砂漠地帯に到着した三人が歩き始めてまず感じたことは、砂による歩き難さと太陽の光を照り返すことによる視界の悪さだった。
「相変わらず歩き難いな……」
「うわっ!ブーツの中に砂が……これ、今出してもまた入ってくるよね……」
「ヒールだと歩くのも大変……」
ただ、視界の悪さについてはアンドロイドであること、ゴーグルを着けていることから特には気にならなかった。
単純に歩き難いことや砂が入ってくることの方が三人にとっては面倒のようだ。
特に斜面を登ろうとすると、足元の砂が崩れて流れ、下手をすると転びそうになる。
しかし、7Sは感覚を取り戻したのか普通に歩くようになり、後の二人も少しずつ砂地を歩くことに慣れていく。
7Sと9Sは調査に必要であれば悪路や瓦礫の山でさえ立ち入るのでそうした場所に慣れるのは早い。
そして戦闘モデルである2Bは、足場が悪かろうがいち早く適応しなければそれが死に繋がる可能性がある。それを回避するためにもこうした砂漠の砂でさえ少し歩けば普段通りに動くことが出来るようになる。
もしこれがオペレーターである6Oなどであればもっと時間がかかったに違いない。それでも、生身の人間よりは遥かに早く適応するのだろうが。
「とりあえず、機械生命体の反応が集まってる場所に向かえばいいのか。ポッド、反応がある場所をマップにマークして」
「既に実行済み」
「流石。頼りになるな」
見れば本当にマップ上に赤い円が表示されており、その中に機械生命体の反応が多数検知されているらしい。
それを確認してから7Sが2Bを見ると、同じく確認し終えた2Bが7Sの前に出る。戦闘になるのなら、戦闘モデルである自分が前に出るのが良いと判断したからだろう。
同じく7Sは支援をするために2Bの後ろを9Sと並んで歩く。女性の後ろに隠れるようで情けないようにも見えるが、2Bの戦闘能力は三人の中で跳び抜けているのだからこうなるのも当然だ。
「マップを確認したけど……姿は見えませんね……」
「砂の中に隠れてるかもしれない。砂漠らしい隠れ方だとは思うけど……関節の間に砂とか入ったらどうするんだろうな」
「7S、そういういらない心配よりも周囲の警戒をして」
「はいはい、わかってますよーっと」
「はいは一回」
「はーい」
「そうですよ、7S。はいは一回で充分です」
「9Sが言わないで」
「はーい」
2Bがふざけて返事をした7Sを諌めると、それに便乗して注意する9S。しかし、9Sも同じような返事をすることを知っている2Bがそちらも諌めると9Sは7Sと全く同じ返事をした。
同じスキャナーモデルだからなのか、スキャナーモデルの中でも特に感情が豊かな二人だからこそなのかわからないが、そんな二人の様子に2Bは小さくため息が零す。
どうせ7Sはわかってやっているだろうし、9Sに関しては7Sが楽しそうにしていたから便乗したに違いない。これは注意したりしたところで治るものではないのは知っている。
そうしてふざける二人に少し呆れながらも歩いていると、マップにマークされた地点の近くまで来た。
「敵の反応が近づいてきましたね。2B、気をつけてください」
いち早く気づいた9Sがそう声をかけると、2Bは刀を構える。9Sと7Sも同じく刀を取り出して構える。2Bと違って手に持つのではなく自分たちの目の前に刀を浮かべている。
戦闘モデルではない二人にとってはこれが普通のことであり、2Bのように扱えるだけの技量は無い。
そうして構えてすぐに砂の中から機械生命体が飛び出して来た。
「アン……ドロイ……ド」
「サバ……ク……」
「コロ……ス……」
「ニク……」
それぞれがそう言葉を発するが、それに驚くことはない。7Sによって組み体操をしていた機械生命体の方がはっきりと喋っていたし、そうした個体が増えているという話はレジスタンスキャンプでも聞いている。
