ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子   作:狂骨

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最強の剣の襲来

俺達はこの数日間神父服を纏い聖剣を使い暴れまわっているという神父を探している。何故俺もこの計画に参加したのかと言うと……

 

 

あれは俺がこの計画を知る3日前、俺が街をぶらぶらしていると

 

「ゼノさーーーん!!!!!!」

 

突然界王神様が連絡してきた。珍しくも何ともないが何か結構慌てた様子だっからとりあえず聞いてみた。

 

「なんだー!界王神様ー!」

 

「緊急事態です!!!とりあえずきてください!!!!」

 

「は!?」

 

そして呼び出された俺は界王神界へと向かった。

 

 

「んで?なんだよいきなり呼び出して」

 

 

「じ…実は……!!何者かによりZソードが奪われてしまったんです!!!」

 

「は?Zソードが?いつ?」

 

「ワシらが…神々の会合に出て留守にした時じゃ……」

 

「はぁー!?どんだけここのセキュリティシステムクソなんだよ!?だいたいZソードなんて重すぎて持ち出すのも無理な物じゃねーのかよ!?」

 

「いえ、魔人ブウの件で折れてしまった後ドラゴンボールの力で元に戻し重量も私達の手で操作できるように設定しておいたんですが……」

 

「裏目にでてんじゃねーか!!!!!!!!」

 

「と!とにかく!!やばいんですって!!あの剣は素人でも隕石を切りきざめるし極めればカッチン鋼を含まない星なんていとも簡単に両断してしまうんです!!!」

 

 

「ッち!!!銀河パトロール隊に連絡してくる!とりあえずあんたらは師匠に伝えとけ!!」

 

「はい!!!」

 

 

「しかしのぉ〜………私等だけしか重量を操作できんZソードを一体誰が………」

 

 

 

そして俺は銀河パトロール隊総本部に連絡を終えるとその場を立ち去った。

ーーーーーー

 

そして現在に至る。

 

ゼノは皆と共にフリードを何日かに分けて捜索してきたが、未だに手掛かり無しである。

 

「にしても、全然見つかんねーな。今日も収穫なしか?」

 

「いや、そうでもないぞ?」

そう言い皆はゼノの指を指した方向である上を見る。すると、上空から何者かが笑いながら剣の刀身をこちらに向けて落下してきた。

 

「ハーハッハッハーー!!!!神父の皆さん頭上にお気をつけてぇ〜!!!!!!!」

 

「不意打ちは静かにやれ」

 

「ギャフン!?」

 

ドォオンッ!!

ゼノは、鼻から気付いていたらしく、そこから瞬時に飛ぶと、空中で回し蹴りを放ち、フリードを地面に叩き落とした。

 

「いつつつ………もしやチミは何時ぞやの坊ちゃんじゃーあ〜りませんか〜」

 

「お前何言ってんだ?俺はお前なんて知らねーぞ」

 

「…え?」

唐突に知らないとゼノに言われ、フリードは硬直する。

 

「い…いや〜何言ってるんだい?坊ちゃん?忘れたかい?あの綺麗な夜の出来事を…「誰だお前?」………あの時俺にグレ〜トフルな攻撃を…「誰だお前?」……………」

 

ゼノは完全に忘れていた。その行為がフリードを刺激した。あれ程の攻撃を加えておきながら、自身の事を忘れていた。それだけで、フリードの脳内が怒りだけで埋め尽くされる。

 

「ハッハッハッハッ………死ねぇぇぇ!!!」

「おっ?」

ゼノは振られた剣の一閃を、後ろに飛ぶ事で避ける。

けれども、それだけでは終わらなかった。

 

「死に晒せぇぇ!!!クソガキがぁぁぁぁ!!!!!」

 

フリードの剣が次々とゼノへと襲い掛かってくる。その速度は軽くマッハを超えていい程だ。だが、光の速さでさえも目や身体で捉えるゼノにとって、今更 マッハなど、少し速いハエに等しい。

故にゼノは次々とその剣を躱す。

それによって、フリードの怒りが徐々に上がってきていた。

 

「何でだ!?何で当たらねぇんだよ!?俺は今 聖剣の力で限界速度に達してんだぞッ…!?」

「ハッ。お前の扱い方が 雑なだけだろ?」

「クソがぁぁぁ!!!!」

 

 

 

一同はその光景をただ見ることしか出来なかった。

 

 

「黒崎先輩やっぱヤベェ…………俺あんな人にケンカ吹っかけたと思うとメチャクチャゾッとするわ……」

 

