ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子   作:狂骨

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修行開始!

裕斗とゼノの模擬戦が終わったあと、ついに一誠の修行が始まったのだ。

 

 

 

 

ステップ1

 

 

まずは裕斗の剣術講座

 

 

「でやぁぁー!!!」

 

 

一誠は裕斗に向かってがむしゃらに剣を振っていた。対して裕斗は無駄のない動きで一誠の剣をうけながしていた。

 

 

「そうじゃない。剣の動きだけでなく、相手と周囲を見るんだ。」

 

 

そう言い裕斗は一誠の剣をはたき落した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステップ2

 

 

 

今度は朱乃からの魔力講座だ。

「魔力は体全体を覆うオーラから流れるように集まるのです。」

そう言われた通りに一誠は手を前に突き出し魔力を手に集中させた。

「意識を集中させて…魔力の波動を感じるのですわ…」

そう言い朱乃は一誠の手を指先へとなぞった。

 

「出来ました!!」

 

 

 

以外にもアーシアは魔力が高いのか一誠よりも早くコツを掴み、緑色の球体を両手で生み出していた。

 

 

 

「うお!すげぇー!アーシア!!」

 

「あらあら、アーシアちゃんは魔力の才能があるのかもしれませんね」

 

 

悪魔になってから間もないアーシアの才能に流石の朱乃も驚いていた。

一方でゼノは目力だけで球体にするのではなく破裂させていた。

「ま…マジかよ…」

「あらあら」

「ほわ〜」

突然の超常現象に皆は目を丸くしていた。

「今のはどうやったのですの?」

朱乃はゼノに尋ねるとゼノは手から光の玉を生み出した。

 

「身体中に回るエネルギーを目に集中させてたのさ」

「ちくしょー!俺だって!」

そして一誠は悔しいのか集中して集めた結果、出来たはできたがアーシアより球体が小さかったのだ。

 

 

「慣れれば何もないところから水や雷を生み出すことができるのですよ」

そう言い朱乃は水の入ったペットボトルを破裂させ、飛び散る瞬間に中の水を凍らせた。

 

 

 

「アーシアちゃんは次にこれを練習してください」

「はい!」

 

「じゃあ朱乃の やつみたいなのやってみるか」

そう言い、ゼノは、ペットボトルに人差し指をだしトンッと小突いた。

 

すると、

 

 

 

 

 

 

シャァア〜〜…

 

 

 

一瞬光ったかと思うとペットボトルが瞬時に形を失い砂となった。

 

 

「「「!!!!!!」」」

一誠、アーシア、朱乃は驚いた。ゼノは悪魔でもないし只の普通の人間だ。だが触れただけで砂にする、上級悪魔でも出来ないことだ。

 

 

 

「ペ……ペットボトルが……」

 

「砂に……!」

 

 

「しかも……エネルギーを全く感じませんでしたわ………ゼノくん……一体なにを…」

 

「ん?昔師匠に教えてもらった。原理はよくわからん」

 

「お前の師匠って一体何者なんだよ…」

 

「うーん…結構厳しい人でね…。何回も死にかけたよ」

 

「お前の師匠って悪魔なのか?」

 

「だから前に違うって言っただら?俺の師匠は悪魔でも堕天使でも天使でもない、結構規格外なんだよ」

 

 

「だからどういう「ほら、授業をサボらない」ったく分かったよ」

 

 

 

ゼノに疑問を抱きつつも一誠は受講を続けた。

 

 

 

 

 

 

ステップ3

 

 

 

 

「えい」

 

 

 

 

ドカァァァァァン!!!!

