今回はのんびり気ままな感じのお話にさせていただきました。
しかも、マッシブさんの『ラブライブ!サンシャイン!〜もう一度輝くために〜』と、テラケンさんのキャラを使った変に豪華な仕様で送らせていただきます!(マッシブさんとテラケンさんには了承済みです。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます)
というわけで、本編どうぞ!
…ある日のこと…
流星「…うん、これで宿題は終えられたな」
香澄「はぁ〜…終わったぁぁ…」
冬の宿題を全くやっていなかった香澄の面倒を見るため、俺や有咲、沙綾、りみりん、おたえで蔵で宿題を見ていた。
りみ「おつかれ、香澄ちゃん」
香澄「疲れたよぉ〜、りみり〜ん」
有咲「全く…やってなかった香澄が悪いだろ…」
流星「激しく同意」
香澄「ガーン!沙綾〜、有咲とりゅうくんがいじめてくる〜」
流星・有咲「いじめてねぇ!」
沙綾「まぁまぁ、今日は頑張ったよ、香澄」
たえ「とりあえず休もっか」
香澄「ありがと〜、沙綾、おたえ〜」
頭から湯気が出るほど真剣に取り組んだ香澄であったが、ここはやはり…
香澄「ねぇねぇ!宿題も終わったから、どこか行かない!?」
お得意のポジティブシンキングが発動した。
流星「行くって…どこに?」
有咲「温泉はどうだ?」
沙綾「お、いいね〜。この時期寒くなってきたから、丁度いいかも」
流星「でも、この時期空いてるところってあるか?」
香澄「うーん…千歌ちゃんの家の旅館やマリーちゃんの家のホテルだったらあるかも」
流星「は!?」
香澄のその発言に、俺は思わず驚いてしまった。
流星「香澄…おまえ、千歌さん達とまだやりとりしてんの!?」
香澄「もちろん!」
そう言った香澄の携帯のSNSの履歴を見ると、たしかにAqoursの千歌さん達の名前があった。
しかも、昨日も9人全員と会話してるし…
流星「…それで、今の話言ったのか?」
香澄「まだ!でも前に次来る時はいつでも来ていいだって!」
流星「は、はぁ…」
その後、香澄が千歌さんに泊まりに行きたいと言ったら、快く受け入れてくれたので、俺らは『十千万』へ2泊3日の温泉旅行に行くことにしたのだった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数日後…
俺らは東京から電車に乗って、『十千万』の最寄りの沼津駅へと向かっていた。
香澄「楽しみだなぁ」
りみ「こうやってみんなと一緒に温泉に行くのって、初めてじゃない?」
沙綾「たしかにそう言われれば…」
たえ「初温泉旅行〜」
香澄「いぇーい!」
と盛り上がっている香澄達の横で、俺と有咲でコソコソと話をしていた。
有咲「…すまねぇな…流星…私があんなこと言ったせいで…」
流星「気にすることはねぇよ。有咲が行きたいって言ったんだから、それで十分じゃね?」
有咲「まぁ、そうだけど…」
流星「旅行だし、気にせずにとことん休もうぜ」
有咲「だな」
電車を乗り継いでいき、沼津に着いた俺らを待ってくれたのは…
千歌「あ!香澄ちゃん!久しぶり〜!」
香澄「千歌ちゃん!久しぶり〜!」
千歌さんと千歌さんのお姉さんである志満さんが迎えに来てくれていた。
流星「お久しぶりです。遠征の時はお世話になりました」
志満「いえいえ。今日はゆっくりしていってね」
流星「ありがとうございます」
俺らは志満さんの運転する車で『十千万』へと向かった。
その道中…
千歌「あ、そうそう、今日はAqoursのみんなと夜くんが手伝いに来てるんだ!」
流星「夜空さんが?」
千歌「うん!ね!香澄ちゃん!」
香澄「うん!この前グループLINEで千歌ちゃんから泊まりに来てもいいって言ったら、みんな手伝いに来るって!」
千歌「それで、夜くんにも伝えたら、夜くんも手伝いに来るだって」
流星「なるほどね…あ、そうだ。今日もう1組来る予定なんですけど、大丈夫すか?」
志満「しばらく貸切状態だから、大丈夫よ」
流星「ありがとうございます」
有咲「ん?誰か誘ったのか?」
流星「まぁ、この後遅れてくるそうだから、その時までのお楽しみってことで」
遠征の時に見た海岸を見ながらたわいもない話をして、あっという間に『十千万』に着いた。
流星「久しぶりだなぁ…」
沙綾「と言っても、3ヶ月とかじゃない?」
たえ「それ久しぶり」
りみ「みんな元気にしてるかな〜?」
と、俺らが『十千万』のエントランスに入ると…
Aqours8人・夜空「いらっしゃいませ!」
迎えに来ていた千歌以外のAqours全員と夜空さんが和服姿で出迎えてくれた。
