コラボ小説第2弾です!
今回は色々と捻じ曲げてしまってますが、原作がラブライブ!サンシャイン!!のマッシブさん作『ラブライブ!サンシャイン‼︎〜もう一度輝くために〜』とのコラボでございます!
Aqoursとポピパの初の対面…という形になりますが、まぁ、先程言った通り、色々捻じ曲げておりますw
そこの点踏まえて温かい目で見てくださるとありがたいですw
では、本編どうぞ!
特別編〜激突!江戸川橋高校VS静真高校!プロローグ〜
ある日のこと…
俺ら江戸川橋ナインは遠征のため、バスの中にいた。
流星「…しかし、ここ最近練習試合多いなぁ…こっちの身が持たねぇよ」
尚之「しゃあねえよ。どこかの誰かさんが世界大会で大活躍しちまったんだから」
雄介「こっちはありがた迷惑といったとこよ」
流星「そんなこといわれてもなぁ…」
俺と尚之と雄介で話しているところへ、茂重先輩がやってきた。
茂重「そろそろ休憩だから、支度しておけよ」
流星「了解です」
そんなこんなで、俺らを乗せたバスはサービスエリアに入った。
そのサービスエリアで、遠征の対戦校の話をすることにした。
亮一「最初の対戦校は静真高校。真波ちゃんの情報によると、夏1回、春1回と実績があって、去年は予選で準優勝と惜しかったけどチームは結構強いよ」
流星「なるほどな…んで、当の真波ちゃんは?」
良一「あ、あそこ…」
と、良一が指を差した先には…
香澄「真波ちゃん!見て見て!これ美味しそうだよ!」
真波「本当だ!」
りみ「香澄ちゃん、買っていく?」
有咲「いや、りみりん…今日私ら何しに来てるかわかってる?」
たえ「旅行?」
有咲「じゃねぇよ!流星たちの応援しに来たんだろうが!」
…真波ちゃんのほかに、香澄達がサービスエリアを満喫していた。
今回の遠征の際に、上島先生が香澄達を応援として連れて来て欲しいという異例の要望が来たのだ。
多分、マネージャーがゆい先輩と真波ちゃんだけでは足りないと判断したのと、遠征は常にアウェーであるので少しでも応援してくれる人がいれば俺ら選手も安心するということだろう。
なお、今回香澄達が来るに際して、家族に連絡は取っているからそこは安心している。
尚之「…賑やかだなぁ…」
流星「しゃあねぇだろ…」
蓮二「それで、試合は明日だろ?今日は?」
雄介「今日はたしか、『十千万』という旅館で一泊するんだっけな」
一彦「サイトの情報だと、海が近くていい旅館だって」
流星「なるほどなぁ…」
と、そこへ
麻里弥「みんな〜、そろそろ行くわよ〜」
と、須藤先輩が声をかけてくれた。
流星「それじゃ、行くか」
尚之「そうだな」
そんなこんなで、俺らはバスで今日の宿泊先へと行ったのだった…
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一方、静真高校…
夜空「…練習試合?」
黒のショートヘアで癖っ毛の少年…望月夜空がキョトンとした声を出した。
守「そ、練習試合」
と、チームのキャプテン、寺田守が笑顔で話した。
涼真「へぇ?それで、どこと戦うの?」
と、まるで裏がありそうな笑顔で話す、夜空のチームメイトの小宮涼真が言った
守「東京の江戸川橋高校ってとこ」
純「あぁ?どこだそれ」
口がかなり悪いが、アイドル好きの伊藤純がいつものように口悪く言う。
和希「俺らはまずわからないから入るけどよぉ…強いん?」
不良っぽい格好だが、根は真面目の倉本和希はその高校の名前に疑問を感じた。
聡「はっはっは!どんな相手でも、俺らが必ず勝つ!」
かなり豪快に笑う、チームのムードメーカーの田嶋聡は高らかに言う。
拓海「確かに、聡の言う通りだね〜」
