今回、やっと出せるということになりました…
なんと今回、テラケンさんの小説、『白球に込める思い』とのコラボ回が完成いたしました!
なかなか構想とか考えたりするのがきつくて…気づいたら10日間くらい空いてしまいましたが、テラケンさんのお許しをもらい、書かせてもらいました!
今回協力してくださったテラケンさんには、ここで改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます!
今回は前編・中編・後編の3部に分かれており、前編と後編は僕の作風で、中編はテラケンさんに敬意を表して、テラケンさんの作品風に仕上げております。
連投かつ駄文ではございますが、どうぞごゆっくりお楽しみください!
では、本編どうぞ!
特別編〜激突!江戸川橋高校VS羽丘学園・前編〜
…ある日のこと…
流星「…羽丘学園と試合?」
尚之「そうそう」
部室で着替えている時、尚之から練習試合をやるということを言われた。
流星「羽丘学園って…確か、友希那さん達がいる高校だよな?でも、女子校じゃなかったっけ?」
尚之「つい最近男女共学になったんだよ。まぁ、時代の流れって感じだけど…」
流星「へぇ…」
とそこへ、
雄介「おいっす!遅れちまった!」
雄介が遅れて部室に入ってきた。
流星「お前、何してたんだよ…」
雄介「悪りぃ悪りぃ…ちょっくら寝てたもんだから…」
尚之「寝てたって…授業まともに受けてねぇだろ…」
雄介「まぁまぁ…それで、さっき聞こえてたけど、試合すんの?」
流星「らしい。相手は羽丘学園だって」
雄介「羽丘学園!?マジかよ!?」
雄介は羽丘学園と聞いただけで、かなり驚いていた。
尚之「どうした?」
流星「羽丘学園がどうしたんだ?」
雄介「羽丘学園の野球部って…春の甲子園大会優勝の実力校じゃねぇか!?」
流星「え!?マジ!?」
雄介「中でも実力があるのは友希那さんと同い年の選手で、闘志のエース、寺原健太さん、ポーカーフェイスのキャッチャー、中村俊哉さん、ムードメーカーの守備職人、坂本大河さん…といったところかな?」
流星「お前は友希那さんと交流あるからわかるだろうけど…俺らにはさっぱり…」
雄介「いや、マジすげぇんだって!特に、寺原選手は東東京No.1とまで評されている実力派だぜ!?」
尚之「お、おう…」
意外と物知りな雄介に、俺と尚之は思わず戸惑ったのだった…
流星「こいつは、かなり用心しないとな」
尚之「こっちは一応、去年の東東京大会で準決勝まで行ったけど…不安だな」
雄介「まぁ…とりあえず、あとで真波ちゃんに偵察お願いしようぜ」
ということで、俺らは真波ちゃんにお願いして、羽丘学園の偵察をしてもらったのだった…
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そんなこんなで、迎えた練習試合の日…
場所は江戸川橋高校のグラウンド…
上島「わざわざ練習試合をしてくださって…その上、わがまままで聞いてくださって…」
城ヶ原「いえいえ、こちらとしても、急成長を見せている高校と戦えるのですから、いい腕試しになりますよ」
上島監督と、羽丘学園の監督、城ヶ原監督がホームベース上で固い握手を交わしながら会話をしていた。
流星「…今日はこんなオーダーか…」
今日言い渡されたオーダーはこんな感じだ。
1番、キャッチャー俺、秋山流星。
2番、ショート、河内柳哉先輩。
3番、サード、日下蓮二。
4番、センター、川端尚之。
5番、セカンド、須藤先輩。
6番、ファースト、阿山亮一。
7番、ライト、東先輩。
8番、レフト、島川先輩。
9番、ピッチャー、坂口雄介。
初っ端から俺が登場する形になったが、まぁ、主砲が秋山のみとなった以上、繋ぐバッティングをしなくてはいけないしね…
と、そこへ…
???「…君かい?秋山流星くんってのは」
1人の青年がやってきた。
ユニフォームからして、羽丘学園の選手だろう。
流星「はい、そうですが…」
???「やっぱり。僕は寺原健太だ。よろしく」