 

 

「ギャァァァァアアアアーーーー!!!!!!!」

 

 

 

続いては小猫の体術指導だ。

 

 

いや…指導というより…小猫にサンドバッグにされてるの方が適切だろう…

 

 

「弱…」

 

「小猫ちゃん…酷い…」

 

 

小猫に木に投げつけられた一誠は負けじと体を起き上がらせ、

 

 

 

「だけど………まだまだぁあー!!!!」

 

 

 

突っ込んでいった。

 

 

 

 

「えい」

 

 

 

 

「ぶべらっ!?!」

 

 

普通に躱され蹴られそのまま足で首を締められてしまった。

 

 

 

「打撃は体の中心線を狙って、的確かつえぐりこむように打つんです。」

 

 

 

 

「分かった!!分かったから!!ほどいて!!!」

 

 

 

そう言われた小猫は一誠を離し、次に端で見ていたゼノの方を向いた。

「次はゼノ先輩です」

「そうか」

そう言われたゼノはその場所から宙返りすると小猫の前へと着地する。

「行きますよ?」

「来い」

小猫は戦闘態勢を取ったがゼノは手を後ろに組んでいるだけである。小猫は不思議に思い尋ねる。

 

「……なんで構えないんですか?」

「別にいいだろ?掛かってきなよ」

小猫は言われた通り拳を構えてゼノへと向かった。

「えい!」

小猫は拳を振りかぶり右ストレートを放った。対するゼノはそのパンチを人差し指で受け止めた。

 

 

 

 

「!!!」

 

「な!!小猫ちゃんのパンチを!!!」

 

「どうした?一発だけか?」

「まだです…!」

続いて小猫は左ストレートを放つ。だが またしても指で塞がれる。小猫は次々とパンチや蹴りを放ったが全て人差し指一本で塞がれていた。

小猫は距離を取り後ろへジャンプした。対するゼノは涼しい顔から一言。

「小猫、まずはお前の全力で殴ってみなよ」

「言われなくても行きます!!」

 

そう言うと小猫は渾身の一撃をゼノへと放った。

 

小猫の渾身の一撃は見事にゼノにヒットした。

 

だが、受けたゼノはピクリとも動かなかった。

 

「な…!!!!!」

 

 

「マジかよ!!!小猫ちゃんの本気の一撃を生身で!!」

 

 

 

 

自分の渾身の一撃が効いていなかったことに小猫は戸惑いを隠せなかった。

 

 

 

「さてと、小猫、受けてみて分かったけど、確かにお前のパンチは強い。けど少しの欠点がある」

 

 

「欠点…とは」

 

 

「まずは連打。さっき受けてみたけど狙う所が曖昧すぎる。だから相手の体のどこかの一箇所を集中して狙った方がいい」

 

 

「なるほど…」

 

 

ゼノに指摘された小猫はどこから取り出したのかメモ帳に言われたことをメモした。

 

「あとは『殺意』だ。」

「殺意…ですか?」

「あぁ。連打は、相手を仕留めるため、一発一発殺意を込める。」

「なるほど…勉強になりました。」

「よろしい」

ワシャワシャ

 

 

 

「ニャニャ!?」

小猫の返事にゼノは気に入ったのか、小猫の頭をワシャワシャと撫でた。

 

 

「や…やめてください////」

 

撫でられた小猫は赤面していた。

 

そして撫でられた小猫はゼノの方へと向き直ると

 

 

「ゼノ先輩……時折また指導してくれますか…?」

 

「ん?何でだ?」

 

「私は、部長に救われ眷属となりました…なので……私は部長のために…レーティングゲームに勝つため…強くなりたいんです…!!」

 

 

小猫はゼノに向かって自分の覚悟を表した。

 

 

そしてゼノはしばらく黙ると真剣な眼差しで小猫を見つめ

 

 

「いい覚悟だ…。最初の俺とそっくりだ…。いいよ。いつでもみてやる」

 

「!!ありがとうございます…!!!!」

 

 

そう言われた小猫は笑みを浮かべた。

 

 

 

「あの〜俺途中浮いてなかった?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステップ4

 

 

次はリアスが顧問ようだ。

 

 

「次は魔力で使って…」

 

