俺の名は。   作:a0o

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 原作沿いはここまでにするつもりです。


機知とこじつけ

 

 

 三葉のベルで目を覚まし、厳重になっている寝巻きに納得を示すものの、性懲りも無く胸に手を当てようとする。

 

『わ~、朝っぱらから健康だね~』

 

 突然聞こえた呑気な声にビクリと反応して声の方向を見てみると、目覚ましの横に流から貰ったタブレットが置いてあった。

 

「・・・・・・・」

 

 寝起きで思考が回らないものの釈然としない目でタブレットを見ていると、無造作にふすまが開いて四葉が呆れたような声で言う。

 

「それ、何か知らんけど〝ある条件〟で起きたらなる様にしてあるって」

 

 それだけ言ってふすまを閉め行ってしまうのを見送りながら考える。

 

(ある条件・・・・三葉か?若茶さんか?)

 

 どちらが気を回したのかは分からないが、どの様な条件なのかは只管気になった。

 

 

 

 流は盗聴発見器を改造、調整した機械にストラップを差し込み、リンクさせたタブレットを見ながら山道を歩く。近くには宮水家の女三人(一人は中身が別人)がおり、四葉がうんざりした声を上げる。

 

「ねぇ、お祖母ちゃあん。なんでこんな遠くに御神体が在るの?」

 

「繭五郎の所為でワシにも分からん」

 

 一葉の答えに瀧が流を見るが、あっさりとした口調で言う。

 

「俺も知らないし、理由についても完全に畑違いの分野だ」

 

 それに四葉は半目にして訊いて来る。

 

「それじゃ、お兄ちゃんは何しに付いてきたん?」

 

「科学的研究の為。そして、その筋からさっきの疑問にも仮説が在るけど・・・聞きたい?」

 

 律儀に確認を取るものの、本当は語りたいと言っている態度に四葉は目を泳がせてストレートに返す。

 

「う~~ん、なんか退屈そうな予感」

 

「じゃあ、お子様が退屈しないように無駄なく、簡潔にまとめようか?」

 

 お子様の部分に四葉は頬を膨らますも(たき)が乗り出してくる。

 

「それなら聞きたい。そろそろ休憩時だし、丁度いいし」

 

 そのまま木陰で休息を取り、水筒の麦茶を皆で飲みながら流は口を開く。

 

「では、ご清聴願いましょう。まず結論から言えば重要なのは神体でなく場所だ。

 遥か昔、糸守に星が落ちてきました。その影響で付近に住んでいた者達に奇妙な現象が起こり始めました」

 

 その言に三者三様に真剣顔で聞いていた。

 

「当時の人々はこれを神の祟りと考え、その地に神体と社を置き祀ることにしました。

 神社を遠くにしたのは祟りを恐れたのか、もしくは祟りを神の裏切りと考え対抗する物を取り入れたか。繭五郎さんの所為で分からなくなったとのことだが、それは既に祟りが風化してしまったから、意味を知るものも居らず風習と言う形だけが残りました」

 

 スラスラと語り終えると四葉が唸りながら感想を漏らす。

 

「そんなら、この奉納って意味ないんじゃ?」

 

「それを今調べてんの。さっきのだって適当に考えた仮説、より確かな物にするには、まだ情報が欲しいところだけどな」

 

 一葉に目を向けるが取り合われず、休憩を終えて目的地に向う。その途中、瀧におぶられながら言葉が出て来る。

 

「ムスビを知っとるか?」

 

「ムスビ?」

 

 そして説明(こうぎ)が始まる。

 ムスビとは土地の氏神様の古い呼称で、幾つもの意味を持つ。糸や人の繋ぎや時の流れ、何かを食すことも体と魂とムスビつく。宮水の組紐も神の御業であり、そこに込められた神と人とを繋ぐ意味を持ち、今日の奉納も大切なしきたりである。

 瀧は聞き入り、流は考え込みながらデータを見ていると四葉のはしゃぐ様な声が響く。

 

「なあなあ、見えたよ!」

 

 視線の先に山頂を抉るようなカルデラ型の巨大な窪地があり、内部の湿地の真ん中辺りに一本の巨木が立っていた。

 

「ここから先はカクリヨ」

 

 そして、一葉の説明が続く。

 隠り世即ちあの世、此岸(しがん)即ちこの世に戻るには、自身の半分である口噛み酒を供えなければならない。

 

「なら俺は遠慮する。此処に観測装置を設置すれば、やる事はほぼ終わりだし」

 

 流は荷物から手製の機械を出して組み立てに入る。

 宮水家の面々は構わず近くに流れている小川を渡っていく。

 

「わ~い、あの世やあの世やあ」

 

 四葉ははしゃぎ小川をまたぎ、瀧はお祖母さんが濡れないように岩場を渡りながら巨木に向う。奉納の間、流は窪地のデータを見て考える。

 