流星「あ、はじめまして…改めまして、秋山流星です!よろしくお願いします!」
突然現れた、今日の相手チームの先発選手と握手をした俺は、思わず緊張してしまった。
健太「さてと…まぁ、君のことは、よくあこから聞いているから、どんな人なのかなって思ってたけど…」
流星「あこ?あこって…宇田川あこちゃんですか?」
健太「あぁ。俺とあこの家が隣同士で、互いの家によく出入りしている仲なんだ」
流星「なるほど…」
俺はふと、最近のあこちゃんの悩みを思い出した。
実は、あこちゃんからよく恋に関する悩みを聞かされており、俺自身そんなに恋愛経験が少ないので、クラスの奴らからよく質問を聞いていたりしていた。
多分、あこちゃんが好意を寄せているのが、健太さんだろう…
流星「こっちは、勝手ながら偵察で拝見させてもらいました。ストレートに高速スライダー…あとは落ちる変化球が厄介であると分析させてもらいました」
健太「それはそれは…いつのまに…」
流星「はい…ここまでやらせてもらったので、やるからには勝たせてもらいます」
健太「こっちも、負けるために来たわけじゃないからね」
俺と健太さんは互いにそう話し合って、別れた。
もうそろそろ、試合開始の時間になる…
楽しみになってきた…
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先攻は羽丘学園から…
先頭バッターは1番、ショートの坂本大河さん。
記憶の限りじゃ、バットコントロールよし、パワーよし、走力よし、守備よし…走攻守の3拍子揃った、1番で出したくない選手だ。
流星(…1回様子を見ておくか…)
俺は雄介に、低めのストレートを要求した。
雄介はきっちりと投げ、坂本さんは1回見逃した。
球審「ストラーイク!」
流星(オッケー…まずは1つ目だ。次も…ストレートで行こう)
今度は、インコースにミットを構えた。
雄介はストレートを投げてきたが、若干真ん中よりに入ってしまったため…
カキーン!
と快音をならしてしまった。
重い球が武器の雄介の球であるため、打球は案外伸びず、また、予測していた東先輩が右寄りにいたため、フェンスに当たったがシングルヒットになった。
流星(さすが…だな…)
次の2番バッターは、いわばバント職人。
左打席に入って早々、バントの構えはもちろんながらとっている。
流星(…高めのストレート…こいつでどうだ?)
俺はストレート続きでミットを構え、雄介はしっかりとそこへ投げた。
そして、バッターはバントの構えのまま引いていく…と思った時だ。
なんと、バッターはバントで空けていた手の間隔を閉じたのだ。
流星(バスター!?ランナーは!?)
俺はランナーの坂本さんを見ると…スタートを切っていた。
流星(バスターエンドラン!?)
俺がそう言うことを考えていた時、バッターはきれいに流し打ちにされた。
レフトは強肩の島川先輩だが、取ったときにはすでに坂本さんはセカンドベースを抜け、二三塁の半分のところを走っていた。
結局、島川先輩はホームに強めの球を返してきた。
流星(どうしたものか…この状況だと、犠牲フライ…もしくは内野ゴロの間の得点…得点できる可能性がたくさんありすぎる…マジでいろいろとヤバいな…)
俺はそう思いながら、大声で…
流星「まず一つ!確実に取っていくぞ!」
と、叫んだ。
ここで、3番バッターが右打席に入ってきた。
流星(ここからクリーンナップ…怖いところだけど…まだ大丈夫かな)
俺がそう思ったのは、まだ決め球のフォークを見せていないからだ。
相手も研究しているとはいえ、雄介のフォークはキレがあるし、予想以上に落ちるため、実際の打席で見ていない限り、手こずるのは間違いない。
流星(ここは…スロースライダーで行ってみよう)
俺はインコース低めにミットを構えた。
守備は前進守備…一応これでゴロになったときに三塁ランナーは動けなくなるはず…
雄介は俺の指示通り、スロースライダーをインコース低めに投げた。
ここでも予想外なことが…
3番バッターが…バントをしてきたのだ。
流星(ウソ!?マジかよ!?)