「料理ですか?」

 

 

 

「そう。できる範囲で構わないわ。」

 

 

「あ、そう言えばゼノは?」

 

 

「ゼノなら小猫と食材探索に出かけてるわ。じゃ頑張ってね」

 

 

それだけ言うとリアスは去っていった。

 

 

 

 

一方ゼノは

 

 

 

 

「ん〜中々見つからないな〜」

 

 

夜の森で木ノ実などを探していた。もちろん小猫も一緒に行動していた。

 

 

小猫が周りを見ると一本の木に目が入った。

 

 

よく見ると何かが引っ掻いた跡のようだ。

 

 

「先輩…これ見てください」

 

 

「ん?これって熊の爪痕じゃん。」

 

「そうです。しかもまだ新しいです。まだ近くにいるかもしれません。」

 

「今夜の夕食発見〜♪」

 

「探すんですか?」

 

「あぁ!熊の肉は硬くても酒につければ旨味がまして柔らかくなるよ」

 

それを聞いた瞬間小猫は目を煌めかせよだれを垂らした。

 

 

「探しましょう…!!!でも…どこに…」

 

 

「「ん〜…」」

 

 

二人が悩んでいると

 

 

 

 

ガサガサ!!!

 

 

 

近くの林から物音がした。そしてそこから出てきたのは…

 

 

 

 

グゥ……!!!

 

 

体長が3メートルにも達する大型のツキノワグマだった。

 

 

 

 

 

「「!!!」」

 

 

そして二人は瞬時にそこを見つけ、よだれを垂らし…

 

 

 

「「今夜の晩飯(夕食)ー!!!!!!!」」

 

 

 

 

一斉に飛びかかった。この時のクマの顔は取り立てが鬼の大家が真夜中に押しかけてきた時の表情だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃一誠達は

 

 

 

「ん〜、遅いな〜二人とも、もう夕食何だけどな〜」

 

 

探索に出かけた二人を待っていた。

 

 

 

「そんなに心配しなくても、二人なら大丈夫よ」

 

「ですが、夜の森だとさすがに…」

 

「あらあら♪今の季節は熊ぐらいしか出ませんので大丈夫ですわ♪」

 

「熊!?いや!!それはそれでやばいっすよ!!」

 

「大丈夫ですわ♪体長が3メートル程ですから」

 

「大型じゃないっすか!!!」

 

 

 

 

一誠達がそう話していると

 

 

 

 

「ただいま〜」

 

「行ってきました」

 

 

二人が戻ってきた。

 

 

「おかえりなさい。どうだった?」

 

 

「ん〜、まずまずかな」

 

「木ノ実が何個かとツキノワグマ一体です」

 

 

 

ドサ

 

 

 

そう言うとツキノワグマの肉を取り出した。

 

 

 

「あらあら♪」

 

「うん!大収穫ね!」

 

 

「でもよ、俺らがもう作っちまったけど、」

 

「ちょっと失敗しちゃいましたが…」

 

 

テーブルを見ると丸ごとのジャガイモが沢山盛られていた。

 

 

「ったくしょうがないな〜、ちょっと待ってろ」

 

 

そう言うとゼノは肉とジャガイモと木ノ実を持って調理場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

「出来たぞ、、熊肉のシチュー」

 

 

 

「うおおー!!!ウメェ!!」

 

「ホント!!美味しいわね!!」

 

「あらあら、硬かったお肉がこんなに柔らかく」

 

「ガツガツガツガツ!!!!」

 

 

皆はゼノが作ったシチューにしたつづみした。小猫はあまりの空腹の為かガツガツと食べていた。

 

 

 

 

そして食事が終わると

 

 

 

 

 

 

「イッセー、今日の修行で何か分かったかしら?」

 

 

「はい…俺が一番弱かったです…」

 