襲い掛かって来る機械生命体を切り伏せながら2Bが9Sと7Sの様子を窺うと、9Sは適度に距離を取りながら戦っていてセオリー通りの戦い方。と言った風だった。
そして7Sは9S以上に距離を取り、ほとんど投擲するように刀を扱っている。これはふざけているわけではなく7Sの戦闘力の低さが原因となっている。
7Sは他のスキャナータイプに比べて近接武器の扱いが不得手であり、物理的な防御面は小型の機械生命体に殴られただけでも重大な損傷になる可能性がある。
はっきり言ってしまえば、戦ってはいけない個体なのだ。だからこそ必要以上に距離を取っているように見えるこの戦い方は、7Sにとっては適切な距離での戦闘となる。
それに7Sが戦う場合には近接戦闘よりもポッドの射撃とハッキングが主力となる。
「ポッド、撃って撃って撃ちまくれ」
「了解。見敵必殺」
「頼もしいな、本当に」
現にポッドの射撃によって7Sよりも機械生命体に対して有効打を与えている。というよりも、7Sが足止めをしてポッドが倒しているようなものだ。
その動きには慣れが見て取れる。あくまでも自身は足止めに徹して、ポッドの支援を行っている。こういう場合は普通は役割が逆なのだが、7Sにとってはこれが普通なのである。
そうして数分と掛からずに機械生命体を殲滅し終えると、三人は集まりお互いに怪我が無いかを確認する。
「二人とも、怪我はない?」
「大丈夫です。というか、あれくらいじゃ怪我なんてしませんよ」
「同じく。ポッドが優秀だからいつも助かってる」
「肯定:当随行支援ユニットは従来の支援機以上の性能を有している」
「俺が勝手に弄り回したせいでな」
「推奨:更なる改造」
随行支援ユニットのポッドを勝手に改造していることを平然と口にする7Sも可笑しいが、それ以上に可笑しいのは更に改造しろと要求するポッドである。
本来ポッドはサポートシステムとして、複雑な思考などは出来ないようになっている。だが7Sのポッドはそんなことはないように、思考しているような気さえする。
それに、ポッドから改造を要求するようなことは本来有り得ない。どうしてこうなったのだろうか。
随行する相手が相手だから、と言われてしまえばその通りなのかもしれないが。
「普通は勝手に改造なんてしたら怒られるのに……いや、7Sなら仕方ないって思えるけど……」
「7Sのそうした行動に何を言っても無駄。諦めた方が良いよ」
「いや、だってさ、従来の射撃だと絶対に俺死ぬから。そこらへん弄くって強化しておかないとまともに戦えない特殊型だぞ?」
「特殊型、って言うと聞こえは良いですけど……」
「ただ貧弱なだけ。7S、あまり前に出ないようにね」
「事実として言ってるだけ。ってのはわかるけど、言い方気をつけような?」
7Sは貧弱である。これは覆しようのない事実ではあるが、2Bはもう少し遠回しな言い方をした方が良い。そう思った7Sがそう注意するが、2Bは少しだけ首を傾げるだけである。
そんな様子を見て9Sは、2Bは厳しい言い方をしているのではなく単純に天然なだけなのかもしれない、と思った。
そして、そうした意外な一面というか、素の姿を見ると可愛いところがあるどころか親しみやすい人物なのではないだろうか、と思うようになってくる。
「はぁ……とりあえず次に行こう。まだ反応がある場所は幾つか見つけてあるからな」
2Bの様子を見て、言うだけ意味が無いと悟った7Sがそう提案して次に向かうべき方角を指差す。
「わかった。ついて来て」
その方角に向かって歩き始めた2Bの後ろを二人がついて歩く。
既に砂地に足をとられることもなく歩いている2Bの姿は非常に頼もしく、もしかしたら自分たちは必要ないのではないだろうか。と7Sは思い、隣の9Sを窺うと微妙な表情をしていることから同じことを考えているようだ、と悟った。
▽