(磁場が歪んでナーマズが不安定化している、と思ったが予想以上に軽微なレベルだ。

 さっきの話しのムスビは、不安定なナーマズつまり、飛びそうな魂を繋ぎとめようとしていた意味があると考えると、あの複雑な組紐にも合点がいく。

 口噛み酒の奉納もそこに帯びているナーマズの刺激することで死ぬのを避けようとしていたってことかな)

 

 まったく身も蓋も無い思考は表情にも出ており、奉納を終え孫達と戻って来た一葉は呟く。

 

「やっぱ、葉くんやないんやね」

 

 その声には寂しさがあるが、振り返らず味気ない口調で返す。

 

「当たり前でしょ」

 

 微妙な空気が流れそうになるのを四葉の声が払拭する。

 

「もうすぐ、カタワレ時やなぁ」

 

 黄昏時の糸守独自の方言カタワレ時、その夕日に照らされながら眼科の町を見る。

 夕日を映した湖を取り囲む町の全景は美しく、夕靄や家から出る夕餉の煙、空飛ぶ雀も輝いて見えた。

 

「もうすぐ、彗星見えるんやね」

 

(彗星・・・そうだった)

 

 四葉の空に手をかざしながら出た台詞に流は現実に引き戻され、機械のデータをタブレットに送信して確認する。

 その姿に瀧は水を刺された気分になり嘆息し、更にそれを見ていた一葉が声を掛ける。

 

「三葉―――――あんた今、夢を見とるな?」

 

 その瞬間に倒れこむのを流が受け止める。

 

「お姉ちゃん、大丈夫?」

 

 突然倒れた姉に四葉が心配そうに近づく。

 

「う~ん・・・あれ、四葉?」

 

 間抜けな声を上げる姉に益々心配な顔になる妹、事態を把握した流は口を開く。

 

「夢から覚める時間みたいだね、三葉(・・)ちゃん」

 

「それって・・・・」

 

 今までなかった形で戻った事に困惑する三葉に、さり気なく入れ替わりの終わりを匂わせる。話しに付いていけない四葉は皆を見るが、一葉は頷くだけで流と三葉も何も語らず帰路に着く。

 

 すっかり日が暮れた宮水家で夕食のおでんを囲む一同、その中で流はタブレットのデータを見ながら箸を動かしており、四葉が注意する。

 

「お兄ちゃん、お行儀悪いよ」

 

「ああ、すまん。もう直ぐ彗星が来るから早く調整を済ませたくてね」

 

 弁明しながらもデータを見る事を止めない姿に問いかける。

 

「その、実験ってまだまだ掛かるん?」

 

「いいや、彗星が通過したら必要なデータが揃うから、それで一旦区切りだね。この家に居るのもそれで終わり」

 

 流の告白に一同が面食らう中で、一葉が静かに口を開く。

 

「ほぅか、もう直ぐお別れなんか」

 

「別に今生の別れって訳じゃないでしょ」

 

 流の言葉に四葉は目を輝かせて聞く。

 

「じゃあ、また来てくれん?」

 

「う~ん、多分だが、それは俺じゃない別のヤツかもしれないぞ」

 

 そう言って三葉に目を向ける。

 

「~~~~~」

 

 その意図を察した三葉は誤魔化すようにご飯をかき込み、四葉は訳が分からず首を傾げ、流は意地悪な笑みを浮かべてタブレットの電源を落として四葉の頭に手を当てる。

 

「そう遠くない内に分かるよ。さ、冷める前に食べちゃおう」

 

 そのまま相変わらずの余裕の態度で食事に戻る。

 

 食事を終え、部屋に戻ってデータを確認しているとタブレットに着信が入る。

 

〝三葉のアホが勝手に奥寺先輩とデートの約束しやがった・・・どうしたら?〟

 

 通話でなくメールで送るあたり、部屋で悶々としている瀧の姿が容易に浮かび、小さく息を吐きながら返信する。

 

〝自慢じゃないが、俺にその手の経験があると思う?〟

 

 そのタイミングを見計らったように三葉が部屋に入って来る。

 

「今、大丈夫ですか?」

 

「ああ、俺はな。でも〝あちらに居る彼〟は盛大に頭を抱えてると思うぞ」

 

 流の呆れ顔に三葉は残念そうな羨ましそうな声で声を出す。

 

「いいなあ・・・・明日、二人は一緒かぁ。あの・・・その時だけ変わることって?」

 

ほぼ(・・)無いと思う。二人のナーマズの不安定化は納まっているから、精々あと一回か、もう起こらないかだな」

 

 そのまま目をタブレットに戻し、データをまとめていく。

 しばらくの間、その後姿を見ていると三葉のタブレットから通話の着信が入り繋げると案の定、瀧が文句を言ってきた。

 

『三葉!俺の人間関係、勝手に変えるなって前にも言っただろうが!!

