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二天龍を封印してからと言うもの、様々なことがあった。三大勢力が喧嘩を売ったり、聖書の神が死んだり、北欧神話の者や日本の妖怪まで敵になった事もある。
しかし、ジャッカルは不滅。
例え、どんなに優れた能力を持つ者でも彼に勝てる者はまず居ないだろう。
そして今は、西ドイツ…ココでジャッカルは奇妙な出会いをする。
ジャ「ここは…西ドイツか…?空気の薄い所だが、良い景色じゃねぇか。少し休むと「ガンジスのー流れー!ガンジスのー流れー!」…しようとしたんだがな、ウッセェ!ちょっと黙ってろ!!」
ブチ切れて振り返ると其処にはオレンジ色の金平糖の様な形の生物が、女装をしながらピアノを弾いていた。
ジャ「(…なに、この生物?)」
「あ!いたいた!もう、どこ行ってってぎゃあぁぁぁぁ!?なんかボスキャラっぽい奴がいる!!?」
すると、ピンク色の髪をした女の子やデカイアフロのおっさん、ピンク色のとぐろ頭の男や手足の生えた魚雷にプルプルした何かが現れた。
ジャ「テメェら…この世界の住人じゃ無いな?答えろ!貴様らは何者だ!」
アフロ「そうだそうだ!何者だ!」
ジャ「お前もだよ!」
アフロ「あ、俺も?俺は『鼻毛真拳七代目伝承者』ボボボーボ・ボーボボだ!」
金平糖「オレ様の名は首領パッチ!ハジケ組のおやびんだ!」
プルプルした何か「フッ、オレはところ天の助…全ての加工食品代表さ…」
ピンク「わ、私はビュティです!」
「俺はヘッポコ丸だ」
とぐろ「我が名はソフトン、アイスクリーム屋を経営している」
「俺は破天荒だ」
魚雷「私は魚雷ガールぎょらぁぁぁ!」
「僕は田楽マンなのら!」
「どうも、貴方のためのガ王です」
「あたしポコミ!よろしくね!」
ジャ「いや!長いわ!」
『『『エェェ!?』』』
ジャッカルは一通り聞くと話が長いとツッコミをいれた。
ジャ「いや長過ぎだろ!何なんだよ!始め数人だけかと思ったら結構いるじゃん! 11人もいるじゃん!?」
ボーボボ「ウルセェ!何か文句あるか!」
ジャ「逆ギレかよ!?何の用だマジで!」
首領「決まってんだろ?お前だよ。永遠の恋人!生まれながらの純情派!ジャッカル・デーモンよ!」
ジャ「いや、意味がわからん」
ビュティ「ボーボボ、もしかして探してる人ってこの人なの?」
ボーボボ「あぁ、そうだ。俺達は『キングオブボケリスト』であるジャッカルを倒しに来た」
ポコミ「キングオブボケリスト?」
その単語にジャッカルはピクリと反応を示した。そしてポコミの質問に答える様に破天荒が応える。
破天荒「ボケリストは俺達の世界の『ハジケリスト』と『ボケ殺し』の始まりと言われているこの世で最もハッチャけた存在だ。その中でもキングオブボケリストはボケリストの中でも五回以上大会で優勝していないと語れない特別な存在なのさ」
ビュティ「えぇ!?この人が!!?」
ジャ「・・・どこで知ったかは知らんが、俺はキングオブボケリストの中で二、三番目の存在…この世で最も強いボケリストは他にいる。この世界にいるかは知らないがな、だからと言って相手をしない訳じゃないが急用がたった今できた。あいつから逃げる事をオススメする」
ビュティ「あ、あいつって?」
ジャッカルが空を見上げるとそこには黒髪のゴスロリ少女がこちらを見て笑みを浮かべていた、宙に浮いている事を除いても一見ただの少女の様に見えるが、威圧感の様なモノを感じる。
「ジャッカル、久しい」
ジャ「何しに来た?オーフィス」
ソフトン「まさか、あのオーフィスか?」
ヘッポコ「知ってるんですかソフトンさん!」
ソフトン「あぁ、奴は全ての世界と世界の間にある『次元の狭間』に住んでいると言われる伝説の龍の一体だ。その力はこの世界を滅ぼせる程だと聴く…」
天の助「そ、そんなヤバい奴が何でここにいるんだよ!次元の狭間ってとこに居ればイイじゃん!?」