その後も同じように機械生命体を見つけては殲滅を繰り返し、今は最後のマークのある場所へと向かっている。
全ての戦闘において2Bが先陣を切り、9Sと7Sの二人で2Bの周囲を削る。誰かが狙われれば別の誰かが援護射撃をして敵の注意を引き、そこをまた別の誰かが仕留める。
特に打ち合わせをしたわけではないが、そうして着実に問題の機械生命体を倒して行った。
2Bと7Sはその連携に関して特に何も思わなかったが、9Sはどうして自分が自然と連携を取ることが出来たのか、それを疑問に思った。
だがそれ以上に他の誰かとそうして連携を取るという行動自体が嬉しかったのでこの時は深く考える事をしなかった。
「さて、次で最後ってことになってるけど……このマークされた場所の先がマンモス団地になるわけだ」
「そのマンモス団地って結局何なんですか?」
「んー……もう少し先だし、倒してから行くか」
「そういうのは話は後。次で最後だから頑張ろう」
「はいはーい」
「7S、はいは一回」
「はーい」
「どうして9Sが答えるのかな……」
廃墟都市で7Sに合流したばかりの時はそうでもなかったのに既に9Sが7Sに毒され初めている。
そう思った2Bではあるが、二人の楽しそうな様子に何も言えなかった。
呆れてしまったというのが無いと言えば嘘になるが、それ以上に二人が本当に楽しそうにしていたからだ。それを見て2Bにはつい考えてしまうことがあった。
だがそんなことを知らない9Sが2Bへと声をかける。
「2B、これで終わりですし片付けましょう」
「……わかった、連携を忘れないようにね」
「わかってますよ。7Sは……近づきすぎない、近づかせすぎない。良いですか?」
「大丈夫大丈夫。その辺りのことはちゃんと心得てるからな」
本当に軽い調子で答えた7Sではあるが、確かに今までの戦闘を見ていて9Sが思っていたことは、距離の取り方と敵の動きを阻害するタイミングでの攻撃が上手いということだ。
しかし、良く考えてみれば当然だ。7Sは自分がロールアウトされ任務に就くまでの間にほとんど一人で活動してきたのだ。であればそうした戦闘の経験も当然ある。
それ故に自分に最も合った戦い方などを理解しており、もしかすると貧弱などとは言っているが自分よりも強いのではないか、とも思った。
だが今はそのことは置いておこう。最後のマークされた場所は既に目の前にまで来ているのだから。
「さて、それじゃやりますか」
「うん、予想外のことが起こるかもしれないから気をつけて」
「ええ、警戒は怠らないようにしましょう」
刀を構えた三人が近寄ると、砂の中からまた機械生命体たちが飛び出してきた。それに対して容赦なく7Sのポッドが射撃を行う。
飛び出して空中にいるところを射撃で攻撃されたために吹き飛んで転倒する機械生命体。起き上がる前に7Sが刀を突き刺してトドメを差す。
その間にも2Bと9Sが別の機械生命体を倒している。大型の機械生命体が相手であれば苦戦もするが、小型の機械生命体ばかりであればさして苦戦することはない。
レジスタンスなどであれば違って来るのかもしれないかま、流石ヨルハ部隊と言ったところだろうか。
「シヌ ニゲル ニゲル コワイ」
そんな中、最後に残った機械生命体がそう言うと砂の中に潜り逃げ出した。すぐにマンモス団地へと続く方向に現れたのを見つけた9Sが声を上げる。
「二人とも!あっちの岩場に逃げましたよ!」
「あっちはマンモス団地があるから……逃げ込まれると見つけ難いかもしれないな……」
「ターゲット個体識別番号をマーク」
「早く追いかけよう」
走って逃げていく機械生命体を追いかける三人が、マンモス団地へと続く岩場を越えると離れた場所に幾つ物建造物が連なって建てられているのを見ることが出来た。
自分たちの居る岩場の方がマンモス団地の建造物よりも高い位置にあるので、向かう場合は滑って行くことも出来そうだ。
「あれがマンモス団地……?」