将吾「それは俺も思いますよ」
健人「今のチームで負ける相手はいないと思います」
と、どこかふわふわとしている大槻拓海と、その大槻が目をつけている赤田将吾と高田健人は聡の言葉に賛同した。
守「でも、今回のは結構強いかもね…一応、甲子園の東京予選では準決勝敗退だから」
裕二郎「激戦の東京で準決勝敗退…まぁ、それなりの実力はあるな」
チームの中で代打の神様と呼ばれている、茂木裕二郎が納得するように言った。
忍「それで気になる選手はいた?」
代走のスペシャリスト、牧野忍が守に質問した。
その理由は、守の目がキラキラとしていたからだ。
守「まぁね。俺が気になったのは…1年の秋山流星」
夜空「秋山流星?」
薫「えぇ、1年の秋山流星よ」
2年生だけの会議に入ってきたのは、同じく2年生で眼鏡をかけたかなりのナイスバディのマネージャー、村田薫だ。
手にはDVDを持っていた。
和希「薫ちゃん、それは?」
薫「今年の江戸川橋高校を撮ったビデオよ。これで予習した方がいいでしょ?」
裕二郎「それじゃ、1年に見せないといけないんじゃ…」
薫「1年は先に見せたわ。この後能力の底上げを図る練習をするらしいから」
純「なるほどな…んじゃ、早速ビデオ見させてくれ」
薫「わかったわ」
薫が部室にあるレコーダーにDVDを入れ、ビデオを映した。
守「さてと…さっき言った秋山流星だけど…こいつ」
守さんはそう言って、キャッチャーで構えている俺を差した。
涼真「おや?キャッチャーか…」
和希「なるほど…通りでお前が気になるわけだ」
守「でも、俺が気になったのはそれだけじゃない。彼は、U-18の世界大会で日本代表として戦ったこともある実力者だ」
夜空「え!?」
拓海「これはすごいね〜」
忍「守、お前から見てその秋山流星ってのはどこがすごいと思う?」
守「うーん…やはり、リード力がずば抜けている。それに肩もいいし、バッティングも器用にこなす。さらには足も使えるからタチが悪い…って感じだな」
裕二郎「打てるキャッチャー…ってわけか」
全員が俺のところで止まっているビデオを見た。
守「他にもいい選手はいるけれど、やっぱりこいつを抑えればなんとかなる…というのが俺の考えだ」
夜空(秋山流星…こいつは確かに気になるところだ…)
夜空はこの時、その秋山流星に今日会えるとは思ってもみなかった…
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…俺らが宿に着いたのは大体夕方前。
目の前には海がドーンと広がっていた。
上島「今日は長旅ご苦労さま。明日に備えるため、今日は心と体を休めておけ。体を休めるなら部屋に居てもいいし、心を休めるなら砂浜で遊んでも構わん。ただし、野球選手は体が資本であることを忘れるな」
一同「はい!」
上島「では各自、それぞれの部屋に荷物を置いて、夕飯までは自由とする。解散!」
上島監督の号令で、俺と尚之と雄介は部屋に荷物を置きに行こうとしたが…
香澄「流星くーん!今日は一緒に寝よっ!」
有咲「香澄!お前何言ってんの!?」
香澄「えぇー!?いいじゃん!」
…とまぁ、いつもの香澄節に当てられたわけで、まだ玄関でたじろいでいた。そこへ…
千歌「ただいま〜!」
と、オレンジ色の髪の女の子がやってきた。
千歌「…あれ?今日団体来てたっけ?」
志満「そうよ〜」
受付の志満さんとそういう会話をしているということは…旅館の関係者だろう。
にしても、制服を着ているから高校生だろうし、高校生で旅館の関係者っていうのはすごい…
とその時だ。
香澄「ねぇねぇ!その制服かわいいね!」
…カスミィー!
