東方如月録 〜とあるスタンド使いが幻想入り〜   作:クロス・アラベル

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幻想入り
対峙


?「うーん、ここどこなんだ?」

 

うっそうと生い茂った草木を、かき分けながら森を歩く少年。

 

?「俺は森に住んでた記憶は無いけどなぁ……」

 

俺の名前は『如月 黒須』。別に勉強が得意では無い、普通の高校一年生だ。

俺は昨日、学校から帰ってきて勉強もせずに、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』を読みながら、寝落ちしてしまったところまでは覚えている。

そして、そこから今に至るまでの記憶が一切ない。

 

黒須「どうしたもんか……。ま、とことん進めばどっかにゃ着くだろ。」

 

 

『30分後』

 

黒須「ど、どこにも着かねぇ……(・・;)」

 

んーなんでだろう……承太郎も「自分の道は自分で切り開くものだ。」って言ってたのにぃッッ‼︎理解不能ッ理解不能ッッ‼︎

 

 

ドカアアアァァァァァァンッッ‼︎‼︎

 

黒須「ウオオオッッ⁉︎なんだなんだ⁉︎」

 

いきなり爆発音かよ……なんだぁ?物騒だな、ココ…。

 

黒須「んー……、よしっ興味あるから行ってみるか。人いるかもしれないし。」

 

 

…………………………………………………………………………………

???Side

 

 

?「はあっはあっはあっ……ふ、振り切った……?」

 

謎の女の子がホコリまみれになりながら、走る。

 

?「こ、ここまで来たからもう……」

 

少女が足を止め、振り向く。次の瞬間ッッ‼︎

 

「ここに居たかぁ……スキマ妖怪ぃ………‼︎」

 

?「ッッ⁉︎」

 

そこにはなんとッ、人間とは違う異質な生き物がいたッ‼︎

そう、妖怪であるッ‼︎

 

?「ひっ‼︎」

 

妖怪A「早くこっちに来やがれぇよぉ……スキマ妖怪ぃ……」

 

妖怪B「おいおい、お前だけの獲物じゃねぇんだぞ…A」

 

妖怪C「そうだぜッA‼︎俺にも分けろやッ!」

 

他に居た妖怪たちも口々に文句を言いだす。

 

妖怪A「分かってるってぇーの。まぁまぁ、少しずつでいいだろ う?」

 

妖怪たちが不気味な事を話している。

そして……

 

妖怪A「そろそろやるかぁ……」

 

その言葉で一斉に少女の方を向いた妖怪たち。その魔の手が少女に伸びていく……。

 

?「だっ誰か………助けてッ‼︎」

 

 

少女はか弱い掠れた声で助けを求めた。

と、その時ッ‼︎

 

 

 

?「お前ら、何やってんだ?」

 

 

青年が少女と妖怪たちの間に入り込んで来たのだッッ‼︎

そう、『如月 黒須』だったのだッ!

 

妖怪A「アアアァァン?なんだぁ?……ハッ、弱っちぃ人間じゃねぇか。なんだぁ?んんッ?」

 

黒須「何やってんだって行ってんだよこの人外……。」

 

?「だっだめッ、人間が太刀打ち出来る相手じゃ……」

 

妖怪B「お前みたいな人間には関係ねえんだよぉ……アア⁉︎」

 

黒須「関係あるっての。まだ年端のいかない女の子を傷つける馬鹿をほっとけるかよ。」

 

妖怪C「オメェ、うるせぇってんだよ‼︎死にやがれッッ‼︎」

 

妖怪が黒須を殴ろうと腕を振り上げ……そして、振り下ろすッッ‼︎

 

少女は、青年の身体が妖怪の拳によって貫かれるのを想像した。妖怪たちもそうだった。しかしッッ‼︎

 

黒須「やるってのか?なら……相手してやるぜッッ‼︎」

 

黒須は妖怪の腕を蹴ろうとする、そのとき、なんとっ、足に電流のような物が流れ出した!

 

黒須「オラアァァァッ‼︎」

 

グシャァァァァァッッ‼︎

 

めり込むように当たり、妖怪の腕を切断したのだッ‼︎

 

妖怪C「ウッ、ウギャァァァァアアアッッ‼︎うっ腕がッ、腕がアァァァァァァァァッッ‼︎」

 

もがき苦しむ妖怪。

 

?「なっ⁉︎す、すごい……‼︎」

 

黒須「おおっ?これってまさか、ジョジョの波紋?す、すげえな。俺、波紋使いだったのか……」

 

妖怪B「てってめぇ、なにもんだッッ⁉︎」

 

黒須「……俺か?……答えてやるよ……俺は………

 

 

 

 

通りすがりの波紋使いだッッ‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 




こんにちは、初めまして、クロス・アラベルと申します。
今回、小説を書くのが初めてです。なので、間違いがあったり、設定などがあやふやになってしまうかもしれませんが、温かい目で見て頂けたらと思っています。
感想などを頂けると、とても嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いします。
それでは、また、次回お会いしましょう。お楽しみに( ´ ▽ ` )ノ

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