「いえ……ライザーの件の時はもっとヤバかったですよ…」

「マジかよ!?小猫ちゃん!?」

匙はゼノの戦いを初めて見るのでとても驚いていた。

 

「あぁ……だが気になるのはあの剣…………あの様な形の剣は初めて見るよ…」

 

木場はゼノよりもフリードが振っている異形な剣を見ていた。その剣は、木場やイッセーが、遠くからでも感じれる程、濃密な聖のオーラを放っていた。

「何だ?あの剣……コンクリートなんて紙のようにスパスパ切ってるぞ!?」

 

 

「まさかとは思うがあれはZソードか?」

「ゼノヴィア!?」

 

「ヤッホー!イッセー君!」

「紫藤イリナさん!?」

 

何とそこにはいつのまにか別行動をしていたゼノヴィアとイリナが立っていた。

 

「それよりもゼノヴィアあの剣の事知ってんのか!?」

 

「あぁ……本でしか読んだことはないが……この世でエクスカリバーよりも強大な力を秘めていると云われている伝説の剣があるという………それが『Zソード』だ…!」

 

「え!?マジかよ!?聖剣よりもヤバいのかよ!?」

 

「うむ……しかし…伝説によるとZソードは神々の最上位 『界王神』が管理し彼らが住む世界、界王神界にあると云われている……それを何故奴が……」

 

 

 

一方、ゼノは足を出しフリードを転倒させていた。

 

「う…くが………」

「さて…一つ聞くが…」

フリードが地面にうつ伏せで倒れているところにゼノは近寄ると、今まで聞いたこともないようなドスの効いた声を放つ。

「テメェ…その剣をどこで手に入れた…?」

ゼノは途中から気付いた。彼の所持している剣こそ、自身が探している『Zソード』なのだから。

 

「うぐ………教えてあげないもんね!!!」

ヒュンッ!!

そう言うとフリードは聖剣をゼノ目掛けて振り回しその隙を見て状態を起こし後ろへさがった。

 

 

「黒崎!!加勢するぞ!」

 

「俺たちもな!!」

 

すると後ろへいたイッセーやゼノヴィア達が前へと出た。

「下がれッ!あれはお前らじゃどうこうできるモノじゃねぇ!」

 

ゼノの制止も聞かずに皆は一斉に戦闘態勢をとった。

 

「おうおうおう!!!!一気に増えちゃってくれちゃっねー!!!これなら斬りがいがあるよ〜!!!」

 

そう言うとフリードは木場に向かって飛びかかろうとする。

 

「伸びろ!ライン!!」

 

その時匙の腕がカメレオンのような顔を模した籠手へと変化し、その籠手から紐の様な物が飛び出てフリードの足に巻き付いた。

 

「な…!?なんだー!?こいつは!?」

 

「今だ!木場!やっちまえ!!こいつはちょっとやそっとじゃ切り離せねーからよ!!」

 

「助かるよ!!」

 

そう言うと木場はフリードの両サイドの地面から剣の山を作りだし攻撃した。

 

「クソが!!ったくめんどーな技使いやがって!!」

 

フリードも戸惑い無造作に剣を振り回していた。

その時、

 

 

 

「ほう。魔剣創造か。使い手の技量次第では無類の力を発揮する神器だな」

 

近くの暗闇から神父服を着た老人が現れた。

 

その老人が現れた瞬間、木場の目つきがとてつもなく鋭くなった。

 

「…バルパーガリレイッ…!!!!」

 

 

その老人はフリードの方へ向くと

 

「フリード、ここは一旦引くぞ。聖剣使い2人、そして魔剣創造、赤龍帝流石に不利だ。」

 

「合点承知!!チャラば!!!!」

 

ボンッ!!!

 

 

そう言うとフリードは煙玉を出しバルパーと共に姿を消した。

 

「ッ!追うぞ!イリナ!!」

 

そう言うと2人も後を追いかけていった。

 

 

「………馬鹿どもが…!!!」

 

シュゥ………ドンッ!!!!!

 

 

そう言うとゼノもゼノヴィア達への方向へと大ジャンプしていった。

 

 

 

 

 

イッセー達も後を追おうとした時

 

 

「さ〜て…………これはどういうことかしら?イッセー?小猫?」

 

 

「説明してもらいますよ?匙?」

 

 

後ろに顔をニコニコとさせたリアスとソーナが立っていた。

 

「「ヒッ!(会長(部長)……!!!」」

 

 

 

 

 

 


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