しかし、雄介の球は微妙に外れていったので、相手はそれを見極めてバットを引っ込めた。
ふと、俺は三塁の方を見てみると、坂本さんはそそくさと塁に戻っていった。
流星(スクイズを狙ったか…今のが外れててよかったものの…この段階で決めようとするとは…練習試合だから、いろんな作戦を試そうってことかな?)
俺はそう思うと、無性に闘争心を掻き立てられた。
次に俺は、インコース全体に的を広げた。
流星(格下に見られているのかどうかわからねぇけど…負けられねぇ!)
俺はそう思って、雄介に強気で指示をした。
雄介は俺の様子に少し驚いたものの、フッと笑ってポーズを取った。
そして…雄介はインコースにストレートを投げた。
バッターは見るだけにとどまった。
球審「ストラーイク!」
球審の高らかな声が聞こえた。
流星(1ボール1ストライク…今度は外に来い)
俺はアウトコースにミットを構えた。
雄介はスロースライダーをきっちりと外角に投げ込み、ストライクを取った。
この時もバッターは動かずにじっと見た。
流星(…こいつはフォーク待ちなのかな?ここで少しハッパかけておくか…)
俺はそう思った後、バッターに声をかけた。
流星「…今何待ちっすか?」
バッター「ん?」
流星「先に言っておきますけど…次、フォーク投げますんで。言ったからには本気ですから」
バッター「!?」
俺はそう言って、雄介に指示を出して、ミットを構えた。
雄介は俺の指示を見て投げる体制に入る前に、すぐに1塁に牽制を入れた。
1塁ランナーはすぐに戻ったため、セーフになった。
流星(さてと…ここでフォーク行きますか)
俺は低めにミットを構えた。
雄介は俺のサインにうなずき、ボールを投げた。
バッターはバットを振ったが…低めにキレのいいフォークが見事に決まり、三振にさせた。
バッター「くそっ!」
流星「言ったでしょう?本気だって…次の打席、待ってますよ」
バッターの去り際、俺はそのバッターにそう言って、揺さぶりをかけた。
流星「ワンナウト!次も締まっていくぞ!」
尚之「ワンナウト!」
茂重「ワンナウト!」
確認を込めてのコールを叫んだあと、俺はポジションに入った。
流星(とはいえ…まだピンチには変わりない…島川先輩でも、多分犠牲フライにされる可能性があるからな…どうにかここはゲッツーか三振にしないと…)
しかし、やはり甲子園優勝校…次の4番、羽丘学園の大黒柱の川添陸さんに初球をたたかれ、犠牲フライで1点を入れられたのだ。
その後の5番バッターはファーストフライで抑え、最初は1-0で先制されることになったのだった…
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戻ること昨日…
花咲川女子学園にて…
香澄「ん~!有咲の弁当おいし~!」
有咲「いつもそう言っているだろ、香澄…」
香澄「だって、本当においしいんだもん!」
…と、ポピパのみんなで、いつものように昼ご飯を食べていたが…
有咲「…てか、なんで他の奴らまでいるんだ!?」
イヴ「お邪魔してます、アリサさん」
こころ「みんなで一緒に食べるとおいしいわね!」
はぐみ「うん!」
沙綾「みんな、これ食べてみて。今日作ったパン」
りみ「ありがと~沙綾ちゃん」
美咲「ありがとうございます、山吹さん」
…と、花女1年生組が、まるで宴会みたいに集まっていたのだ。
もちろん、このメンバーで昼ご飯を食べようといったのは…いや、言うまででもない。
たえ「さぁ、今日はみんなで歌って食べよ」
有咲「いや、これ宴会じゃねぇから!ただの昼ご飯だから!」
こころ「いいわね!このメンバーで一緒に歌いましょう!」
香澄「いいね、いいね!何歌う?」
はぐみ「かーくんたちの曲で歌おうよ!」
美咲「いや、これ宴会じゃないから…それに、戸山さんたちが迷惑ですし…」
沙綾「私はさすがに…」
りみ「休み時間少ないから…」