香澄「曜ちゃーん!鞠莉ちゃーん!」
曜「おっ久しぶり〜!香澄ちゃん!」
鞠莉「久しぶり〜!」
たえ「お久しぶりです、果南さん、ダイヤさん」
果南「お久しぶり。元気にしてた?」
ダイヤ「お久しぶりですわ」
沙綾「お久しぶり、善子ちゃんに花丸ちゃん」
善子「だからヨハネ!」
花丸「善子ちゃん、会ってそうそうそんなこと言わないズラ」
りみ「お久しぶり、ルビィちゃん」
ルビィ「お久しぶり!りみちゃん!」
有咲「お久しぶりです、梨子さん」
梨子「お久しぶり、有咲ちゃん」
流星「お久しぶりです、夜空さん」
夜空「久しぶりだね。今日はゆっくりしていってよ」
流星「お言葉に甘えさせていただきます」
久々の再会に喜んだ俺らは、早速部屋に荷物を置いて、休むことにした。
曜「…あれ?志満さんは?」
千歌「さっき連絡があって、流星くんが呼んだ人達来るから迎えに行ったって」
ダイヤ「誰ですの?」
流星「Aqoursの皆さんだったら一回会ったことがある人達ですよ。あと、夜空さんに会わせたいと思う人も呼んだので」
夜空「俺に会わせたい人?」
流星「すぐにわかると思いますよ」
その人達が来るまでの間、俺らはこれまであったことを互いに喋り合った。
千歌「えー!?」
曜「流星くんと香澄ちゃん達、付き合うことになったのー!?」
流星「ま、まぁ…形上は…」
香澄「形じゃないもん!ほらこうやって…」
流星「ばっ!香澄!抱きつくなって何回言えばわかる!」
有咲「別に減るもんじゃないからいいだろ?」
流星「何かが減る!減るから困ってんの!」
たえ「私は後ろから〜」
流星「おたえもやめろ!」
いつもの茶番劇をありありと見せつけられた千歌さん達は…
千歌「それじゃ、私達も夜くんと付き合おっかなぁ」
ダイヤ「私も、夜空さんとお付き合いさせてもいいですわよ?」
ルビィ「あ!お姉ちゃんずるーい!」
善子「ムーンはヨハネのものー!」
夜空「あはは…」
夜空さんが苦笑いするほど、触発されてしまったらしい。
梨子さんや花丸ちゃん、ルビィちゃんはジト目で羨ましそうに夜空さんにイチャつく千歌さん達を見ていた。
流星「お陰で色々面倒を見なければならず…」
夜空「大変だね、流星くん」
流星「はい…夜空さんも」
夜空「あはは…」
とそこへ、車が止まる音が聞こえた。
千歌「あ!志満姉帰ってきた!」
流星「来ましたか…」
俺らはエントランスへと行くと、そこにいたのは…
香澄「あ!友希那さん!」
友希那「あら、戸山さん達もう着いていたの?」
香澄「はい!」
友希那さん達Roseliaのメンバーだった。
さらに…
健太「やっと着いたぁぁ」
雄介「お疲れ様です、健太さん」
健太さんと雄介が後ろでヘトヘトになっていた。
千歌「あれ!?湊さん!?」
友希那「あら、高海さん、お久しぶりです」
リサ「ヤッホー、みんな久しぶりだね〜。テレビで共演して以来かな?」
曜「リサさん!ヨーソロー!」
リサ「ヨーソロー!あははっ、この掛け声久々にきいたなぁ〜!」
紗夜「ご無沙汰してます、ダイヤさん」
ダイヤ「いえいえ、お気になさらず」
善子「ふっふっふっ、我が同胞よ。我が陣地によくぞいらした。褒めてつかわそう!」
あこ「魔王の同盟である貴殿の城に招待されて、我は喜んでおるぞ!」
燐子「あ、あこちゃん…」
花丸「善子ちゃん、やめるズラ」
善子「善子じゃないし!」
以前にあるテレビ番組で共演したRoseliaとAqoursの皆さんで再会を分かち合ってる一方で…
夜空「て、て、寺原健太さん!?」
健太「あぁ、そうだが…」
夜空「は、はじめまして!静真高校野球部の望月夜空と申します!お会いできて光栄です!」
健太「いやいや…そんな大したことしてないよ…」
夜空「でも!僕は夏の甲子園大会決勝見ていました!かっこよかったです!」
健太「あぁ、ありがとう。せっかくだから呼び捨てで構わないよ。流星から聞いたら、ちょうど同い年だそうだしね」
夜空「そ、そんなことは…」
健太「そんなにかしこまらなくてもいいんだって。今日から3日ほど、よろしく頼むな」
夜空「は、はい!出来れば、野球についても教えていただければ…」
健太「だから大したことしてないって…」
初対面の夜空さんと健太さんの会話は、まるで夜空さんがレジェンドを見るような感じで話していた。
そりゃ、夏の甲子園大会優勝校のエースだもん…
紗夜「とりあえず、今日から3日ほど、こちらでお世話になります。よろしくお願いします」
千歌「ううん!大丈夫だよ!」