 それによりによって・・・あのアイドル、女優、ミス日本みたいな奥寺先輩と~~~!!』

 

「ちゃんとアドバイスも残したでしょ」

 

『ふざけんな!あんなリンク集・・・俺を舐めてんのか、このアホ!

 今度入れ替わったら―――――』

 

「あ~、それもう無いかもしれんって。ねぇ、若茶さん?」

 

『え!?若茶さん其処に居るのか?』

 

「まぁね。ってどうしたん?」

 

 遠慮なくはしゃぐ声に文句も言わず窘めない流に違和感を覚えて見て見ると、今まで見たことも無い必死な姿で只管ノートの何かを書き込んでいる姿が映った。

 

「――――――――」

 

 声にならない声を出しながら鬼気迫る雰囲気に三葉は恐れを感じ、様子がおかしい事に気付いた瀧が声を掛ける。

 

『どうした?』

 

「分からん・・・でも・・ちょっと、恐い感じになっとる。瀧くん、また連絡する・・・ひ!!?」

 

 流の只ならぬ様子は加速していき、通話を切りそっと声を掛けようとした瞬間に突然、机に手を叩き立ち上がり、目をきつくして三葉を見て一言告げる。

 

「東京に帰る」

 

「え?!今から」

 

 三葉の声もそっちのけで糸守での資料と荷物を大急ぎでまとめる姿に、呆然とするも恐る恐る声を掛ける。

 

「な、なにか、あったの?」

 

「それを確かめに帰るの・・・・・出来れば外れていて欲しいが・・・・」

 

 流の初めて見せる冷や汗を浮かべ全く余裕の無い姿に、三葉は声が出ず、通話中の瀧も只ならぬ事態に息を呑み何もいえなかった。

 そのまま荷造りを済ませ大急ぎで部屋を出て行く流を三葉は慌てて追いかける。

 

 

 何事かと集まる一葉と四葉に、ただ帰るとだけ伝え玄関まで行き靴を履く。

 

「えらい突然やね、何があったん?」

 

 四葉の質問に流は大声を上げたくなるのを押えて努めて静かに返す。

 

()科学的な発見をしてな・・・急いで家に帰って確かめなきゃ」

 

 それでも焦っているのは隠し切れず、普段の余裕のある姿しか知らない面々は心配そうな顔になるが、流は構わず荷物を持って立ち上がり軽く会釈する。

 

「それじゃ、世話になった」

 

「分かっとるとは思うが、安全運転で帰りや」

 

 一葉が短い挨拶に淡々と答え、早足で出て行く。

 全く訳が分からないまま見送った後、三葉は家族に告げる。

 

「明日ちょっと、東京行ってくるわ」

 

「えー、お兄ちゃん気になるのは分かるけど・・・何もそこまで」

 

「いや・・・それもあるけど・・・う~、デートもあるし」

 

 四葉は戸惑いながら言うが、三葉の逡巡しながらの返答に驚く。

 

「え!お姉ちゃん、デートする為に東京行くん?!」

 

「あ~、いや・・・それは別件で・・・・」

 

 説明に困り、祖母を見ると物静かに言葉を掛けてくる。

 

「日が暮れる前には帰ってくるんよ」

 

「うん、分かった。心配せんといで」

 

 そのまま部屋に戻り明日に備える。その夜、瀧と奥寺のデートはどうなるか、流は一体何をあんなに焦っていたのか、私はどうするんだろうと色々と考えながら浅い眠りについていった。

 

 

 ***

 

 

 翌朝、三葉とは違う意味で眠りが浅かった瀧は、危うく寝過ごしそうになるのを回避して身支度を整えて待ち合わせ場所に向う。

 

(なんでこんな事に・・・・・・三葉のアホ!)

 

 心の中で、そんな言葉を何度も繰り返しながら、憧れの先輩との二人きりのデートに心臓の鼓動が早くなる。流を交えて何度かご飯に行った事はあるが、その時は流がさり気なくフォローしてくれた事もあり大した緊張もせずに、司達と一緒に居る様なノリで楽しめたが今回はそれが無く、堂々巡りの考えの中でスマフォから着信が入る。

 

〝もう直ぐ着くよ。二人きりなんて初めだね、楽しみにしてる〟

 

(~~~、なんでこんな時に若茶さんが居ないんだよ!)

