくさんある。こんなにたくさん買ってさぞかしアルバイトも大変だったんだろうな・・・なんて考えながらそこらへんで寛ぐことにした。

 

「それで倫也先輩、なんで集まったんですか?」

 

そう、今現在ここにいるメンバーでなにをするのかは俺はまったく知らされていない。無知なのが悪いんじゃない、しっかりと伝えなかった倫也先輩が悪い。この問いを無視して加藤先輩は勝手に話を進めた。

 

「とりあえずメンバー集めようってのはいいよ。ゲーム作るのにはたくさんの人が必要だってのは流石に私でもわかるし。実際に榊原君の加入には私も反対しないし」

 

「PCギャルゲーならそんなでもないけどな、商業でも小さいところはニ~三人で作っているところもあるし」

 

「?けどだからといって少人数よりかは大人数のほうがいいんじゃないですか?」

 

「確かにうちは商業ではなくただの個人サークルなわけでギャラも発生しないから大人数でもいいかもしれない、けど何分俺の人脈がないから仕方ないんだ・・・」

 

学校でも有名人の澤村先輩に霞ヶ丘先輩と知り合いで人脈がないというのは些か疑問ではあるがまあいいだろう。初めてギャルゲーをする加藤先輩に倫也先輩がちょくちょく突っ込みながらも話は進んでいく。

 

 

 

 




短時間で読めるをモットーとしてる俺は毎話これくらいでやっていきますよ?あまり長いと俺の文才だと読む人あきちゃうでしょ?

次の更新ですがアクマゲーム、冴えかの共に遅くても来週の土曜25:00にはあがります。(金曜の夜中っていったほうがわかりやすいかな?)

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