こうして、poppin'party、Roselia、Aqoursの3グループと、俺と雄介、健太さん、夜空さんで2泊3日の楽しい旅行が始まったのだった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…1日目は移動で疲れたので、この日はみんなでゆっくり休むことにした。
千歌「それじゃ、みんなでボードゲームやろー!」
香澄「いいねいいね!」
あこ「あこもやるー!」
と、香澄達が盛り上がっている一方で、俺と雄介、健太さん、夜空さんで別の部屋で明日の予定について話し合っていた。
流星「明日どうするんすか?」
夜空「俺的には、沼津市内をまわったり、近くの水族館に行くかな?」
健太「それだけで回れるもんなのか?」
夜空「沼津市内は歩くだけでは2時間くらいですが、各所行きたいところもありますから、結構時間かかると思いますよ?」
雄介「さすが、この土地を知ってるだけありますね」
夜空「と言っても、そう大したものはほとんどないので、どうしようかなと…」
健太「それじゃ、夜空の学校におじゃましようかな」
夜空「え!?」
流星「どうしました?」
夜空「いや、そういうのは事前に言わないと…それに、俺は手伝いで練習に来れないとも言ってますので…」
健太「見学くらいだったらいいだろ。どんなものか知りたいし」
健太さんのその一言に、夜空さんは恐縮しまくっていた。
流星「でも、香澄や友希那さん達はどうするんですか?」
健太「千歌ちゃん達に色々連れて行ってもらうことにしてもらうか…夜空、頼めるか?」
夜空「あ、いや…多分千歌達も『一緒に行く!』なんて言いそうですけど…」
雄介「それだったら、友希那達も連れて行きます?」
夜空「そうなると、俺が多分痛い目に合うと思う…」
雄介「あ…察しました…」
流星「多分、俺らも変な目で見られること間違いないですし…」
雄介「そういや、俺らが遠征で行った時も、香澄達が流星の応援で大声出すと、守さん達すごい目で見てましたから…」
健太「そ、そうなんだ…」
流星「それじゃあ…こっそり抜け出して行く形にします?」
雄介「面白そうだけど…バレた時の反応が…」
夜空「怖いなぁ…」
そんなこんなで話し合っていると…
あこ「けんた君!何してるの?」
あこちゃんがトコトコとやって来て、健太さんの背中に乗った。
健太「あぁ、明日の予定について話し合ってたんだよ」
あこ「どこ行くの?」
夜空「まだ未定だけど、水族館の鑑賞や沼津市内の観光を主にやるかな?」
あこ「それ、すっごく面白そう!」
流星「まぁ、まだ未定だからなんとも言えないけどね」
健太「それで、あこは何しに来たんだ?」
あこ「けんた君も、一緒にボードゲームやろっ!って誘いに来た!」
健太「そういうことか。じゃあ俺はこれで失礼するよ」
流星「楽しんできてくださーい」
あこ「あ、香澄さん達からも流星くん達連れて来てって言われてるので、来てくださいっ!」
夜空「俺らもかよ!?」
雄介「しゃあねぇ…行くとすっか…」
そう言って俺らはゲームに参加したのだが、この後罰ゲームありのトランプゲームで色々際どいことをされて疲れ果ててしまった。
時間もいい感じなので、男4人でお風呂に入ることにした。
流星「ふひぃ…疲れたぁ…」
健太「移動で疲れてんのに、あいつら何してんだよマジで…」
雄介「仕方ないですよ…特に流星なんかね…」
夜空「あれは凄まじかった…香澄ちゃん達が大はしゃぎするくらいだもん」
流星「あれはないって…あれは…」
と、入っていると…
香澄「りゅうくんはっけーん!」
突如、香澄が後ろから飛び込んできたのだ…
流星「香澄!?てか待て待て待て!今俺ら入ってんだぞ!?」
香澄「いいのいいの!こうやって裸の付き合いできるのは今のうちだからさぁ〜」
流星「すぐに別れるわけじゃねぇよ!てか、有咲達もいるじゃん!?何で来てんの!?」
有咲「べ、別にこういうのもいいかなって…恥ずかしいけど…」
流星「恥ずかしかったら来なくていい!」
雄介「え、待って?っていう事は…友希那もいるわけや…」
友希那「いるわよ」
雄介「え!?」
千歌「夜くーん!」
夜空「千歌!?てか、みんなまでいんの!?」
ダイヤ「あら、邪魔でしたか?」
夜空「いえ、何でも…」
あこ「けーんたくん!いーっしょにいよっ!」
健太「あこ達まで来てんのかよ…」
結局、俺らは混浴で温泉をゆっくり入って温まった。
その後、俺らの隣で寝るやつを決めるじゃんけん大会でも白熱を極めて、1日目は旅館で楽しんだのだった…
(後書きは後編に書きます)
『デートチケット』編、見たい?
-
見たい!
-
別にいい