 

 流が東京に帰って来ている事を知らない瀧は、益々悶々としながら待つあわせ場所に着き、奥寺を探す。

 

「たーきくん!待った?」

 

「うわ!」

 

 待つこと約十分、背後からの声に驚き振り向くとお洒落に身を整えた奥寺の姿が目に映る。

 

「ええっと、と、とても似合ってます」

 

「ふふ、ありがとう。じゃ、いこっか」

 

 焦りながらも出した感想に屈託無く微笑みながら、腕を取ってくる。

 

 

「あー、まるで上手くいかない・・・」

 

 誰も居ない廊下で両手を額に当てて瀧はうな垂れている。デート開始から一時間も経たない内に自らの対女性スキルの無さと道行く人を魅了する奥寺ミキの美貌に愕然となり、いつもの流の気遣い(お詫び)による奥寺と会食で彼にどれだけ助けられていたか、こんな状況に突然放り込んでくれた三葉に心の片隅で文句を言いながら悶々とする。

 

「あ、瀧くん。今度はあそこに入ろう」

 

 そんな空気を呼んで奥寺が美術館を指す。静かにしていられる場所への提案にいたたまれなくなるも断る理由もなくありがたく了承する。

 二メートル手前を歩く奥寺に付いて行きながら余り興味の無い写真展『郷愁』に飾られた田舎の写真を漫然と見ていると飛騨のエリアで足が止まり思案顔になる。

 

(ここって?)

 

「瀧くん?」

 

 自分に起こっているありえない出来事の記憶と合致する風景に思考が没頭して行きそうになるも奥寺の言葉で我に返る。

 

「ここが気になるの?」

 

「あ、いや・・・若茶さんが今、行っている所が――――」

 

「え、若茶くん、飛騨に居るの?大学にも来ないで何でまた?」

 

「ええと、お父さんの昔の知り合いが居るとかで」

 

「そんな事まで瀧くんには話したんだ。一緒にご飯食べてる時には他愛ない事しか言わないのに」

 

「あはははは」

 

 感心したような口調に苦笑いしか出来ず、ここも失敗かも知れないと思ってしまう。

 何せ実際は三葉と入れ替わっている時に一葉が流に(やや脚色された)昔話を話していたのを外から聞いていただけで、流自身からは大したことは聞いていない、またおかしな誤解が生じる予感がしてしまう。

 

 そうした気分になってしまったデートを楽しめるはずも無く、夕暮れまで三葉が建てたデートコースを辿るだけで、憧れの先輩への申し訳なさも含め最後に言葉を発す。

 

「あの先輩―――――」

 

 そこにスマフォの着信が入り不満顔で画面を見ると番号は三葉の物で目を引きつらせる。

 

「構わないから出たら」

 

 奥寺が振り向き優しく声を掛ける。

 

「すみません」

 

 軽く会釈し通話ボタンを押す。

 

『あ、瀧くん。今日のデートどうだった?ってかまだ奥寺先輩と一緒だったりする?』

 

「正にその通りだよ。なんちゅうタイミングで茶々入れるんだよ」

 

『ごめんね。実は今、東京に居るんだけど迷ちゃっててさ』

 

「・・・・・・ちょっと、まて。なんでお前が東京に?」

 

『昨日の晩、若茶さんが突然に帰るって物凄い勢いで出て行って・・・・その、気になっちゃって・・・』

 

「若茶さん帰ってきてるのか?

いや今はいい、それよりもそこ動くな、迎えに行くから何処に居るのか教えろ」

 

そのまま三葉の現在位置を聞き通話を切ると奥寺が満面の笑みでこちらを見ていた。

 

「先輩・・・その、すみません。知り合いが迷子になってるみたいで」

 

「いいって、私も今日は解散にしようって言うつもりだったから」

 

 優しく告げる姿に深く感謝していると、今日一番の笑顔で語る。

 

「若茶くんが言ってたんだ。私に会った大抵の男の子は大なり小なり私を好きになるって」

 

 その言葉に深く納得するが自慢話のニュアンスに聞こえず続きを待つ。

 

「でも、少なくとも今の瀧くんの心には、もっとぞっこんになってる娘がいるって」

 

「いつ話したんですか!違いますよ、いませんよ!そんな奴!」

 

「え~、今の電話がその娘なんじゃないのぉ?」

 

 笑顔のまま意地悪く顔を覗き込まれ冷や汗が出る。

 

「だ、大体そんなのが居るのにデートなんで・・・・・それにその理屈じゃ若茶さんだって先輩の事・・・・」

 

「う~ん、若茶くんは何かにつけて本心を言わないからなぁ。それに今日のデートだって、瀧くんの心境を知りたいってのが本音だしね、最近はなんだか別人みたいだって思うこと多いから」

 

 奥寺の鋭い指摘に益々困り汗の量が増す。

 

「まぁいいや。それじゃまた、バイトでね」

 

 さっぱりした口調で手を振って離れていくのを見ながら、瀧は迷子を迎えに違う方降雨に歩き出した。

 

 

 




 次回、遂に・・・
 

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