イヴ「私も、今日は遠慮しておきます…今日はこの後大事な仕事がありますので…」
香澄「えぇ~!?みんなで歌おうよ~。有咲も歌うよね?」
有咲「歌わないっつうの!」
と、わいわい楽しく話していると…
イヴ「…そう言えば、最近リュウセイさんと会ってませんね…一体何しているんでしょうか?」
と、イヴちゃんがポピパのみんなに質問するように言った。
沙綾「流星君は、今野球部の練習にいそしんでいるよ」
はぐみ「そう言えば、夏の甲子園の予選で流星君の高校、準決勝まで行ったんでしょ!?」
りみ「そうだよ~。私たちも応援に駆け付けたんだ~」
はぐみ「いいなぁ~。はぐみも行きたかったよ~」
香澄「でも、流星君、寂しそうだった…」
沙綾「そりゃね…あと一つで甲子園行けなかったんだから…」
と、ポピパのみんなは、俺たちが甲子園の予選の準決勝で負けた瞬間を思い出していた。
その様子を見たイヴちゃんは、こう提案した。
イヴ「あの…明日、リュウセイさんたちの練習見に行きませんか?それでいつものような感じでしたら、カスミさんたちも安心するでしょうから」
香澄「でも、見に行けるかな?」
沙綾「ちょっと、流星君に聞いてみるね」
その沙綾が、俺が明日試合をするという情報を聞いて、ポピパやこころ達に伝えて、みんなで試合を見に行くことになったのだった…
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そして今日…
香澄「あぁ~…1点取られちゃった…」
香澄たちが1回表が終わったところを見て、少し落ち込んでいた。
この日、香澄たちは最初から試合を見ていて、楽しみにしていた。
もちろん、今日来たのはポピパやイヴちゃん、こころ達だけでなく…
彩「でもまだまだこれからだよ!」
千聖「まだ表ですし、1点だけだから、逆転はあるわよ」
…と、花女で俺が知っているメンバーがやってきていたのだ。
それだけでなく…
美咲「というか…相手がまさかの羽丘学園だったとは…」
友希那「えぇ。私たちもまさか今日の試合、流星君たちの高校と試合するとは思ってもみなかったわ」
…今回は羽丘学園の応援に来た友希那さんたちと、蘭さんたちがいたのだ。
蘭「今回はつぐみがいきたいって言ったから来てみたけど…こんな偶然あるなんて…」
つぐみ「ほんと、偶然だね…」
なお、日菜さんに連れられてきた紗夜さんや麻弥さん、江戸川橋高校の女子を虜にさせるために来た薫さん(何しに来てんねん)もいたため、まさかの『CiRCLE』で出会ったメンバーがここで集結していたのだ。
あこ「…あ!けんたくん!」
あこちゃんがそう言った先には、マウンドに上がっている寺原さんが…
香澄「あ!流星君だ!」
香澄が言った先には、打席に入ろうとしている俺がいた。
友希那「もう、早速対決するわね…」
あこ「あこはけんたくんを応援する!」
香澄「私は流星君を応援する!」
…とまぁ、香澄や友希那さんたちの中でも、対立するとは思ってもみなかったけどな…
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流星(…全く…香澄たちの声聞こえるっつうの…)
俺は思わずため息つきそうになった。
かくいう寺原さんも、あこちゃんのこえが聞こえて少し変な汗をかいている様子だった。
流星(さてと…香澄の声援は今はいいとして…寺原さんの球種は高速スライダーにスプリット…タイミングずらす球としてチェンジアップ…高速スライダーはストレートとほぼ同じ速さ…)
俺は右打席に入りながら球種のおさらいをしていた。
流星(初球はストレートかスプリット…入るとしたら外側か…)
俺はいつもの"読み"を頭の中で繰り返していた。
寺原さんが投げてきたのは、ストレート。
俺の予想通り、外角に決めてきた。
流星(やはりストレート…となると、次はスライダーかな?)