「確かにそうだけど、貴方の赤龍帝の籠手やアーシアの聖母の微笑(トワイライトヒーリング)も貴重な戦力になるわ。相手もそれを理解しているはずだから仲間の足を引っ張らないように最低でも逃げるくらいの力はつけて欲しいの」

 

 

「了解です…」 「はい」

 

 

リアスの言葉に一誠とアーシアは同時に答えた。

 

 

 

 

「さて、食事も済んだことだし、お風呂に入りましょう」

 

 

「お風呂!!??」

 

 

お風呂という単語に一誠は即座に反応した。

 

 

 

「イッセー君、僕は覗かないよ」

 

「同じく」

 

 

「おい!木場!!ゼノ!!」

 

 

 

「あら?イッセー、私達の入浴を覗きたいの?だったら一緒に入る?」

 

 

「え!?マジですか!?」

 

 

「えぇ。私はいいわ。朱乃は?」

 

「はい。殿方のお背中をお流ししてみたいですわ」

 

 

「アーシアは、イッセーとなら大丈夫よね?小猫は?」

 

 

 

「……嫌です……」

 

 

「じゃあ無しね」

 

 

小猫からあっさり断られイッセーは一気に落ち込んだ。

 

だが小猫はその直後

 

 

 

「ですが……ゼノ先輩となら…… 」

 

 

「ファ!?」

 

 

その言葉を聞いた瞬間ゼノは驚愕した。

 

 

「な……なな!!何で!?」

 

 

「決まりね、じゃあ行くわよゼノ」

 

 

「そんなの断じてお断りだ!」

 

 

 

そう言うとゼノは席から降り逃げようとした。

 

 

 

 

 

 

だが

 

 

 

 

 

ガシッ

 

 

 

 

「うふふふ」

 

 

 

 

またもや朱乃に抱き抱えられてしまった。

 

 

 

「チクショー!!!ゼノの奴羨ましいー!!!」

 

「あははは、イッセー君、僕が流してあげるから」

 

「ぶち殺すぞ!!!木場!!!」

 

 

そうやり取りしながら一誠達は男湯へと行ってしまった。

 

 

「ほらほら、行きますわよ」

 

 

「チクショー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂場にて

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴシ ゴシ ゴシ

 

 

 

ゼノは三つ編みを解き体を洗っていた。

 

 

 

 

「ったく…何で俺が……」

 

 

すると小猫が近くへと寄ってきた。

 

 

 

「な……な!何でこっちに!!」

 

 

「背中…流してあげます…」

 

 

「…………」

 

 

 

ゴシ ゴシ ゴシ

 

 

 

「そういえばゼノ先輩」

 

「何だ…」

 

「先輩をここまで育てたお師匠さんってそんなに強いんですか?」

 

「またか……まぁそうだな。めちゃくちゃ強いな。今の俺でも本気を出させるのが精一杯だからな」

 

「なるほど……終わりましたよ」

 

「あぁ…」

 

 

 

そんな二人を湯船に浸かりながら見ていたリアス達は

 

 

 

「何か兄妹みたいね」

 

「そうですわね。癒されますわ」

 

「何か感動です!」

 

 

 

 

そして洗い終わったゼノは小猫と湯船に浸かった。

 

 

 

 

「ふぅ〜…」

 

「気持ちいいです」

 

 

ゼノはリアス達とは反対方向を向いて浸かった。

 

 

「何でゼノ向こうを向いてるの?」

 

「いや………あんたら……裸だから…」

 

「あらあら、そうしなくても、見たいなら見てくれても構わないのですわよ」

 

「////別にいい///!!」

 

 

「イッセーとは正反対ね」

 

「そうですわね。でもそういうところが可愛いですわ♡」

 

 

「/////もう上がる…」

 

 

朱乃の言葉にゼノは赤面し、湯船から上がり、風呂場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

 

 

 

皆が寝静まり睡眠していたその夜、

 

庭から緑色の光が何回も発光していたのだという…

 

 

 

 

 

 

 


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