破天荒「どちらにせよ、片付けないとヤバい事になるな…俺が行くぜ!」
ボーボボ「待て!破天荒!!」
ジャ「無駄だ、奴に生半可な攻撃は効かん」
破天荒「知るかよ、喰らえ!カギ真拳奥義『永遠錠』!永久に止まりやがれ!!」
不動を貫くオーフィスに破天荒はカギ真拳を喰らわすも、セットされたカギは一本一本外れ初めた、オーフィスはフッと笑うと右の袖から黒い蛇大量に出て来て破天荒の胴体に巻き付いた。
破天荒「なっ!?何じゃコリャ!!」
オーフィス「確かに、その力ならドラゴンでも倒せる、けれど、我には届かない、おやすみ」
破天荒「う、おおぉぉぉぉ!!?」
オーフィスは破天荒を振り回すと、地面に思い切り叩きつけた。その時の衝撃て地面にはヒビが大量に入っていた。
破天荒「は、が…」
ボーボボ「破天荒!!!」
ビュティ「そんな…破天荒さんが…」
ソフトン「殺気どころか闘気すら感じない静かな動きだった…これが伝説の龍の力か?」
魚雷「なかなかやるわね」
ポコミ「(まずい、全員でかかっても勝てない。でも、ジャッカルなら……)」
ジャ「で?実際何しに来たんだ?」
オーフィス「ジャッカルがこの世界に来てから数百年たった、我が知る限り、グレートレッドに勝てるの、ジャッカルだけ、だから我と共にグレートレッド、倒してほしい」
ジャ「悪いが無理だ、グレートレッドやお前の戦いに混ざると本当に世界が崩壊する。それにグレートレッドが次元の狭間から飛び出せば周りに迷惑だ、そんなに静寂が欲しいなら自分で探せ。あそこほど静かじゃなくてもマシなところはあるだろう?」
オーフィス「例えば?」
ジャ「知らん!俺の好みとお前の好みが同じとは限らんからな、そう言うのは自分の力で探す物だ!この世界は元いた場所よりも狭いかもしれん。しかし、お前が知らないだけで住み易いところは沢山あるんだ。だから、暫くはこの世界を旅して見たらどうだ?」
ジャッカルの言葉にう〜んと、考え込むオーフィス。どうやらそれもイイかもしれないと思ったようだ。
オーフィスは長い時間を次元の狭間で過しているため、感情という物が薄れてしまっているのだ。
ビュティ「あの伝説の龍と普通に話すなんて…あなた何者?」
ジャ「過去に色々あっただけだ、お前らに話す権利も理由も義理もメリットもヘッタクレもない」
天の助「テメェ!何様だコラ!」
首領「舐めんじゃねぇぞコラ!」
ボーボボ「コカすぞコラ!」
ジャ「(あぁ、何故俺はこいつらの心配をしたんだろうか?オーフィスにけしかければよかったかな?)」
オーフィス「ジャッカル、我、決めた」
ジャッカルが軽く後悔していると、オーフィスが話しかけて来た。頭から湯気がモワモワとしている様子から見て、相当考え込んだようだ。
オーフィス「我、この世界で、静寂を探す、けど、グレートレッドに負けたまま、悔しい、仲間探して、今度、勝つ」
ジャ「成る程な…この世界に奴に立ち向かう勇気がある奴がいるとイイけどな。まぁ、お前が決めたことだしな。俺は応援しておくよ」
オーフィス「ん、ジャッカル、ありがとう」
ジャ「じゃあなオーフィス、ハーポニー」
オーフィス「ハーポニー?」
ジャ「俺の世界の言葉でまた会おうって意味さ」
オーフィス「ん、ハーポニー、ジャッカル」
ジャッカルの真似をするとオーフィスは空を飛んで帰っていった。少し頬を赤く染めていた様に見えたのは、たぶん見間違いじゃないだろう。
ジャ「さてと、俺は行く」
首領「ちょっ!?待てや!コッチの要件は終わってねぇぞコラ!!こちとら仲間一人やられ「
ジャッカルは騒ぐ首領パッチを無視して去っていった、影も形も残さずに……。
ボーボボ「俺達が来た意味、会ったのかな?」
首領「さぁなぁ…………………」
彼らとオーフィスとの出会いが、この先どう繋がるかは先の話次第。お楽しみに………。
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