裏切りの中に   作:スタージャンク

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やはりイケメンは優しい

その後適当に小物や、 本を見たりしていたら、時間も時間なので、解散することにした。

 

「今日は楽しかったよ…ヒッキーは?」

 

「……つまらなくはなかった」

 

「もう正直に言ってよ」

 

「………楽しかった」

 

「そっか…クスッ」

 

「何笑ってんだよ…」

 

「いやぁ〜恋人やってるな〜って」

 

「何だそれ クスッ」

 

「ヒッキーも笑ってるじゃん クスッ」

 

「お前が変なこと言うからだろ…」

 

「怒ちゃった?」

 

「怒ってはねぇよ」

 

「良かった…送ってくれてありがと」

 

「おう……じゃあな」

 

「うん…ばいばい」フリフリ

 

―――――――――――――――――――――――――

 

「た〜で〜ま〜」

 

「およ?帰ってきたんだ」

 

「何?お兄ちゃん帰ってきちゃダメなの?泣いちゃうよ?お兄ちゃん泣いちゃうからね?」

 

「あ〜はいはい…てっきり結衣さんの家に泊まってくるのかと思っただけ」

 

「バッカお前…デートって言っても初だぞ初、それじゃまるで体目当てかと思われるだろ」

 

「そうかな〜」

 

「子供にはわかりません」

 

「お兄ちゃんだって子供じゃん」

 

「何言ってんだよ、俺ほど大人みたいな男子高校生は居ないぞ」

 

「まぁ〜た始まった…早く手洗ってきて」

 

「お…おう」

 

 

その後小町の手料理を食べ、少し喋った後風呂に入って、寝た。今日の疲れか、それともいつも通りか、直ぐに夢の世界へ行ってしまった。

 

 

「お兄ちゃん起きて〜遅刻するよ〜小町先に行ってるからね〜」

 

「んんん……はぁ〜」

時計は……やべぇ遅刻ギリギリだ…

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

はぁ〜遅刻ギリギリだったよ…

HRまで、寝ようかな。

 

「八幡?どうしたの?」

 

「ん?…戸塚!おはよう」

 

「おはよう、八幡遅刻ギリギリだったね」クスッ

 

「寝坊しちまってな…(戸塚の笑い顔めちゃくちゃ可愛えぇぇぇ)」

 

「そっか…明日からは気を付けないとダメだよ?」

 

「お…おう」

 

「じゃあHR始まるし、もう行くね」

 

「おう」

 

 

 

〜お昼〜

 

ぼーっとしていたらお昼になっていた…

気づいたらお昼って……重症だな

購買にでも行くか……

 

 

パンを食べ、マッ缶を飲む…最高だ

もうマッ缶だけでも生きていけるレベル…駄目だ、小町と戸塚は必要だ!!小町と戸塚が居なかったら生きていける自身が無い

 

「教室戻るか…」

 

 

ん?何だか教室が騒がしくないか?

 

「あっ!!八幡!!」

 

「ん?どしたの戸塚?」

 

「僕も分かんないんだけどね…何か由比ヶ浜さんが…」

 

「あっ!!テメェか!!由比ヶ浜さんを脅してるのは!!」

 

「はぁー?」

 

「しらばっくれんじゃねえよ!!俺見たんだよ!!昨日お前と由比ヶ浜さんが一緒に歩いているの!!」

 

「(まじかー見られてた…やっぱあの時の視線こいつだったのか…)」

 

「だからヒッキーは、脅してなんか……」

 

「大丈夫!由比ヶ浜さんは、何も言わなくて良いから。」

 

「最低だな!!お前!!弱みに漬け込んで、デートさせるとか!!」

 

「何言ってんだよ…別に脅してなんかいねぇよ」

 

「嘘つくなよ!!」

 

「まず、脅してる証拠…ねえだろ?」

 

「確かに無いけど…由比ヶ浜さんがお前みたいな奴と、デートする訳ねえだろ!!」

 

「何でお前が言いきれるんだよ…」

 

「う、うるせぇ!」ガシ

 

「っ……(殴られるのか…痛いのは流石に嫌だな…)」

 

「そこまでにしときなよ」

 

「葉山くん…何でこんな奴…」

 

「彼は結衣が選んだんだ、そこに僕達がとやかく言う資格なんて無いと思うよ。」

 

「チッ……覚えとけよ…」スタスタ

 

「さんきゅ…助かった」

 

「礼には及ばないよ…君には何度も助けられたからね」

 

「別に助けたわけじゃ…」

 

「ヒッキー!!大丈夫!?」

 

「落ち着け…俺は怪我なんてして無いよ」

 

「そっかぁ良かった…」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「おい由比ヶ浜授業始まるぞ」

 

「うん…後でね、ヒッキー」

 

「おう」

しっかし、早くないか…ばれるの…

まだ、デート1回しか行ってないぞ…いや、由比ヶ浜ほど、目立つとこうなのか?さて、今後どうするか考えないとな…次の授業は数学か、寝よ




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