ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子   作:狂骨

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大変お待たせ致しました!


プール開き……………の前に

次の日の朝

 

 

「冗談じゃないわ!!!!!」

 

ドンッ!!!!!!!

 

ゼノが部室に入った途端リアスが突然の大声で怒鳴った。その振動なのか周りの草木は凄まじく揺れ、鳥は逃げ出し、部室内からメキッという音も聞こえた。

 

「何なんだよ俺が入っていきなり大声出しやがって!この騒音がぁっ!」

 

ゼノは隣にいた木場に現状を聞くと

 

「実はここ最近イッセー君にお得意様ができてね。どうも内容の割に対価が豪華すぎたんだよ。それで調べた結果 お得意様の正体が堕天使の総督アザゼルだったらしいんだよ」

 

「へぇ…(堕天使の女の時に感じた気はコイツだったのか)ま、別にいいだろ」

 

「良くないわよ!」

 

ドンッ!!!!!!

 

 

またもや部室内が揺れた。

 

「これは大問題よ!天使と悪魔と堕天使の会談がこの街で執り行なわれるとは言え私の縄張りで潜伏して営業妨害していたなんて…!おまけに私の可愛いイッセーに手を出すなんて万死に与えするわ!大丈夫よイッセー…私が絶対守ってあげるから…」

 

「は…はぁ…」

 

「ぐおおお………耳がぁぁ…!!」

その怒声にゼノは耳をやられ、明らかに飼い犬のように扱われているイッセーは少し戸惑っているようだ。

 

「大丈夫だよ。イッセー君。僕が絶対に守るから…」

 

「あ…いや…嬉しいけど…真顔でそんなこと言われるとなんか反応に困るんですけど……」

 

「真顔で言うに決まってるじゃないか。君は僕の友達だ。コカビエルの件以来…僕は君を大切な友だと思っている……何故だろう…バランスブレイカーを使った時、この胸が熱くなるんだ…」

 

「き…!キモいぞ!お前!近寄んなっ!」

 

「そんな…」

木場の予想だにもしてない発言にイッセーはドン引きであった。

 

「イッセー君は赤龍帝の籠手…おそらくゼノ君にも接触してくる可能性があります。破壊神の弟子を放ってはおかないでしょう(うぅ……ゼノ君は私が守るって言いたい…けど神の弟子ですから言えない………でも言いたい!!…どうしましょ…)」

「先輩なら普通に撃退できそうですね……(守るって言いたい…けど先輩強いから言えない………しかも破壊神の弟子だし………うぅ…)」

 

真面目なことを言いつつも内心戸惑っている2人であった。

 

「けどなんで堕天使の総督が…」

 

すると

 

「アザゼルは昔からああいう性格だよ」

 

聞き慣れた声が部室の入り口から聞こえた。皆がそこを見ると紅髪の青年が微笑みながら立っていた。木場、小猫、朱乃はすぐさま跪き他の3人は疑問符を浮かべたがゼノは平然とソファーに座っていた。

 

「お兄様!?」

リアスは慌てふためきソファーから飛び起きた。

 

「彼はコカビエルみたいにあんな残酷な性格はしてない。ただのイタズラ好きな総督様だよ」

 

イッセーとアーシアはサーゼクスを思い出し即座に跪くとサーゼクスは手を上げてた。

 

「楽にしたまえ。今日はプライベートで来たんだ」

 

そう言うと他の面子は姿勢を楽にする。

その中でゼノの姿勢は一ミリも変わらず何かと眠たそうな顔をしていた。ゼノにとって魔王などはほぼ眼中にないのだ。

 

「どうしてここへ!?」

「何を言っているんだ。授業参観が近いだろう?未来のために頑張る妹の姿を見るのは兄として当然のことさ」

 

「…グレイフィアね?お兄様に伝えたのは?」

「これも女王の務めですので」

 

するとゼノは何かを思い出したのかポケットの中をまさぐった。その瞬間にゼノの顔色が変わった。

 

(ヤベェ…家にある…姉に知れたら…………

 

『まぁ!ゼノ授業参観あるのね!お姉ちゃん絶対見に行かなきゃ!』

 

 

『キヤァァーー!!!!ゼノ!こっち向いて!お姉ちゃんにその笑顔よく見して!!』

 

……………)

 

 

 

「どうしたんですか?ゼノ君?顔色が悪いですよ?」

 

ゼノの顔色を朱乃は心配したのか声を掛けた。

 

「いや…なんでもない…ちょっと寝かして…」

 

そう言うとゼノは倒れ朱乃に身を任せた。

 

「あらあら」

「むぅ…」

 

朱乃はゼノに膝枕をすると小猫に勝ち誇ったような目を向けた。

 

一方

 

「魔王たるお兄様が一介の悪魔を特別視してはなりません!魔王の仕事をサボるなどもってのほかです!」

 

本音と言える言い分にサーゼクスは首を横に振る

 

「いやいや。これは仕事でもいあるんだよ。リアス。近々この学園で三すくみの会談が行われる事となってね。その下見も含めてだよ」

 

サーゼクスの言葉に部員全員は驚愕の表情を浮かべた。

 

「本当に…ここで…?」

 

「あぁ。この学園には何かと縁があるようでね。魔王ルシファーの妹であるお前とレヴィアタンの妹、伝説の赤龍帝、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使いに加えて堕天使コカビエルと白龍皇の襲来があった場所、偶然にも片付けるには無理があった事情ばかりだ。様々な力が混ざり合い歪みが生じた場所でもある。その中で兵藤一誠君、それともう1人、」

 

するとサーゼクスは後ろを振り向きゼノの方向を向いた。

 

「魔力なしでありながら破壊神ビルスの弟子であり星一つも消しかねない力をもつ黒崎ゼノ君…………て寝てる?」

 

「はい」

 

「ではしょうがないか……少々頼みたいことがあったのだが…仕方がない」

 

サーゼクスはゼノを起こさぬようその場を去ろうとした時にリアスに耳打ちをした。

 

「では、私はこれにて、あぁ。それとリアス。後でゼノ君に伝えておいてくれ」

 

「え?…………………………分かりました」

 

すると2人はその場から姿を消した。眷属の皆がリアスの方を向くととてつもなく険しい表情をしていた。

 

「あ…あの部長…魔王様からなにをお願いされたんですか…?」

 

恐る恐るイッセーが聞くとリアスは首を壊れた人形のように動かしながら答えた。

 

「こ…今回の三すくみトップ会談でビルス様をお招きしていただきたい……………って」

 

 

「「「「……」」」」

 

 

その場にはただ冷たい空気が流れるのだった。

 

 




追加プロフィール


黒崎ゼノ

身長140

体重不明


好きな宇宙

第11 第10 第6

おもに第6宇宙のヒットと第11宇宙のジレンと仲が良い。第10宇宙のゴワスはお爺ちゃん的な

嫌いな宇宙

第2 第4(特にキテラ) 第9

理由

第2…思想が腐ってるし戦士が女でしかも『愛』だの『平和』だの鬱陶しい尚且つウザい。

第4…破壊神と界王神の見た目がすごいムカつく。破壊神は特に性格がウザいし自分の師匠を馬鹿にする。

第9…界王神がすごい腹立つ。(一時期殺し掛けた) 破壊神も軟弱でウザい。



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