人外の歩む世界   作:First Observer

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UA1600..!?
どうゆうことだってばよ...
ありがてぇ..!ありがてぇ....!



襲撃そして...

その後自分のアパートに無事に帰宅...!ってできたら良かったんですけどそうもいかないようです。

先程からなにか妙に見られている感じがして全く落ち着きません。

気のせいならいいんですが...「ガサッ...」

...多分私では無かったら気付かないし気にもしないでしょうが、

段々と郊外に近付いてきたので恐らく...

 

「貴方が春野繞さんですね?」

 

やはり来ましたね...?

ある意味大通りを通ってきて正解でしたよ、人目が付く所で

ドンパチは出来ませんからね。

はぁ〜、こんな事なら自分のアパートじゃなくて素直に

ホテルに泊まるべきでした...。

 

「...はい、私がその春野繞ですが...なにか?」

色々と予想は着きますが最初は話を聞くべきだと判断しました、

後は相手次第ですが...まだです後ろから来てますがまだ....

 

「いえ、用という用は無いのですが...」

そう言って段々と近付いてくる

 

まだ...もう少し

 

「少しご同行願います」

 

直後相手の姿がブレて鋭い一撃が鳩尾に入った...

が、彼女は前のめりになることも後ろに後ずさるという事も無かった、 逆に殴った相手の拳が凄まじい事になっている。

 

「っ...!っ...!」

 

小さな声で「《abyssu abyssum iovocat》」

そう唱えると後方からドサッと何が倒れる音がした。

その直後脱力感が体を襲うがすぐに立て直し深く息を吸う。

 

「はぁ〜、...過剰にはなりますが正当防衛ですからね?」

 

「.....」

既に出会い頭にご同行(本人の意思関係なし)をしてきた

相手は痛みで失神しているし、後ろから這い寄ってきた男性も

口から泡を吹き出して気絶している。

 

「全く...、3度目はありませんよ?」

何もない茂みに声を発するが特に反応無し。

 

「《memoria ad nubes》」

対象は三人、一人は逃げようとしているが遅い。

ここで貴方がたは何も見ていないし何もいなかった、いいね?

加えて...

「《sanitatem》」

唱えてから暫くすると二人の顔色と一人の拳は肉が形成されて

何事も無かったかのように元通りになる。

もう1人に変化は見られないが泡に混じって出てきた血は

地面に残っただけのものとなり再び出てくるという兆候は見られない。

 

 

アバババババ...!この短時間で使い過ぎました...!

いくらMPが高くなったところでやはり最初は慣れないものです.....

帰ったら急いで魔導書の作成をしましょう....結局は慣れの問題ですが、

偶にはズルをしないとやってられないと偉い人も言っていますし

え..?既に充分ズルい?...黙認でお願いします。

急いで帰りましょう、騒ぎになって面倒くさくなる前に。

その後、ネクロノミコン《呪文一覧書》

エイボンの書《MPお化け》

鉄筋棒のようなナニカ《肉体の保護全振り》

 

というまさに(彼女にとって)の三種の神器が出来上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、最終回
そして舞台は...

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