「回答:人類の居住区だったエリアの廃墟。鉄骨とコンクリートで出来た高層建築に大勢で居住し、『マンモス団地』などと呼ばれていた」
「そう、なんでマンモスって付いてるのかわからないけどああいう風にした居住区の事を団地って呼んでたらしい。人類はああいうのを色んなところに作って大勢で居住してたって言うけど……」
「7S、9S、今はそれよりもさっきの機械生命体を追うよ。
二人ともそういう話を始めると長くなるから、また後でね」
「っと、悪い」
「あ、ごめんなさい!7S、また後で教えてください」
「わかった。これが終わったらキャンプで休憩がてら話そうな」
「はい!」
二人の様子を見て、まるで本当の兄弟みたいなだ。と思った2Bであったが、それを口にすると7Sが調子に乗るというか9Sをからかうようにふざけてまた自分のことをお兄さんと言い出しそうなのと、9Sが7Sがお兄さんはないとまた言うのだろうな、と思い口にはしなかった。
ただ、もしかするとなんだかんだで7Sとは仲が良いことと、知識面では7Sの方が上で色々と教えてもらうともあるので口では否定しながらも本当はそういうのも良いと思っているのかもしれない。ともふと考えてしまった。
同じスキャナーモデルで見た目が酷似していて、性格は違えども二人とも好奇心が強いという共通点もある。双子だと言われてもあまり違和感がない、ような気もした。
「ほら、2B!行くぞ!」
「早くしないと7Sが一人で行っちゃいますよ!」
「それは危険。わかった、行こう、二人とも」
「マンモス団地にはまだ入らないし、敵性反応もないから大丈夫だって。ってことでおっ先ー!」
言ってから7Sは助走をつけて一気に砂の上を滑り降りていく。先ほどから砂漠を移動している際も高所から低所へと移動する際は滑っていたが、三人の中で一番滑るのが上手なのは7Sである。
そんな7Sに教わった2Bと9Sの二人も上手に滑ることが出来る。そしてそんな三人を追いかけようとした機械生命体が滑ることに失敗して転倒してしまったこともあったが、これは特に関係はない。
とりあえず先に進む7Sを追って二人も同じように滑ってマンモス団地まで進んでいく。砂漠にはマークされた場所以外にも以前から居る機械生命体が確認出来ていたが、どうしてかこの辺りには機械生命体の反応がない。
マンモス団地の中には離れた場所からでも検知することが出来るのに、何故だろうか。そう思いながらも三人はマンモス団地へと辿り着いた。
「この近くにアクセスポイントがあるからそれを使えるようにしておこう。
反応がないから、多分機械生命体にでも攻撃されてると思うんだけど……あぁ、やっぱりだ」
マンモス団地に入ってすぐに設置されていたアクセスポイントは小型機械生命体に攻撃されている最中だった。
それを見るなり2Bが刀を構えると躊躇なく斬りかかる。9Sもそれに続くように別の機械生命体を斬り、7Sがポッドで射撃をする。一人だけ手抜きのようにも思えるがきっと気のせいだろう。
そうしてすぐにアクセスポイントを開放した三人はバンカーからの位置情報をより詳しく得るためにマップ情報を更新し、一応はとメールを確認する。
「私は特にないかな……6Oから地上の様子がどうなっているか、今度聞かせて欲しいって来ているくらい」
「僕もありません。まぁ……オペレーターさんからはあまり7Sの影響を受けないように、ってメールが来てましたけど……」
「私的な通信は基本的に禁止されてるから仕方ないけど、21Oとは今度話をしないといけないかもしれないな」
「オペレーターさんと知り合いなんですか?」
「11Oに色々言われてるときに、少し。11Oへの苦言とオレに対してもう少し落ち着きを持って行動しろって説教されたくらい」
「オペレーターさんらしいなぁ……」
「……それで、7Sは何をしているの?」