と、俺が読んだ2球目は、予想通りの高速スライダー。
インコースに入ってきたが、ギリギリストライクになった。
流星(やっぱり…てことは…釣り球かな?)
3球目…インコース高めのストレートでボール。
流星(オッケーオッケー…それじゃ、叩くとするか!)
俺がそう意気込んだ次の4球目…アウトコース低めのチェンジアップ。
俺はそれを流し打ちした。
ボールはライト線ギリギリのフェアゾーンに入った。
守備が深めに入っていたので、俺は1塁に留まることになった。
流星(ふうっ…フェアになってよかった…)
ふと、俺は寺原さんを見ると、先程より目つきがガラリと変わっていた。
流星(やべ…ギア入ったな…寺原さん…こいつは早めに仕掛けておかないと…)
俺は1塁ベースからかなりリードを取って、盗塁の準備をした。
寺原さんは俺の方をちらりと見た後、河内先輩にアウトコース高めのストレートを入れた。
まぁ、いわゆるウエストボールだったから、俺は盗塁できなかったけどね。
河内先輩に対する2球目は、インコースの高速スライダー。
これも俺は反応しなかった。
3球目に入ろうとしたときには、牽制を入れられ、若干どきりとしたけど…
その3球目のストレートで、俺はスチールを敢行した。
大河「スチール!」
坂本さんの声が聞こえ、それに反応して中村さんが2塁にボールを投げた。
ボールが坂本さんのグラブに収まり、俺とのクロスプレーとなったが…
審判「セーフ!」
…ギリギリセーフになった。
流星(あぶねー…今のはきわどすぎ…よく審判セーフ取ったな…)
俺はふと、今度は坂本先輩の方を見ると、あきらめている様子を見せていた。
多分、今のはどっちとも取れないようなプレーだったから、抗議もできないと判断したのだろう…
どちらにせよ、今のプレーでチャンスが増えた。
逆に寺原さんからすればピンチが増えたため、もっとギアが入ったのだろう…
だって、セカンドからでもオーラが出ているのが見えるし…
結局河内先輩は、チェンジアップにタイミングが合わず、セカンドゴロになった。
続く蓮二は、初球のストレートを打ち、ライトフライに倒れた。
その間に、俺は3塁に進塁し、これでツーアウト3塁になった。
ここで、俺は奇策を考えた。
ここで打席に入るのは、尚之…
尚之が打席に入るとき、ちらっと俺の方を見て、俺はそれを見てにやりと笑い、サインで俺がやろうとしていることを伝えた。
尚之はサインを見た後、特に驚きはせず、そのサインをベンチに伝えた。
流星(尚之…ここは行かせてもらうからな!)
そして、寺原さんが尚之に対して、初球を投げ、中村さんがボールを返した時だ…
俺は…三塁を飛び出した。
三塁手「スチール!」
中村さんも俺のスチールに気が付き、ボールを返すように手を仰いだ。
寺原さんはすぐにボールを中村さんに投げ、中村さんはそれを取って、タッチしようとした。
俺はその様子を見て、一瞬で判断して、体をひねらせて、ホームをタッチした。
その後に中村さんは俺にタッチした。
審判「セーフ!」
…本盗完了。これで同点になったのだった…
いかがでしたでしょうか?
後書きは後編の方で書かせていただきますので、では中編、どうぞ見ていってください!
追記
話の内容を少し変えました。(7/25)
『デートチケット』編、見たい?
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見たい!
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別にいい