俺は思わず心の中で叫んでしまった。多分、有咲も同じ気持ちだろう…
千歌「え!?あ、ありがとう…ええっと…あなたは?」
香澄「あ、ごめん、名前言ってなかったね!私、戸山香澄!よろしくね!」
千歌「香澄ちゃんね!私は浦の星女学院2年生、高海千歌です!よろしくね!」
香澄「浦の星女学院?」
千歌「この近くの高校なんだ!」
香澄「そうなんだ〜」
有咲「って、バカ!お前2年生だから先輩だぞ!?」
千歌「ええっと…あなたは?」
有咲「あ…」
香澄「この子は市ヶ谷有咲!そしてそして…」
有咲「…って、勝手に紹介するなぁー!」
流星「…俺らは部屋に入って休もうか」
尚之「だな…」
雄介「さっさと行こうぜ…」
と、俺らは先に部屋に荷物を置こうとしたその時…
夜空「こんにちは〜」
ちょうど部活帰りの少年が旅館にやってきた。
志満「あら、夜空くん。今日はごめんね。手伝い頼んじゃって」
夜空「別に大丈夫ですよ…ってあれ?」
夜空と呼ばれたその少年は、俺を見るなり少しだけフリーズした。
流星「…ん?」
千歌「あ、夜くん!今日は手伝いに…ってあれ?」
夜空「もしかして…君は…秋山流星くんかい?」
流星「え?あ、はい、そうですけど…」
夜空「だよなぁ…って、えぇー!?」
流星「いや、なんで急に驚いたんですか!?」
夜空「あ、ごめんごめん…俺は望月夜空。今度君が対戦する静真高校の野球部に入っている」
流星「っ!?」
尚之「こりゃ、とんだ懐に入っちまったな…流星」
俺は対戦相手の高校の人だと分かると、目つきをすぐに変えた。
夜空「そんな闘志むき出しにしなくてもいいよ。今日は手伝いに来ただけだしね」
雄介「そうなんですか…というか、夜空さんの制服、浦の星女学院…でしたっけ?その制服に似てるような気がするんですが…」
夜空「あぁ。俺は一応、浦の星女学院のテスト生で、野球部だけは静真高校に行っているって感じなんだ」
尚之「そうなんですか…」
夜空「まぁ、今日はゆっくりしていってよ。ここのお風呂とか最高だからさ」
流星「ありがとうございます」
そんなこんなで、俺らは部屋に入ってゆっくり休むことにした。
尚之「ふぃー…まさか相手高校の野球部の人が来るとはなぁ…」
流星「まぁな…それに、なんとなくだがあの人、俺みたいな苦労人な気がしてならねぇ…」
雄介「というと?」
流星「…なんか、知り合いの女の子に振り回されてるような感じが…」
尚之「まさか〜、お前が香澄達に振り回されるみたいなわけあるわけねぇだろ。お前の場合はレアケースだっての」
流星「そうだろうか…」
その会話を盗み聞きしていた望月さんは…
夜空(あいつ…今の会話だけでそこまで読めるって…どんだけ心読めるんだよ…)
と、1人で変な汗をかいていたのだった…
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…部屋には着いたものの、特にやることのなかった俺と尚之と雄介の3人は、千歌さんの案内で浦の星女学院に行くことにした。
それをたまたま見ていた辻上先輩達が…
康介「俺らも付いて行っていいか?」
と、言ってきたので、結局江戸川橋ナイン全員が行く羽目になるのは公然の秘密ということで…
千歌「じゃーん!ここが浦の星女学院だよ!」
流星達「おぉー…」
意外と大きい建物がデーンと建っていた。
康介「さてと…俺がとりあえず許可取ってくるから」
と、辻上先輩が言うと…
鞠莉「そんな心配ナッシーング!」
と、やけにテンションの高い金髪の女性の人がやってきた。
康介「ええっと…あなたは?」
鞠莉「オー!失礼しました!私は小原鞠莉と申します。ここの生徒で理事長も務めてますわ」
江戸川橋ナイン全員「えぇー!?」
そりゃ、制服着てたら生徒なのはわかるけれども…理事長って…
千歌「さっき、私が連絡したんだ!ね!鞠莉ちゃん!」
鞠莉「イエース!今日は浦の星のソフトボール部と兼用でグラウンドを使うことになるけど、そこは勘弁してね?」