「11Oからのメールに一通り目を通して必要ないものを消してる」
7Sがずっとアクセスポイントの前から動かないのでどうしてかと気になった2Bが聞くと、7Sはそう答えた。
あまり良くはないと思いながらも後ろからそんなに来ているのかと覗き込むと2Bの想像以上のメールが新着の表示とともにあった。
「これは幾つ来てたの……?」
「20くらい。ちゃんとメンテナンスしてる?2Bさんとは仲良くしてる?2Bさんの言うことをちゃんと聞くんだよ。9Sくんに妙なことを教えたら21Oさんが怒るから気をつけてね。9Sくんを巻き込んで危ないことはしないように。というか危ないことをしたらダメだからね。とかそんな感じの内容ばっかり」
「……11Oさんって、何だか凄いですね……」
「7S、大変だね……」
「本当にな……はい、これで終わり。それじゃ行くか」
メールの画面を閉じた7Sが声をかけると二人は頷いて歩き始める。マークされた個体はマンモス団地の奥へと進んでいるようで少しずつ遠ざかっている。
とはいえ、敵性反応が検知されている以上は追いかけることも大事だがそれ以上に周囲を警戒しながら進まなければならない。
「そういえばこの辺りの機械生命体は言葉を喋りますけど、あれに意味はあるんでしょうか……」
「機械生命体には感情はない。けど……」
ふと気になった。とでも言うように9Sが言葉を零すと2Bも同じように呟き、二人で7Sを見る。
「これがあるんだよな。まぁ……感情が芽生え始めてる。とかの方がわかりやすいとは思うけど。
そういう個体は多いし、単純に人類の模倣をしているだけの個体もいる。それと本当にオレたちとそう変わらないような機械生命体もな。あぁ、見た目じゃなくて感情があって色々と考えてるって意味でだぞ?」
「俄かには信じがたいけど、もしかしたら……って思うと……」
「……ありえなくはない、のかもしれないね……」
「凝り固まった考えよりも、柔軟な思考を持った方が何かと良いからそこらへん少し考えてみると面白いかもしれないなー」
考え込む二人を尻目に7Sは周囲を警戒しながら進む。
それを慌てて追いかける二人だが、考えるのは後だ。今はそんなことよりも任務に集中しなければならない。
ただ、そうして考える状況を作ったのは7Sではあるが。
どんどんマンモス団地の奥へと進んでいるが、途中でマークした機械生命体と遭遇しては逃げられ、別の機械生命体の襲撃を受けると言った問題もあったが、それでも三人のうち誰も怪我をすることはなく進むことが出来た。
しかし、そうしてマンモス団地の奥へと入るとそこにはアンドロイドたちの死体が散乱していた。
「これは……アンドロイドの死体……?」
「推測:当該地区に生息する機械生命体によるもの」
「でも、なんでこんなところに……」
「理由:不明」
「まるで集められてる感じですね」
「……こういうの見ると、嫌な予感がしてくるよな……」
「……二人とも、此処からは慎重に進むよ」
三人顔を見合わせて一つ頷いてから刀を構えて歩き始める。
此処から先に何が居るのか分からないし、何が目的でこんなことをしているのかもわからない。だからこそより一層警戒して進まなければならない。
2Bと9Sがそうして進む中で、7Sだけは妙な胸騒ぎのような物を感じていた。
特に描写しなくても良いかな、と思うイベントの特に無いストーリーは省く感じ。
全部やると妙に長くなったりするのと、特に必要ないかなと。
要所要所を押さえて、メインストーリーを改良改悪していくスタイル。
感想で姉弟(長男、長女、次男)とか言われてるのを見て、そうとしか思えなくなって来たのは秘密。
最初は割りと近い場所に居る仲間とか、友達ってつもりだったのに……
そっちの方が尊いじゃないか!やはり2Bと9Sが関わると尊くなるぜ……
警告:7Sは他のスキャナーモデルよりも脆弱であり、戦闘への参加は推奨されない。