康介「使わせてもらうだけでもありがたいことです。ありがとうございます!」
俺らは鞠莉さんの案内で浦の星女学院の校内に入り、指定された部屋で着替えた後にグラウンドに出た。
香澄「すごーい!みんなカッコいい!」
有咲「てか、いつもみてるだろーが!」
りみ「でも、こんな間近で見たことないもんね」
たえ「みんな、すごく似合ってる」
有咲「いや、野球部なんだから似合うのは当たり前だろ!」
沙綾「まぁまぁ…」
流星「とりあえず、変なことはすんなよ。特に香澄は気をつけろ」
香澄「はーい!」
尚之「いや、気をつけないな、おい…」
江戸川橋のジャージに身を包んだ香澄達と共に、俺らはグラウンドに集まった。
康介「今日はグラウンドをお借りします!よろしくお願いします!」
江戸川橋ナイン全員「お願いします!」
俺らはそう言って挨拶をして、各自練習の準備をした。
ここまで来るのにあらかじめ走っていたので、アップは十分にしてある。
康介「ピッチャー陣とキャッチャーの流星は最後のコンディションの確認、内野陣はシートバッティングを行う!各自用意!」
江戸川橋ナイン全員「はい!」
そんな俺らの姿を、校内に残っていた浦の星女学院の生徒達が好奇の目で俺らをじっと見ていた。
ソフトボール部の人達も練習をやめて俺らの練習を見るほどだ。
雄介「この環境…やっぱり慣れねぇなぁ…流星!投げるよ!」
流星「オーケー!」
雄介がいつもよりゆったりとした感じでストレートを投げ、俺はそれをしっかりと取った。
球の調子は良さそうだ…
流星「オーケー!良い球来てるよ!次フォーク!」
…そんな感じで球を受けていたが、やはり周りは女子だらけ。
結構目線が気になる…
そんな中で、1人俺らに違う目線で見ていた人がいた。
望月さんだ。
夜空「…やっぱり、秋山流星は注意しないといけないな…あと注意すべきなのは…4番の川端尚之…チーム唯一のサウスポー、坂口雄介…」
と望月さんが偵察がてら、俺らのチームを分析していると…
梨子「何してるの?夜空くん」
夜空「うぉっ!?…なんだ梨子か…」
望月さんの友達でスクールアイドルグループ『Aqours』のメンバーの一人、桜内梨子さんが後ろから声をかけた。
ちなみに、『Aqours』のメンバーには先程会った千歌さんや鞠莉さんもいる。
夜空「今はそこで練習してる次の対戦校の分析してるんだ」
ダイヤ「へぇ?こんなところでこそこそしながら分析なんですのね」
夜空「あまりバレたらいけない…って、ダイヤさん!?」
花丸「マル達もいるよー」
夜空「みんなお揃いで…」
宿の準備で忙しい千歌と理事長の鞠莉以外の『Aqours』全員が望月さんの後ろにいたのだ。
簡単に紹介すると、千歌さんの幼馴染の渡辺曜さん、同じく千歌さんの幼馴染の松浦果南さん、果南の同級生で生徒会長の黒澤ダイヤさん、ダイヤさんの妹の黒澤ルビィちゃん、ルビィちゃんの親友の国木田花丸ちゃん、そして、ルビィちゃんと花丸ちゃんの同級生の津島善子ちゃん。
これに千歌さん、鞠莉さん、梨子さんの3人を加えた計9人のスクールアイドルが『Aqours』である。
曜「それで、分析っていうのは?」
夜空「ほら、今あそこで練習してるの」
ダイヤ「鞠莉さんが無理言ってグラウンド貸した人達ですわね…でも、気迫があるのは間違いないですわ」
夜空「正直、俺も少し驚いてはいる。これで自主練だもん」
果南「自主練!?」
夜空「監督いないだろ?それでもあそこまで気合に満ちた練習するもんだから…これは俺も負けてられないな」
夜空さんはそう言って、目を輝かせたのだった…
後書きは4話目にて書きます
『デートチケット』編、見たい?
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見たい!
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別にいい